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アクション仮面

あくしょんかめん

アクション仮面とは、臼井儀人氏原作の漫画『クレヨンしんちゃん』に出てくる架空のTV番組。およびスピンオフ漫画の題名。また、同作の主人公の名前。

「正義は…勝つ!!」

概要

CV玄田哲章

主人公野原しんのすけが敬愛する、劇中の特撮番組『アクション仮面』の主人公

悪の軍団「メケメケ団」と闘う正義ヒーロー

名前の由来は、当時『クレヨンしんちゃん』が連載していた雑誌「漫画アクション」から。

仮面ライダーウルトラマンを彷彿とさせる、いかにも特撮ヒーロー的な外見をしている。

必殺技は「アクションパンチ」「アクションキック」といった格闘技の他、腕を揃えて放つ光線技「アクションビーム」など。

登場時や敵を倒したときにポーズをとって「ワッハッハッハ…」と笑う、特撮ヒーローにつきものの「様式美」も備えている。

性格はヒーローらしく正義感強く、また公共マナーに厳しい面がある。

(メケメケ団のボス・メケメケZが咥え煙草を捨てるたびに「タバコのポイ捨てはやめろォ!!」と声を荒げて怒っている。)

後にメケメケ団壊滅後は「アクション仮面Z」や「アクション仮面フィーバー」を経て再び「アクション仮面」にタイトルが戻った。

ちなみに普段の姿は郷剛太郎(ごう ごうたろう)という青年。役名・俳優名ともに同名である。バーナビー・ブルックスJr.のようだ。

アニメ版ではたびたび、ほぼ1話分の尺を使い「アクション仮面」を放送している他、映画第一作『アクション仮面vsハイグレ魔王』では物語の重要なキーパーソンとして登場している。

同映画内では、平行世界を行き来しながらしんのすけの世界では俳優、もう一方の世界では本物のヒーローとして活躍しているという設定を与えられて、しんのすけとともに巨悪に立ち向かい、深い友情を育んだ(なお、この設定はアニメ映画オリジナルであり、原作単行本に収録された『VSハイグレ魔王』では並行世界の同一人物という設定になっているため、原作漫画における現実世界の郷剛太郎はフツーのアクションスターである)。

その後のエピソードや映画作品でも、しんのすけと旧知の友人であるかのような会話をするなどしており、「平行世界のヒーロー」という設定も生きているかもしれない。

中でも劇場用作品『嵐を呼ぶジャングル!』では、「アクション仮面!」 「やぁ、しんのすけ君!しばらく!」と言った具合に会話を弾ませた。映画開始前のブザー音が鳴ると「(映画が)始まるよ?」 「変身しないの?」 「映画の中でね♪ あとでショーもあるから♪」とより親しい友である描写がなされている。

後に原作漫画ではメケメケ団を滅亡させた後に戦いによる過労引退を表明し、アクションパワーを受け継いだ少女・八潮ミサトを二代目アクション仮面「アクション仮面ムスメ」に任命し、療養の旅に出た。

こちらはアニメ化されていない。

スピンオフ

2013年5月より創刊した『月刊アクション』の創刊号からスピンオフ作品『アクション仮面』が連載されている。

作者は西脇だっと。

アクション仮面のデザインはクレしん劇中のものをベースに変更を加えたもので、作品はリアル調の絵柄。

『VSハイグレ魔王』戦での台詞、「罪を憎んで人を憎まず」をテーマに描かれている。

備考

変身前の郷 剛太郎の名前の由来は、本『郷』猛(仮面ライダー1号その人)+佐々木『剛』(仮面ライダー2号こと一文字隼人を演じた役者)+南 光太郎(仮面ライダーBLACKその人)もしくはウルトラマン『タロウ』からと思われる(単純にGOGOの意味合いもあるが)。

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