「オレはシュライジン!クライシス帝国の四国空母化作戦、キサマごときに邪魔はさせんぞ‼」
概要
『仮面ライダーBLACK RX』第34話「四国空母化計画‼」に登場する阿修羅をモチーフとした最強の怪魔ロボット。
元々はガゾラゲゾラと共に“瀬戸大橋爆破作戦”に投入すべく製造されていたが、完成が間に合わなかった為、作戦には参加できなかった。完成後に瀬戸大橋爆破作戦の失敗を受けてダスマダー大佐が立案した“四国空母化計画”にガテゾーンと共に協力する事になり、作戦に必要な人材である念動力を持つ子供達を誘拐すると洗脳を施してアジトで特訓を施していた。
老紳士の人間態の姿を持ち、それぞれに三叉の槍、三鈷杵型の短剣(いわゆる三鈷剣)、鎌などの武器を持つ6本の腕を巧みに操り、印を組んで拳から岩盤をも溶かす程に強力な白い溶解泡を放出する能力を持つ。また、地中を移動できる能力を持っており、地中からの奇襲攻撃を得意としている。
子供達の救出の為にアジトへと乗り込んできた南光太郎を迎え撃つも、直後にロボライダーに変身されると力の差は歴然であり、そのパワーに一方的に圧倒された上にボルティックシューターで腕の1つを吹き飛ばされ、RXキックで吹っ飛ばされた所にリボルクラッシュを受け爆散した。
「最強の戦士」との触れ込みで、ガテゾーンがジャーク将軍に作戦計画を延期して投入することを進言したほどの自信作であったが、最初からロボライダーが相手だったとはいえ、殆ど手も足も出ないレベルで完敗している。彼もまたクライシスの怪人達にありがちな「最強」の看板倒れの典型にすぎなかった。
もっとも、相手が悪かったことも事実なのだが・・・・
余談
人間態を演じた高橋利道は第2話登場のキューブリカン以来、二度目の顔出し出演。
キューブリカンの時と同様に、こちらも高橋が吹き替え担当しているガテゾーンがシュライジン人間態と会話している場面があり、メタ的には高橋が声優をしているキャラが高橋本人に話し掛けている少々ややこしい状況になっている。
武器の三叉槍と三鈷剣は、後に第35話登場の怪魔妖族・ウィル鬼や第38話登場の怪魔妖族・天空の武器にそれぞれ流用されている。シュライジンもデザイン的には怪魔妖族寄りのため、違和感が薄い。
また本回で飛び出した「四国はこの仮面ライダーBLACK RXが守る!!」というセリフはファンの間で度々ネタにされており、俗に「四国絶対安全都市宣言」とも呼ばれる。故にゴジラが唯一四国に上陸しなかった理由とか言われている。
関連タグ
仮面ライダーBLACKRX クライシス帝国 怪魔戦士 怪魔ロボット 阿修羅
ガーラガーラ···本作の11年後の東映特撮に登場した多腕怪人。モチーフ元はインド神話のカーリー女神だが、ガーラガーラ自身はシュライジンと同様に男性キャラである。