概要
漫画『BLEACH』完結記念のラストノベライズ第二弾として発表された小説。全3巻。
作者は過去にスピンオフ小説『BLEACH Spirits Are Forever With You』を執筆した成田良悟。
最終章の千年血戦篇からから半年後に発生した騒動について、原作では影の薄かった九番隊副隊長・檜佐木修兵を中心に据えた群像劇の形式で描かれる。
原作本編で最後まで明かされなかった尸魂界の成り立ちや世界の謎等に言及されており、『BLEACH』の世界を深く理解したいなら必読の作品となっている。
あらすじ
「見えざる帝国」との戦いから半年—―世界は平穏を取り戻しつつあるかに思えたが、未だ戦いの火種がくすぶり続けていた。
四大貴族の一角・綱彌代時灘による“霊王”を巡る目論み。霊王宮から盗み出された斬魄刀「已己巳己巴」を与えられた謎の子供・産絹彦禰。現世で話題の新興宗教「XCUTION」。集まり始める死神、破面、滅却師、完現術者。三界にわたる新たな闘争が始まろうとしていた。その戦いの鍵を握るのは、九番隊副隊長・檜佐木修兵。死神の矜持を持って彼は征く…!!