「安心したまえ、インサーン。別に君の仕事を奪うつもりはない。」
データ
プロフィール:元々は「巨大な脳『先天頭脳』を持ち、成人のIQ平均値が300を超える」という頭の良い宇宙人
強化改造:満点頭脳、氷点触手
特殊任務:バリゾーグ量産化献体地球人拉致作戦
概要
ザンギャックの大科学者(幹部格)。ザンギャックにその高い知能を認められた有能な科学者であり、本国にある専用のラボで人体改造や邪悪兵器の開発のみに没頭するマッドサイエンティスト。
ジョーの先輩、シド・バミックを特務士官バリゾーグに改造した張本人でもあり、その人体改造は「生体部分は全て完全に機械化し、素体となった人物の能力のみを残して反映させる」というものである(つまり一度改造された人間は二度と元に戻る事ができない)。
バリゾーグのメンテナンスのため、ギガントホースを訪れた際、ワルズ・ギルの発案によりバリゾーグの量産を目論み、行動隊長として地球に降り立ち、優れた肉体を持つアスリートを拉致しようとした。
皇帝親衛隊と同様に幹部級と思われる上位の存在で特に皇帝の息子であるワルズ・ギルとも良好な関係であるため、ザンギャックでの地位は高い(ワルズ・ギルが部下の死を嘆き悲しんだのは、彼とバリゾーグのみである)。
同じく科学者であるインサーンは彼に対して敬語を使っていたが、内心はあまり快く思っていなかった模様。
活躍
バリゾーグの様子を見にギガントホースに来るが、ワルズ・ギルの発案したバリゾーグ量産計画の行動隊長として地球に降り立つ。
優れた肉体を持つ人間を拉致する為にボクサーを攫おうと目論むが、そこへ駆け付けたブルーとピンクにゴーミンを差し向け、デンジブルーとデンジピンクに豪快チェンジした2人のデンジアッパーに怯むと撤退を余儀なくされる(その際にバリゾーグの設計図を落としてしまう)。
その後、捕らえた大勢のスポーツ選手をギガントホースに連れ去ろうとするが、駆け付けたブルー以外のゴーカイジャーに阻止される。
両肩の氷点触手からの冷凍ガスで氷漬けにした5人をスゴーミンに砲撃させ、ワルズ・ギルへの貢ぎ物に5人を改造しようとするが、ブルーの参戦によって形勢が逆転してしまい、ライブマンに豪快チェンジした5人に圧倒され、火球で抵抗するもブルーには通用せず、一刀流ソウルブレードを受け敗北。
その直後、巨大化ビームをスゴーミンと共に浴びて巨大化する。
ゴーカイオーと豪獣神をスゴーミンに攻撃させるが、ライブマンの大いなる力によって召喚されたスーパーライブロボにスゴーミンを一掃され、最期は風雷丸の必殺奥義・乱れ桜と豪獣神の豪獣トリプルドリルドリームを同時に受け爆散した(その際に「私の辞書に敗北の文字はない・・・!」と言い残している)。
余談
幹部格であるため、一応行動隊長ではないのだが『スーパー戦隊 Official Mook 21世紀』のvol.11ゴーカイジャーでは肩書が行動隊長になっている。
なお、声を担当した中田氏は過去に『超新星フラッシュマン』と『超獣戦隊ライブマン』で俳優として出演している。その登場回はまさしくライブマンのオマージュと呼べる回でもあった。
また、ザイエンの登場した回はライブマンのイエローライオン/大原丈がゲスト出演した回でもある。