「ハッ!やるぜ、鬼ごっこ! オニゴッコパワーが満ち満ちたオニゴッコ!」
「バカめ!貴様は今、新たな鬼ごっこを始めたオニゴッコ! “タッチされたやつが爆弾になる”というな!」
データ
身長/46.4m
体重/2180.8t
概要
オニゴッコワルドの暴走したオニゴッコパワーがクダイテストに満ち満ちて誕生した、巨大級オニゴッコ戦闘兵たるダイワルド。
頭部がオニゴッコワルドの物に置き換わっているが、両腕に備わっていた飛行ブースターが両肩に移動している。加えてその面構えとクダイテストの体形により、鬼のお面を被ったカンガルーにも見える姿となった。
ダイオニゴッコワルド自身の額のスイッチを押した者に鬼の面型の時限爆弾を強制的に取り付け、相手にタッチしない限り、「一定時間後に爆死する」(※制限時間は大体30秒から50秒程)と言う無茶苦茶なルールのスリリングな鬼ごっこを展開する事が出来る。因みにお面を付けていない状態も披露しており、鬼のお面がヘルメット状の固定具に付けられた形状であるのも判明している。
鈍重な外見とは裏腹に飛行ブースターで飛行しつつ相手を高速で追い詰めるが、自身が切羽詰まった状態に陥った奥の手として逃げる相手を尻尾でタッチする『尻尾でタッチ』を用いる。
また、性格がオニゴッコワルドの物になっているので、他者が鬼役を押し付け合う光景を馬鹿にしつつ見物する小憎たらしい態度も変わらないが、最終的にはその迂闊さが命取りになった。
活躍
オニゴッコワルドが倒された後詰めとして現れた2体のクダイテストの内の一体が、オニゴッコトジルギアを踏んだ事で誕生。
市街地の周辺に巨大な公園の遊具を出現させ、鬼ごっこを阻止すべく先制したゼンカイオージュラガオーンにわざと額のスイッチを押させる事で、時限爆弾を強制的に取り付け更なる鬼ごっこを強引に開始させる。
クダイテストと共に逃げ回ってジュラガオーンを爆破しようとするも、助太刀しにきたゼンカイオーブルマジーンが魔法でバー付きのカラーコーンを召喚、これに足を引っ掛け転倒したクダイテストにジュラガオーンがタッチし、鬼が変わった事で時限爆弾がクダイテストに押し付けられ、そのままクダイテストが爆散。
しかしすぐさま、「安心するのは早いオニゴッコ。 第2ラウンドスタートオニゴッコ!」と称して鬼ごっこを再開、ゼンカイオー両機のどちらかに時限爆弾を取りつけるべく追い掛け回し、飛行するブルマジーン相手にも飛行ブースターで飛行して追撃しようとするも、ツーカイザーが操縦するクロコダイオーの妨害を受けてしまう。
標的を変更しクロコダイオーに時限爆弾を取り付けようとタッチを試みるも、クロコダイオーがクロスカイオーとクローリングオーにそれぞれ分離、鬼にさせられた借りを返すべく巨大戦に参加したカッタナーが操縦するクロスカイオーの『クロスカイオービーム』で地上へ墜落、続けさまにリッキーが操縦するクローリングオーの『クローリングバルカン』で追撃されるも、尻尾でタッチでクロスカイオーに時限爆弾を取り付ける事に成功。
カウントダウンが進む中、またしても兄弟ゲンカを始めた双子は時限爆弾を押し付けあいながら街中を爆走する。
「そろそろ時間切れオニゴッコ! 奴らは地の果てで爆発するオニゴッコ!」
勝利を確信したダイオニゴッコワルドは時間の問題だとリッキー、カッタナーを放置しゼンカイオー2体に向き直ったが、何かに気付いた2体はそろりそろりと後ずさりをし始める。
その状況に理解出来ないダイオニゴッコワルドだったが、すぐに後ろにいたカッタナーにタッチされ、制限時間ギリギリの所で時限爆弾を押し付けられてしまう。
実は先ほどのリッキーとカッタナーの大喧嘩は演技であり、最初から油断した所を背後から(わざわざ地球を一周した上で)回り込みタッチして爆発を押し付ける作戦だったのだ。
こうなってしまえば逃げる術もなく、「渡る世間は鬼ばか―――」と断末魔を最後まで言えず時限爆弾の時間が経過した瞬間に爆散・敗北。
同時にオニゴッコトジルギアも完全に破壊され、オニゴッコトピアが並行世界へと解放されたのだった。
結果的に今回出てきたゼンカイジャー側の巨大戦力はまともな戦闘を行っておらず、実質的にダイオニゴッコワルドは自滅した形となる。