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ヨヨ(バハラグ)の編集履歴

2021-02-14 14:02:29 バージョン

ヨヨ(バハラグ)

よよ

スクウェア・エニックスのSRPG『バハムートラグーン』のキャラクター。

概要

カーナ王国の王女であり、主人公ビュウの幼馴染。ゲーム本編では18歳の設定。

ビュウとは仲が良く、恋人同士が訪れる「思い出の教会」に行ったりとお互いを想い合う中だった。

周囲の人間(幼い頃からのヨヨに仕えていたマテライトですら)も何だかんだで「ビュウと王女が一緒になるだろう」というような想像はしていたらしく、国内ではほぼ公認カップルであった(ただし小説版においては、ビュウはヨヨを妹のように扱っているフシがあるなど、当人たちがどのような感情を抱いていたかは、受け手によって様々に解釈される)。


神竜と心を通わせるというドラグナーの血を引いていたため、カーナ滅亡と同時に敵国グランベロス帝国の皇帝サウザーに連れ去られ、以来数年間は牢屋の中で軟禁生活を送ることになる。


悪女と呼ばれる理由

彼女の話題となると切っても切れないのが悪女という言葉。

行動や台詞等、何もそこまでせんでもいいじゃないか!!と言いたくなるほどのイベント・演出の数々により、実際にゲームをやった事のある人にもやった事のない人にも、下手をするとバハムートラグーンを知らない人も「聞いたことがある」ぐらいには知られている。


何故悪女と呼ばれているのか

  • ビュウとは恋人同士なのだが、敵国に捉えられそこで出会い親切にしてくれたパルパレオスに長い孤独な軟禁生活の果てに心変わりしてしまう→ストックホルム症候群 (小説版ではビュウはヨヨを妹だと認識してヨヨはビュウを兄だと思っていて恋人の関係ではない)
  • しかもほとんど惚れる描写も描かれていないためパルパレオスのどこに惹かれたのかプレイヤーには分からない(ただし、長い孤独な軟禁生活でヨヨは精神的に追い詰められいたので何か縋るものが必要だった事は容易想像出来る)。→サラマンダーより、ずっとはやい!!
  • 救出された直後はビュウに対していかにも思わせぶりな態度をとるのだが、敵将のパルパレオスと合流時の台詞からして「おねがいビュウ……私の大切な人なの……」と言い、その後ビュウへの冷たい言葉とパルパレオスとのイチャイチャ描写が続く→おとなになるってかなしいことなの……。 (小説版だとビュウを兄だと慕っている為この行動は自然と言える)
  • 仲間になったパルパレオスと艦内(主人公達は基本的に空飛ぶ戦艦内で移動・生活している)で人目も気にせずイチャイチャしている→かつては神竜の怨念で苦しんでいたのだが、克服したはずなのに苦しそうな声が聞こえてくる
  • 態度をハッキリさせず、半ば風見鶏のような信用のおけない立ち振る舞い→パルパレオスの様子次第では会議を放り出す、周囲の仲間をいきなり蔑ろにする (パルパレオスの様子次第では会議を放り出す事に関しては小説版で彼女が幽閉されてた時パルパレオスが正義感や同情心から親身になってお話してあげたり、毎日一緒に食事を摂っておりストックホルム症候群の事もあるため彼女にとってはパルパレオスを優先してしまう事もやむを得ないとも考えられる)
  • パルパレオスとベッタリになった様子をビュウの目の前で見せつける→ビュウを昔の男として割り切った態度ではなく、その行為に悪意がない、天然で他人を困らせるタイプ (これもヨヨはビュウを兄だと認識してビュウはヨヨを妹として認識してる為別に悪いとは思えない)(小説版では18章より前にヨヨがパルパレオスを好きになってる事をビュウは「それが彼女の考えであり、『答え』だ。俺は何も言わんさ」といった感じにパルパレオスを好きになる事を認めている)
  • 神竜アレキサンダーの行く末をヨヨにゆだねるという周囲の者が絶対逆らえない状況で(ただし、作戦の成否に世界の命運がかかっているため手段を選んでいられる状況ではなく、作戦の成功率を少しでも高めておく必要があった)、ビュウに単なる仲間ではなく過去の大切な思い出の人としての協力を求めた(あくまでも過去の大切な思い出の人なので、当然よりを戻そうとしたわけではない)→「私、ビュウには嫌われてる……私がいる事でビュウを嫌な気分にさせてしまう……それは判っているの……でも……貴方はやっぱりわたしの大切な人なの!」(彼女にとってビュウは都合の良い男ではなく大切な兄的な存在であるためこの行動も理解できる)
  • その後、ビュウへは「ありがとう」の感謝の言葉もない

