ライトロードは、遊戯王OCGに登場するカテゴリーの一つ。
概要
種族は異なるものの、属するモンスターは共通して光属性を持つ。外見は白を強調してるカードが多い。
ライトロード最大の特徴はデッキの上からカードを墓地に送る効果を持つカードが多い事。この効果は墓地肥やしを利用するデッキにとっては相性が良い。
共通効果
ライトロードのうち7種類と裁きの龍が以下の効果を持つ。
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り(場合)、
自分のエンドフェイズ毎に、デッキの上からカードをn枚墓地に送る。
テキストに「限り」と「場合」の違いはあるが処理は変わらない。
デッキから墓地に送る枚数はカードによって異なり、2~4枚までのいずれかとなる。
特徴
墓地に送ったライトロードは、ライトロード・サモナールミナスの効果や専用の永続罠「閃光のイリュージョン」での蘇生が可能。また、ライトロード・ハンターライコウはデッキから墓地に送られると自分フィールド上に特殊召喚される。
さらにライトロード・エンジェルケルビムはライトロードをリリースしてアドバンス召喚した場合、フィールド上のカード2枚を墓地に送ることができる。
ライトロード・ドラゴングラゴニスは墓地にいるライトロードの種類分攻撃力を上昇させ、貫通効果を持つ。
以上のように展開力に優れ、さらには墓地にライトロードが多いほど攻撃力も高まるモンスターたちである。
他のライトロードも戦闘をサポートする。ライトロード・ウォリアーガロスは単体では攻撃力1850のモンスターだが、カードを墓地に送る効果を持つ他のライトロードが存在することでドロー補助と墓地送り効果を発揮する。
ライトロード・パラディンジェインは自己強化能力を持ち、基本攻撃力は1800だが自分のターンには攻撃力2100のモンスターとして運用が可能。
ライトロード・マジシャンライラは攻撃表示から守備表示にすることで相手フィールド上の魔法・罠カード1枚を破壊する。
ライトロード・ハンターライコウはリバース効果によりフィールド上のカード1枚を破壊できる。
ライトロード・モンクエイリンはダメージ計算前に相手の守備表示モンスターをデッキに戻し、再利用を封じる。
そして墓地に送られたライトロードの種類が4種類以上になった時、裁きの龍の特殊召喚条件が満たされる。3000の攻撃力とライフポイントを1000支払うことで自身以外の全てのカードを破壊する強力な効果を持つ。
すなわち、しっかり運用できれば序盤はライトロードの効果でカードを墓地に送りつつ相手のカードを破壊。中盤から終盤にかけては裁きの龍で相手のカードを悉く破壊して止めという事になる。
しかも裁きの龍を出せるのが、最短だと先攻→相手のターン→自分のターンの3ターン目で出せる速効性の高さがこのカテゴリーの強みである。
なお、裁きの龍に頼らずとも、展開力と除去能力で相手にほとんど何もさせずに押し切ることもできる。
ただし、墓地を利用するため除外には弱く、永続罠「マクロコスモス」は天敵。