ヘカーテ
へかーて
ヘカーテ(Hekate)はギリシャ神話に登場する女神で、ティタン神族の一員であるといわれる。正確な発音はヘカテーで、媒体によってはヘカテ表記も使われる。
その名は「遠くから働きかける者」またはギリシャ語の「意思」を意味するといわれ、エジプト神話の水の女神ヘケトに由来するという説もある。
女神転生シリーズのヘカーテ
初出作品はFC『女神転生』。種族は“魔王”、マズルカ回廊のボス悪魔として登場する。
『真・女神転生Ⅱ』で久々に登場し、魔界の要所・イェツラー回廊を守り、
月齢が新月以外の時は月の力に守られて戦闘自体ができない。以降もシリーズ作品に登場し、
いずれも特殊なスキルを備える悪魔として独特の存在感を放っている。
特筆すべきはそのデザインで、
『女神転生』では長い髪をローブのようにまとった魔女風というRPGとしては正統派な姿であったが、『真Ⅱ』では月と星の意匠をあしらったボンデージファッションに身を包む
犬・馬・獅子の頭部を備える鞭を持った女性という衝撃的なデザインで登場した。
当初ボス限定であったこのデザインは『真・女神転生if...』以降の作品でも流用され、
『真・女神転生IMAGINE』では遂に3Dデザイン化している。
また鈴木一也原作のコミック『真・女神転生東京黙示録』では、
地霊などの大地に結び付いた悪魔との契約の際にヘカーテの名前が登場する。