CV:柴田秀勝
概要
世界を治める連合政府『レギオンズ』の三賢人の1人。
赤い髪とゴツい体躯を持ち、自他共に厳しい性格をしている。
主人公の味方側に相当する人物…………。
その名前はかつてエックスやロックマンを生み出しロボット工学の父と呼ばれたトーマス・ライトの名を冠する。
ネタバレ注意
トーマス『天と地を定め新たな命を生み出す…か。』
ミハイル『最後のミッションレポートかアルバートめ、ずいぶんと大それたことを言ったもんだ。』
マニアモードをクリアすると見られる裏エンディングではDASHシリーズへの伏線が見られる。
『レプリロイドに寿命を設定し、人間に機械の体を与える法律』を制定されたのはマスター・アルバートとマスター・トーマスが賛成したからであった。
続けてトーマスは言う、「自分たちが新しい命を生み出すことが烏滸がましいか」
ミハイル『な・・・何が言いたい・・・?』
「機械と入れ替わったオリジナルの人間の身体、寿命を設定される前のオリジナルのレプリロイドのデータはどこになると思うか」と問う。
マスター・ミハイルはトーマスの狂気に戦慄し、彼らの前に現れたのはモデルZによって足止めされたはずの4人のロックマンであった。
ミハイル「トーマス・・・貴様・・・!」
マスター・トーマスは最後に意味深な台詞を残す…
『アルバートは間違っていた。だから私も、ハンター達に力を貸した。
しかし、彼の言葉には一つだけ正しい事があった。
この世界はリセットされなければならない。』
余談
一説によれば三賢人とライト博士、ワイリー、コサック博士は同一人物という説がある。(別人や子孫という説もある。)
実際に三賢人は人間であり機械の体を使い何百年も生き永らえている設定がある他、ZXから未来に当たるDASHの時間軸にはワイリーと同名の人物がいるうえにXシリーズにはワイリーと同一人物と思われる人物が登場している。。
そもそも三賢人のモデルもZXAから何世紀も前の人間であるし、彼らの作ったエックスやゼロもXシリーズの時代の科学者には解明できなかったオーバーテクノロジーが使われているため、彼らの技術力をもってすれば生き長らえることも造作もないことと思われる。
Xシリーズではトーマス博士も死後、ネットワークの中でデータとして生きていると思われる描写があったり、ロック・ヴォルナットが初代に酷似したアーマーを着ていること、DASHにはマスターの名を冠する人間が登場することから、ライト博士も生きながらえている可能性も否定できず、ライト、トーマス、マスターが同一人物ということも十分にありうる。
ロック・ヴォルナットが初代に酷似している理由として、ロックマンZXシリーズに見られた過去に世界を救った英雄の姿に変身するR.O.C.Kシステムが関連していると思われることから、ロック・ヴォルナットは初代をモデルに作られたとも解釈できなくもない(DASHの時代に複数人の「ロックマン」が存在するのも、R.O.C.Kシステムの存在が関係しているのであろうか…)
また前述の新しい命とはデコイ、そしてロックマンDASHの世界はトーマスによってリセットされた後の世界とも解釈でき、上記の事からZXシリーズ、DASHシリーズにおける真の黒幕であると推測される。
さらなる余談
- トーマスがアルバートの意見に賛同できるところがあったのも、元ネタが親友関係にあるからとも解釈できる。
- 当初、ロックマンゼロはロックマンX5におけるバッドエンドルートから構想された作品であり、ロックマンDASHに登場するヘブン=ネオ・アルカディアという設定であった。トーマスが四天王の力を模したロックマン達を引き連れて世界をリセットしようとしているのはその名残かもしれない。また、ロックマンDASH2における描写ではヘブンにはオリジナルの人間の遺伝子コードが安置されているが、前述のトーマスの発言と何か関係があるのだろうか。
※ただしゼロ〜ZXAの世界観はあくまでインティ・クリエイツ側がロックマンXからDASHまでの空白を埋める解釈で作られたものなので注意。