稀血
まれち
「猫に木天蓼 鬼には稀血」
概要
鬼滅の刃に登場する用語、もしくは現実の言葉で100万人に1人程度以上の血液を指すのだが、現実の稀血は無名で、鬼滅の用語としての方が有名な為に調べても現実の方はまともに出てこない(その為に、検索予測で「稀血 (鬼滅用語)」が並ぶ中「稀血 現実」なんて事が起きている)。
鬼は人間を食べれば食べる程に強くなっていくが、生き物の血には種類・系統があり、その中でも稀血と呼ばれる珍しい系統の血の人間は、その肉体や血の栄養価が極めて高く、1人食べるだけで50~100人分の人間を食べるのと同じだけの栄養を得られる。それ故に稀血の人間は鬼を引き寄せて、狙われやすい。
これは現代で言えば血液型の事である。血液型は実に数百万種はあるとされている。
血液型は、両親の組み合わせや確率によって変わるので必ずしも遺伝はしない。その為に、下述する人物も兄弟及び姉妹がいるが、兄弟姉妹達に稀血は現れていない。
稀血の作中人物
現在判明しているのは以下の2名である。
許容限界を迎え、多くの人間を喰えなくなった響凱に目をつけられ、攫われた一般人の稀血の少年である。炭治郎によって救出された後は、鬼から自らを守る術がない為に、炭治郎の鎹鴉から藤の花の香り袋を手渡された(実際は鴉の体内から吐き出された)。
稀血の中でもさらに希少な血を持ち、より強い鬼である程に強い酩酊状態に陥らせる強力な稀血を持っている。その威力は少し血を流しただけで上弦の壱である黒死牟さえも酩酊する程であり、それ故に実弥は戦闘の中で傷を負えば負う程にアドバンテージを得られる。
彼は身体中に多くの傷跡が残っており、さらに傷は度々増えているが、これは幼い頃から自身の自傷による出血を利用した戦闘を繰り返してきた為である。
鬼を引き寄せてしまう稀血を逆手にとって、自傷する事でわざと鬼を引き寄せ誘惑したり、酩酊効果で酔わせながら戦いで無力化する事で日の光に当てていたと思われる。
鬼の禰豆子を連れている炭治郎を許さず、御館様の目の前で禰豆子の鬼としての本性を煽る為に、禰豆子を傷つけた上で自らの腕を切って、血を流す事で禰豆子が所詮人喰い鬼である事を証明しようとしたが、稀血の誘惑よりも禰豆子の『人を襲わない』という強い意志の方が勝った結果、失敗に終わった(上述したように、鬼の中でもトップクラスの存在である黒死牟にも影響を及ぼす程の濃度の稀血なので、逆に禰豆子の意志の固さをより証明する結果となってしまった)。