ギガロ
ぎがろ
CV・スーツアクター:高橋利道
概要
本作の敵組織・ジャマールの3幹部の1人で、合成獣軍団の軍団長を務める。後述の経緯から首領ガオームへの忠誠心は極めて厚く、やや短気ながらも仲間想いな一面を見せることもある。
手にした遺伝子採集銃ギガローダーは武器としてのみならず、生体改造にも活用される。またこれ以外にも緑色のマントを自在に操る他、クジラの口のような形状をした頭部からは光弾やガスなどを放つ事も可能で、物語中盤での強化改造を経てギガスレッドと呼ばれる捕縛技も会得している。
人間の姿に化けることもでき、第14話では骨董品屋の店主、第34話ではペット(異世界生物のモジャ)売りの男として、自ら作戦遂行に当たっている。いずれの場合もCV・スーツアクター担当の高橋自身が素面で演じており、後者では素顔のままのアクションも披露している。
元々はガロア次元に住まう脆弱な生物で、「狩り」の標的として追われ瀕死の重傷を負いながらも、その際に抱いた強い憎悪に目をつけたガオームに拾われ、ジャマールの一員となった。
後に本来の魚の骨のような弱々しい姿から、ガオームの為に強くなろうと様々な生き物の遺伝子を自らに融合し続け、現在の姿になっている。
結末
物語終盤の第46話では、自身の身体にさらなる強化改造を施し「ファイナルギガロ」へと変化。白と赤を基調とした、甲殻類を思わせるより屈強な姿へと変貌を遂げた。
ガオームの命により、ジャマールホール完成のためのエネルギー確保のためシュヴァルツと共に出撃し、拓也不在のビーファイターと交戦。ジースタッグとレッドルの昆虫パワーをも奪取して変身不能とし、一度は窮地に追い込んだ。
その後のビーファイターとの再戦では、完全復活したブルービートと相まみえ、その中でも徹底したガオームへの忠誠心を示した上で、スーパーファイナルブローの直撃を受けてなお立ち上がる執念深さも見せつけた。しかし忠誠の対象たるガオームからはここで見切りをつけられたのか、残りの生命エネルギーをジャマールホールを作り出す為に吸い取られてしまい、元の脆弱な姿へと戻った後に骨となって消滅するという、報われない最期を迎えてしまった。
その哀れな死に様は、これを目の当たりにしたジェラの、ジャマールからの離反という事態を招く事ともなった。
最終回である第53話(特別編後編)では、ジャグールにより呼び出された悪の魂のひとつとして登場。ガオームやブラックビートなど、他の悪の魂がジャグールに吸収される中で彼のみが、レッドルの乱入で儀式が中断された事もあってか取り込まれずにおり、これが結果的にビーファイターたちの逆転の糸口を掴むきっかけとなった。