Horrortale
ほらーてーる
※Undertaleのネタバレを含みます。原作をプレイされてからの閲覧を推奨します。
※また、強烈なグロテスク描写を含みますので、閲覧にはご注意下さい。
概要Sour-Apple-Studios氏によって制作されたUndertaleの派生作品。
Deviantartで連載されているwebコミックと、ブラウザゲーム二つの媒体が存在している。このほかにもDeviantartやTumblrにて設定画や本作の設定に関するQ&Aが公開されていたり、Deviantartのコメント欄で質問をすると答えてもらえることもある。
原作のNルート(トリエルが追放されアンダインが女王となるエンディング)から長い年月が経ち、全てが悪い方向に進んでしまった地下世界が舞台、という設定である。
そんな地下世界に落ちてきた主人公・Aliza(アリザ)が地下からの脱出を目指すというのが大まかなストーリー。
登場するモンスターは皆狂ってしまっており、アリザは彼らによって何度も悲惨な目に遭わされたり、最悪殺される羽目になる。
漫画版とゲーム版の違い
漫画版
漫画版は花畑(原作のスタート地点)でアリザが目覚める場面から始まり、今のところは原作と同じ順序でストーリーが展開している。現在、いせき編(第一章)、スノーフル編(第二章)が終わり、第三章の過去編に入っている。(2018年4月現在)
まれに、物語の中でアリザにどのような行動をとらせるか読者に選択肢を出し、その投票結果で物語が分岐することがある。エンディングもいくつか候補が用意してあり、いままでどのような選択をしてきたかによって、たどり着く結末が変化する予定らしい。気になる人は参加してみるといいだろう。
ゲーム版
ゲーム版のスタート地点はスノーフルの森で、アリザをスノーフルの外へ導いてあげることが目的である。こちらはサンズにHorrortaleの世界についてあれこれ質問できたり、パピルスのスパゲティを食べたりすることができる。パピルスにパズルを挑まれたところでゲームは終了となる。
登場人物
Horrorの名の通り、モンスター達は皆狂気に満ちた恐ろしい外見になっているのが特徴。
※各媒体の展開や設定画、作者様のTumblrなどを参考に編集しています。漫画本編およびゲーム版のネタバレも一部ありますので、気になる方はご注意ください。
アリザ
Horrortaleの主人公。年齢は9~12歳。ボロボロのワンピースを着た茶髪の少女。足元は裸足。
目は基本閉じている(または糸目)が、開眼することもしばしばある。
開眼時は目つきの鋭いイケメン。原作の主人公とは異なり、セリフを喋る場面がある。
原作では「ケツイ」の力によってセーブとロードが行われていたが、Horrortaleでは「恐怖」によって行われるという設定であり、彼女が死んだり死を望んだりする度に元の状態に巻き戻されてしまう。服はボロボロだが、地下に落ちる前は貧乏な暮らしをしていたというわけではないようだ。(ゲーム版のサンズの発言については間違った印象だとSour-Apple-Studios氏は述べている)
また、番外編(サンズとのレストランデート)にて、「知っている言葉のうち一番汚い言葉」が、「おしり」であることが判明した。
上品な家庭の娘だったのかもしれない。
タマシイの色は青紫。
現チャプターでは、アンダインと話すために、青い雪と石炭、そしてフラウィを使い、モンスターに変装をしている。
また、その際にパピルスがやらかし、「パピルスの姪」、つまり、「サンズの娘」という設定になってしまった。
首がちょん切れて死んだり、耳を切られかけたり、手に穴を開けられたり、共食いをしたり、生き埋めになって死んだり、グリルで焼かれたりしても狂ってしまわない点を見る限り、地下世界で過ごす内に段々と精神面が強くなっているのかもしれない。
サンズとの接点が多い影響で、彼とのカップリング「ホラサンアリ(ホラアリ)」がある。
アリザが地下で最初に出会う、言葉を喋る花。容姿は原作と異なり、単眼になっている。
詳細は不明だが、アルフィーの実験のせいであるらしい。登場してすぐトリエルに燃やされてしまうが、その後アリザに助けられて復活し、行動を共にする。アリザを馬鹿にすることもあるが、基本的にはアリザにアドバイスをくれる味方ポジションである。