彼女の行動には共通点がある。それは身近で彼女を支えてくれる人々を大事にしない事である。帝国の手から救助して貰った時にしばらくはそのありがたみもわからなかったと本人が言っているが、しかしそれで何か変わったかと言うとそうでもなかった。


本作では、チャプターの合間に自由行動パートがあり、メンバー同士の人間関係が腹11分目になりそうな勢いで赤裸々に語られる。その中で主要メンバーを中心に最初はヨヨのことを支えヨヨのために戦おうとした者たちが少しずつ次第にだが確実に愛想を尽かす様子が描かれている。ヨヨに最も近い人々ほどその傾向は強かった。


スクウェア三大悪女の筆頭として現在でも語り継がれている存在ではあるが、一つ言えるのはヨヨの行動・言動だけでこのゲームを語り、彼女のセリフが乱用される事に眉をひそめるバハムートラグーンファンもおり(もちろん全員ではない)、ヨヨのみで「クソゲー」だの「シナリオが糞」と安直に判断して欲しくは無いという事である。


ヨヨが愛した人は誰なのか

ヨヨは昔、仲の良かったビュウを振ってパルパレオスと一緒になった。


これだけ聞くとヨヨの件に関してはビュウが一番の被害者と思われがちだが、見方によってはパルパレオスこそが真の被害者という意見もある。

プレイヤーはビュウ視点でバハムートから「ヨヨの中でお前はとても大切されていた、だがそれは思い出の中だけだ」と言われ既にビュウに対して愛情はなくなったことを知りえるのだが、それではヨヨはパルパレオス一筋だったのだろうか?

というのもヨヨを精神的な部分で支えたのは間違いなくパルパレオスなのだが、本編で一度たりともヨヨに対して「愛している」という類の発言をしていない。 例の思い出の教会直後こそ幸せそうなものの次第にヨヨと共にいる時間が減っていく……また、ビュウに対してヨヨの件で嫉妬・羨望・罪悪の念を抱いている描写、教会以降一度たりともビュウに話しかけない(ふられた直後のビュウに対し「ヨヨのことは私に任せてくれ!」と言うがそれだけ)。 果たして彼はヨヨに愛されていたのだろうか?


最終的にパルパレオスは、マテライトが言う所の「一番やってはいけない責任の取り方」、すなわち暴徒に自ら暗殺されることで人生の幕を下ろす。この瞬間にヨヨは寒気がしたという。しかし、それを感じ取ってグランベロスに探りを入れる様子も無く、それっきりで終わるのである。この瞬間、パルパレオスも捨てられたと考える事も出来てしまい、彼女と関わった男が誰一人として幸せを手にしていないということになる。


エンディングでの「グッバイ、ヨヨ…」はそれだけに色々と深みを持つ発言なのである。

はたしてヨヨは本当は誰を愛していたのだろうか?その答えは誰にもわからない。


彼女へのフォロー

彼女は神竜らの怒りや憎しみの心を何体分も抱え込んでおり心身を蝕まれている状態であり何度も死の淵まで追いやられたりするが中盤以降ではある程度の克服はするにしても本来なら自我が壊れても仕方がないレベルの苦痛や苦悩を意図せずに背負わされた人物であり、そして祖国の滅亡・父親の死・長年の拘留といった数え切れぬトラウマを抱えており紛れもないストーリー上の被害者であることも忘れてはならない。


