概要
吹替:玄田哲章
スプリンターセルシリーズで一貫して主人公を務めている。
元Navy SEALs Team3とCIA所属のNSAの秘密部隊、サード・エシュロンの工作員。
40代でありながら、高いスキルを持った工作員であり、英語、スペイン語、ドイツ語、ロシア語、韓国語、中国語、アラビア語、ビルマ語、グルジア語、ペルシア語を習得しており、当時40代でありながら、現役で任務を務めており、60代になっても未だに現役で任務に派遣されている。
格闘技クラウマガを習得しており、コンビクション以降は銃の構えにC.A.R.システムを取り入れている。
ただし、スプリンターセルのリアルなゲーム性故にMGSシリーズのスネークなどと比べるとかなりひ弱であり、銃撃を浴びると直ぐに死んでしまう。(最も、単独で戦車を撃退できるスネークが異常すぎるだけだが。)
だが、路線変更を行ったコンビクション以降はそれなりに頑丈になり、体力も自動回復するようになった。
彼はMGSシリーズのスネークと違い、場所毎に迷彩を変えることはできないが、彼は暗闇では絶対に見つからない(見えてるだろ、という状況でも見えない。)卓越したステルス技術を持っている。
作品を重ねるごとに彼のクライミング技術はかなり高くなっていき、コンビクション以降は猿もビックリなほど高速で高所を移動できるようになった。
作品ごとに年を取っているはずがアクションがどんどんスタイリッシュになっていったため、海外のファンからは「作品を追うごとに若返っている。」とまで言われている。
家族には先立った妻と娘のサラ・フィッシャーがおり、後に事件に巻き込まれ利用されることになる。
コンビクションから登場した親友のヴィクター・コステはSEALs時代からの戦友であり、フィッシャーが敵に連れ去られた際に単独で彼を救出しているタフガイであり、ブラックリストでは彼にインドネシアで手に入れたカランビットナイフをプレゼントしている。
実写版ではヴェノムやマッドマックス怒りのデスロード等で有名なトム・ハーディが演じると予告されている。
レインボーシックスシージ
2020年のアップデートで攻撃側オペレーターの「ゼロ」として追加された。
レインボーの教官の一人として雇われ、フィンカの父親と面識があるとのこと。
シージの年代は現実世界と同期しているため、2021年時点で58歳である。
従来の作品で使用していたFN Five-seveNとコンビクションで登場したSC3000の.300BLKに使用弾薬を変更した発展型のSC3000KとMP7を所持しており、Five-seveNは上述のC.A.R.を意識し、腰撃ち状態では斜め構えになっており、近接攻撃ではブラックリストでコステから貰ったカランビットナイフを使用している。
スキルに関しても従来作品でSC-20Kから発射して使用できたカメラが元ネタになっており、レーザーサイトはサムの装着しているゴーグルの光がモチーフになっている。
2013年のブラックリスト以降、スプリンターセルシリーズの続編が出ていないため、知名度向上とファンサービスも兼ねたゲスト出演と言える。
ちなみに日本語版の吹き替えに玄田哲章は起用されていない。
ゴーストリコンシリーズ
ゴーストリコン2はカオス・セオリーと同じ時間軸で動いているためストーリー上につながりがあり、片方をプレイするだけではわからない部分がある。
ゴーストリコンワイルドランズにゲスト出演し、「バンダナを巻いた単独潜入好きの男」の引退を聞いて残念がるシーンがあり、続編のブレイクポイントでは「スネークイーターと呼ばれていた。」等と触れているが、これは先にMGS3のおまけゲームである猿蛇合戦でステルスTPS繋がりで「サムかゲイブに任せればいい」というセリフの一種の返答であると同時にMGS4でのソリッド・スネークの急激な老化による引退とメタ的なMGSシリーズの続編がもう作られないという意味のトリプルミーニングであると思われる。
ちなみにパンドラトゥモローでは敵兵を尋問すると「俺を揺らしても武器の弾は出ないぞ。」と言った小ネタも存在する。
ワイルドランズに登場するボウマンは旧友であり、ミッションクリア直後に1時間後に大量破壊兵器が盗まれた可能性があり、もう一つ新たなミッションがあると伝えられ「まったく……」の一言で承諾していた。
ちなみにフィッシャーの年齢はワイルドランズの2019年時点で56歳、ブレイクポイントでは62歳であり、還暦を迎えてなお現役である。
使用銃器
FN社の5.7mm弾を使用するサイレンサーとレーザーサイトが装着されたピストルで、初期の四作品では版権回避のためか「SCピストル」という名称で登場しており、コンビクションでMk23に代わるまでサードエシュロンで採用されていた。SCは「スプリンターセル」の略。
コンビクションでは名称がSCピストルではなく、実銃名のFive-seveNに変更された。
初期の作品ではだるま型トリガーガードのプロトタイプが、コンビクションからレインボーシックスシージまではサプレッサーが内臓されたUSGモデルが使用されている。
ただし、コンビクションとブラックリストでは微妙にトリガーガードの形状が違う。
ゴーストリコンブレイクポイントではサイレンサーで銃身が延長されたのSC-IS HDGが登場している。
親友であるヴィクター・コステ曰く、「フィッシャーのお気に入り」。
ちなみに、PS2の無印のスプリンターセルでは誤ってアイコンがベレッタ92Fになっている。
FN社のFN F2000がモデルだが、Five-seveNと違い、名称はSC-20Kのまま続いている。
無印スプリンターセルのCIA本部のミッションで仲間が隠したものを使用したのが最初であるが、そこでは原語版では字幕で「SC-20K」と書いてあるものの、音声では「F2000」と言われている。
グレネードランチャーが装着されているが炸薬を使う物ではなく、スティッキーカメラや気絶させるためのゴム弾、スモークなどを使用するもので、セミオートで固定されておりあくまで銃撃戦用ではなく工作用のアサルトライフルになっている。
また、スナイパー使用やアンダーバレルショットガンを装着できる作品もある。
初期の作品ではそのままF2000のデザインが使われていたが、作品によっては伸縮ストックが装着されていたりする場合がある。
後継の銃としてコンビクションではSC3000という改良型が登場し、ベースがF2000タクティカルになっている他、マガジンがMR-Cの様な架空デザインになっている。
ブラックリストではSC4000というフォースエシュロン用の架空デザインの発展型が存在している。
上記のレインボーシックスシージではスコープとランチャーを外し、弾薬を.300AACBlackout弾仕様にしたSC3000の発展型であるSC3000Kが登場しており、実銃とは異なり排莢が真横になっている。
ちなみにゴーストリコンアドバンスドウォーファイター2(PS3/XBOX360版)では伸縮ストックの物がSC-20Kとして、ブレイクポイントではSC-20Kという名称で架空デザイン無しのF2000タクティカルが登場しており、SC4000も登場している。