プロフィール
生没 | 天文16年-天正11年4月24日 | ||||
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生没(西暦) | 1547年-1583年6月14日 | ||||
出身地 | 尾張国(現在の愛知県・西部) | ||||
父母 | 織田信秀:父 | 土田御前:母 | |||
主な兄弟 | 織田信長 | ||||
夫 | 浅井長政:前夫 | 柴田勝家:後夫 | |||
子 | 万福丸 | 茶々 | 初 | 江 | 万寿丸 |
生涯
1560年代に、織田氏と浅井氏の政略結婚で小谷城主・浅井長政の元に嫁いで以降は小谷の方とも呼ばれる。
1570(元亀元)年4月、兄・信長が浅井家との盟約を破り、越前朝倉家を攻めると長政は朝倉家に味方し、織田家と浅井家は敵対してしまう。
そして同年6月28日、近江の姉川で織田・徳川連合軍対浅井・朝倉連合軍の戦いが勃発。
浅井軍は磯野員昌の猛攻で織田軍13段の陣の11段まで破ってしまう。
だが、朝倉軍が徳川四天王の一人榊原康政の部隊の側面攻撃を受け、壊滅してしまう。
残された浅井軍は織田・徳川両軍の攻撃を受ける事となり、敗れてしまう。
1573(天正元)年に兄・信長によって浅井氏が滅ぼされた後は娘らと共に実家の清洲城に戻る。
その後、もう一人の兄である織田信包の居城・安濃城に移る。
1582(天正10)年6月に「本能寺の変」で兄は落命すると、甥の織田信雄の手引きによって信長の部下であった柴田勝家と再婚する事となる。
翌年4月、夫・勝家は「賤ヶ岳の合戦」で、同じく信長の部下であった羽柴秀吉に敗北し、居城の北ノ庄城に籠もるが、秀吉の更なる追撃を受け自刃。
お市も娘ら(茶々、初、江)を逃がした後、夫と運命を共にする。享年37歳。
人物象
織田家は美男美女の家系と云われており、その中でも姉(または妹)・お犬の方と共に美しさで有名である。場合によっては「戦国一の美女」と云われる事もある。
娘達の浅井三姉妹にも彼女の美しさは受け継がれ、長女の茶々は三人の中で母の面影を色濃く持っていたという。
織田家と浅井家が完全に敵対してからも殺されたり、離縁されたりせずに初や江を産んでいることから、長政との夫婦仲はとても良かったと伝わる。ちなみにスルーされがちだが、長政は一度六角家の家臣の娘と結婚していた時期があり、お市は後妻である。
創作物でのお市
多くの作品で美女キャラクターとして描かれ、それと同時に夫と兄の狭間に立たされる不幸要素も
入れられる傾向がある。
『戦国無双』シリーズ
CV:前田愛
政略結婚ながら、長政との夫婦仲は非常にいい。
詳しくはこちらを参照。
『戦国BASARA』シリーズ
CV:能登麻美子
第六天魔王・織田信長の妹であり、自身も闇の力を使用出来る。
浅井長政の命を奪い浅井家を乗っ取るために政略結婚させられたが、いつのまにか彼を愛してしまう。
詳しくはこちらを参照。
『鬼武者2』
声優:沢海陽子
兄が浅井家を滅ぼそうとしていると知って、身分を隠して小谷城の浅井家ゆかりの人物・小谷のお邑(オユウ)と名乗り
単身で織田家の居城・岐阜城に乗り込もうとするも、木下藤吉郎に捕えられる。本作の主人公、柳生十兵衛(十兵衛三厳の祖父)に助けられ、共闘する内に恋心を抱く。
『決戦Ⅲ』
声優:金月真美
僧侶系統のキャラクター。初期状態では仲間に出来ない隠しキャラ的な存在。
『江〜姫たちの戦国〜』
演:鈴木保奈美