現在は変装したアリザのベルト代わりにされ、かなり不機嫌になっている。
いせきの番人。荒れ果てた家で暮らしている、ヤギに似た容姿のモンスター。
目が爛々と緑色に輝いており、ローブに描かれている紋章は破り取られている。
精神的に病んでしまっているようだが、原作同様落ちてきた子どもたちの世話をしている。
地下世界が地獄と化したことを知っているため、いせきから人間が出るのを阻止しようとしている。これまでいせきから出ようとした人間の多くを殺害している。アリザも彼女に保護されるが、毒を盛られてしまい、フラウィの助けを借りながら脱出を目指すことになる。
ゲーム版ではいせきの扉を調べると彼女と会話することができるが、機嫌を損ねるような回答をすると炎魔法で焼き殺されてしまう。
- 詳細はホラーサンズを参照
スノーフルで暮らすスケルトン。パピルスの兄。頭蓋が割れており、服には返り血がついている。瞳孔は赤色だが、右目は常に真っ黒なままである。表情が豊かで、笑顔が可愛らしく一見の価値あり。
ジョークや精神的な拷問を好む。
頭の傷は支配者であるアンダインに反抗したとき、彼女に付けられたものであるらしい。また、この傷によって原作での出来事の一部を忘れてしまっている他、ガスターブラスターを召喚することができなくなった。(骨攻撃とショートカットは使えるらしく、漫画・ゲームともに使っている描写がある)
アンダインを激しく嫌っている。また、恐ろしい容姿に反して、仲間のモンスターのために人間を狩っているが、彼自身は人肉を食べたことが無いという可能性が示唆されている。
ゲーム版では見張り小屋に居て、特定の条件下ではホットドッグを食べるか質問してくる。
ここで食べると答えると「head dog(ヘッドドッグ)」と称してアリザを肉切り包丁で切り殺す。このヘッドドッグの場面が印象的であったためか、ファンアートでは斧や肉切り包丁を手にした姿で描かれていることが多い。しかし、設定画によると普段の武器は巨大な骨であるようだ。
色々な質問に答えてくれる場面もあるが、ある操作をすると怒ってアリザを骨で串刺しにする。
怠けボーンな点は変わらず、番外編にて、パピルスに「アンダインが「ケチャップのシミがキモいから洗濯しろ」って」と言われた際、肉切り包丁でその“ケチャップ”のシミがある部分だけ切り取り、三日間動かなかった事がある。
また、作中でも立ったまま寝る等、最早プロ級の怠けをしている。
スノーフルで暮らすスケルトン。サンズの弟。
目が小さく、大きさの不揃いな歯を持っている。歯には血のようなものが付着している。
地下世界が地獄と化してもその陽気さは失われておらず、周囲のモンスターからはアンダインより尊敬されている。怠けているサンズに怒ったりする、アリザにパズルを解かせるなど原作と大差なく見える場面も多い。しかし、人間を太らせようとすることに対して意欲的。
ゲーム版ではお腹を空かせたアリザを太らせようとスパゲティを振舞ってくれる。
……が、食べると中から髪の毛や目玉が出てくる。
作中では色々とやらかしたり、他キャラの怒りを招く事が多く(サンズも「分かった、もう黙れ!!」と声を荒げるレベル)、「アホの子パピルス」とまで呼ばれる始末。
サンズとは対象的に、アンダインとはまだ「トレーニング」をする仲。
ただ、その内容は「絶対無理!」なものらしい。
地下世界の女王。漫画版では第二章の最後に少しだけ登場し、第三章の過去編では原作と変わらない姿で登場している。ゲーム版には直接登場はしていない。第二章での登場時は、紫色の鎧を身に着け、左目には眼帯ではなく血の滲んだ包帯を巻いている。左側のヒレ耳は欠損していて、ポニーテールは千切れたようになっている。サンズとは互いを嫌っているらしい。
第三章の過去編に箱型形態が登場している。過去編におけるモンスターたちはまだ原作と大差ない姿をしている者がほとんどだが、彼だけは頭(?)の左側が破損し、右腕も欠損したボロボロの状態である。
現在はどうなっているか、EX形態になれるのかなどはまだ不明。
第三章の過去編に登場した。コアがエネルギー切れを起こし、アンダインに助けを求められるが、何も答えることはなかった。過去編における容姿は原作と変わらないが、現在はどうなっているか不明。
・・・以上。
その他のキャラクターたちも構想は練っているようなので、気長に登場を待とう。