ジェームズ・ゴードン
じぇーむずごーどん
ジェームズ・ゴードンはアメリカンコミック「バットマン」に登場する人物である。初登場は1939年の「detective comics#27」
人物
ゴッサム・シティ警察本部長で、バットマンと共に事件の捜査にあたる。勝手な私刑行為を行うクライムファイターとして警察から敵視されがちなバットマンの数少ない理解者で、腐敗したゴッサム市警の良心としてあり続ける実直な警察官。法の体現者にして、人の良心の具現者でもある。
バットマンは「ジム」と呼び、ハービー・デント(後のトゥーフェイス)は「ジンボ」と言う愛称をつけていた。
「クライシス」後の新設定では、警部補時代にシカゴからゴッサムに赴任。それと同時期に帰郷し、ヴィジランテとして活動を始めたバットマンと遭遇する(「バットマン:イヤーワン」)。
「ロング・ハロウィーン」では、バットマンと当時の地方検事だったハービーと共に連続殺人鬼「ホリディ」の捜査に乗り出す。
過去に恨みを持った元警官に狙撃され、その影響もあって市警を退職した。だが、ゴッサムの一大ギャング戦争「ウォーゲーム」事件の際の警察の対応から市民が抗議し、当時の本部長が更迭された際に復帰した。
実写映画
ティム・バートン&ジョエル・シュマッカー版四部作(「バットマン」~「バットマン&ロビン」)ではパット・ヒングル、クリストファー・ノーラン版三部作(ダークナイト・トリロジー)ではゲイリー・オールドマンが演じており、悪役が多かったオールドマンの配役に驚いた人もいたとか。
ティム・バートン&ジョエル・シュマッカー版では出番は多くなく完全な脇役だが、ノーラン版では三部作通して狂言回しとして大いに活躍する。