そもそも彼女一つ見ても仕方のない部分がある。

初恋に囚われた男と初恋を思い出にし、新しい世界で別の幸せを見つけた女……よくある話でありヨヨの決断はある意味現実的である。ただこの恋愛観の差は当時プレイした子供だった人たちには余りにもショックが大きすぎて強すぎたのだ。


ビュウはバハムートと共に空を駆け巡り、パルパレオスは死を迎える。

これがヨヨに対する天罰と取るかは人それぞれであろう。


前述の通り小説版ではかなりのフォローが入っており原作をプレイした人もこの機会に読んでみれば彼女の心境も理解できるかもしれない...


テーマ曲『ヨヨのテーマ』や『ヨヨと神竜』は人気が高い。


ステータス

ジョブはワーロック。攻撃魔法と回復魔法、補助魔法を使いこなす器用なジョブ。

特に補助魔法の「ビンゴ」はきわめて強力。

序盤は器用貧乏の感が否めないが、ストーリーが進むと神竜が召喚できるようになり、強力な攻撃手段となる。

キャラは嫌われていてもユニットとしては強力なため、ほとんどのプレイヤーが前線に出す選択をする。


ストーリー後半になると、ジョブがワーロックからドラグナーになり、グラフィックも変化する。ステータスも大幅にアップし、特にMPと魔力は味方で最大になる。

主人公ビュウを差し置いて、唯一ジョブチェンジを果たすキャラである。


加入時(LV10)…HP815 MP118 こうげき12 ぼうぎょ21 すばやさ18 まりょく43


レベル99(ワーロック)=HP2788 MP152 こうげき50 ぼうぎょ88 すばやさ74 まりょく174

レベル99(ドラグナー)=HP2987 MP167 こうげき56 ぼうぎょ102 すばやさ81 まりょく181

  • 算出は「キャラクターのレベルに応じた基本ステータス×クラス補正」という計算式になっており、ドラグナーのクラス補正はワーロックの完全上位互換になっているので、このような強化がされる。つまり、クラスチェンジのタイミングに注意を払う必要は全くないため、自分のペースで育成しよう。
  • なお、ドラグナーになることでMPが若干だが増加することへの影響はかなり大きく、召喚魔法をMP補給なしで1発多く放てるケースはけっこうある。難関マップに出撃させていると、この1発の差が補充の手間をかなり省き、けっこうストレスフリーになったり。

▼1枚目がワーロック、2枚目がドラグナー

ワーロックドラグナー


余談

その見事なまでの寝取られようはまさにみんなのトラウマと言えるだろう。

しかもこのゲーム、主人公とヨヨ(とドラゴンたち)しか名前変更が出来ないというトラップ付きで、それぞれに自分と好きな人の名前を付けてしまったが為に致命傷を負った人も大変多かった。


ビッケバッケは「好きな人の名前ドラゴンにつける」よう助言していた。


ちなみにカーナ王国国王は即位と同時に個人名を捨てて『カーナ○○世』と名乗るという設定があるのだが、ヨヨに関してはゲーム中ではそのまま。


かつてビュウと将来を誓い合い、そして後にパルパレオスと将来を誓い合い直した場所「思い出の教会」を2周目以降、雷属性攻撃で粉砕する(ゲームシステムとして建造物を雷属性攻撃で破壊することが可能)のはプレイヤーのお約束になっている。


ちなみに誕生の経緯はスタッフの失恋なんだそうな。

誤解を恐れず言うなら、ある意味ではリア充が爆発した副産物とも言える。


そんなわけでpixiv投稿作には糾弾したり鬱憤を晴らしたりするヘイト創作もそれなりにある。


関連イラスト

ヨヨさま

センシティブな作品バハラグのヨヨさま


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