概要
いわゆるバックブリーカー系の技の一種で、この技の創始者はアルゼンチンのプロレスラーのアントニオ・ロッカである。彼がエアプレーン・プレスという技を掛けようとした際、掛けられた相手が暴れて逃げようとした時に相手が仰向けになり、ロッカが相手を固定しようと顎と腿つかんだところ、その相手がギブアップしたというアクシデントから生まれたという驚きの技である。
掛け方
自分の肩の上に相手を仰向けに乗せ、顎と腿を掴み、自分の首を支点とし相手の背中を弓なりに反らせる。
なお、見た目からして豪快なサブミッション技であるが、掛ける側にも負担がかかるため意外と使い手が少ない。
主な使い手
アントニオ・ロッカ | この技の創始者 |
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タイガー・ジェット・シン | この技でアントニオ猪木から奪っている。(1975年のNWFヘビー級選手権試合で) |
坂口征二 | 同じくバックブリーカー系の技のカナディアンバックブリーカー、シュミット式バックブリーカーの使い手でもあった。 |
中西学 | 彼の代表的なフィニッシュホールドの1つで、この技で1999年のG1クライマックスを優勝した(相手は武藤敬司)。また、派生技やバリエーションもある。更にタッグマッチの際、助けに来た相手パートナーに投げつけることもある。 |
ジョジョの奇妙な冒険 | 花京院に化けたラバーソールが「ココナッツバックブリーカー」という技名で使用。 |
キン肉マン | ロビンマスクがタワーブリッジの名でフィニッシュホールドにしている。 |
ラルフ・ジョーンズ、クラーク・スティル(KOFシリーズ | 相手を掴み高く放りあげ、落ちて来たところをアルゼンチンバックブリーカーで受け止めるスーパーアルゼンチンバックブリーカーを使用。クラークは連続で仕掛けるウルトラアルゼンチンバックブリーカーを超必殺技として使用。 |