概要
1951年6月29日生まれ。宮城県出身の俳優で、ジャパンアクションクラブ(現在のジャパンアクションエンタープライズ)に所属していた。
作曲家・ピアニストのMasaki.は息子。
元々俳優を目指しデビューしたが、アクマイザー3のザビタンでスーツアクターを経験して以降は東映作品を中心にスタント俳優やスーツアクターとして活躍。
特に1970年代後半から1990年代半ばまでの東映特撮ではレギュラー・ゲスト問わず敵役の俳優としてお馴染みの存在となっており、メタルヒーローシリーズには顔出し・スーツアクター合わせて宇宙刑事ギャバンから重甲ビーファイターまでの12作品に出演し同シリーズ出演者では最多の参加本数である(超人機メタルダーと世界忍者戦ジライヤは仮面ライダーBLACKと仮面ライダーBLACKRXにレギュラー出演していた時期と被っていたので未出演)。
氏の現役当時は現在ほどスタントマンやスーツアクターが個別で注目されない時代でありバラエティ番組等で見掛ける機会は少なかったが、『ウッチャンナンチャンの誰かがやらねば!』内のコント「ウッチー・チェン」シリーズの一つ「ウッチー・チェン登場(映画プロジェクトAのパロディコント)」では敵の刺客役を演じ、主人公ウッチーを演ずる内村光良との激しいアクションを披露した(同番組のコントで激しいアクションを伴うものにはJACの俳優が出演しており、その関連だと思われる)。
他、若手時代から時代劇に出演しており殺陣や乗馬もこなす。
後述するが現役引退後は幾つかのバラエティ番組に出演する事になる。
本業声優に引けを取らない吹き替え演技にも定評があり、スーツアクターとして参加した作品で自身が演じたキャラクターの声優も兼任する事が多かった(スーツアクター兼声優というのは氏がアクター現役時代の東映特撮では頻度は多くないものの普通に行われていた事であり、有名どころでは同じJAC所属だった岡本美登もこのパターンに相当する)。
その演技力の高さからか『仮面ライダーBLACK RX』ではガテゾーンの声優(スーツアクターは北村隆幸)として抜擢され、スーツアクターとしてはジャーク将軍役(こちらは加藤精三が吹き替え)として登板したパターンもあった。
また、スーツアクターとして参加している作品でもゲストの人間やゲスト怪人の人間態を別で演じたり、『重甲ビーファイター』のギガロや『超光戦士シャンゼリオン』の闇神官モードスの様に敵幹部のスーツアクターとCVは勿論、人間態まで全て自身が演じるパターンもあった。
このため、『仮面ライダーBLACK RX』では登場怪人のキューブリカンとシュライジンの人間態を演じた際に自身が吹き替え担当しているガテゾーンが素面の高橋を横に紹介や会話をしているという不思議な現象が起こっている(このようになった理由として、当時の東映特撮はオールアフレコが基本だった事も起因していると思われる)。
特撮作品のスーツアクターとしては超光戦士シャンゼリオンの闇神官モードスを最後に一線から退き、それと前後して俳優業も引退し一般職で働いていたようだが(現役引退直前の出演作はシャンゼリオン及び長渕剛主演のドラマ『ボディーガード』とされている)実子たちが成長し独り立ちしていったのを気に自身の妻から自由にしていいと許されてからは2018年のドラマ『妖ばなし』での誘拐犯リーダー役を封切りに俳優として復帰しファンとの交流イベント等に精力的に参加し、クイズ番組『脳ベルSHOW』等のようなバラエティ番組にも積極的に参加している。
また、息子Masaki.企画のイベントにもゲストとして参加、同じ位息子企画の舞台『音楽旋士☆メロディマン』の「ダーク将軍」役で舞台作品にも復帰した。
主な役
バラオム(仮面ライダーBLACK)声・スーツアクター
ガテゾーン(仮面ライダーBLACKRX)声の出演
ジャーク将軍(仮面ライダーBLACKRX)スーツアクター
ギガロ(重甲ビーファイター)声・スーツアクター ※第14話及び第34話ではギガロの人間態として顔出し出演
闇神官モードス(超光戦士シャンゼリオン) 声・スーツアクター ※第23話ではモードスの擬態した裁判長役で顔出し出演
ダーク将軍(音楽旋士☆メロディマン)