「6年ぶり、「鉄の処女」の御開帳だ。」
CV:置鮎龍太郎
概要
インドに新しく建設されたシヴァ共同事業体が保有するウパラ研究所の研究所長。通称「BB」。
地下施設の調査をデパートに例えたりなど軽口を交えつつ話す飄々とした性格だが、プライドが高く自分より賢い人間がとにかく嫌いという傲慢な面も持っている(しかしただ嫌いというわけではないらしく、リーナ曰くそうした人間と会うのも内心楽しく思っているらしい)。
科学分野だけでなく神話や古典文学にも精通しており、ダンテやインド神話を頻繁に引用する。
シヴァ共同事業体の代表であるティルダに対しても不遜な態度で接するなど、シヴァ内部ではそれだけの権限を持っている。
新元素アーキタイプとその研究の第一人者である葦原道幸のことも知っており、特に芦原に対しては同僚の李博士曰く「ファン」と呼称されるほど(もっとも、上記の自身の性格を考えればこれは李なりの皮肉の可能性がある)彼の進めていた研究を追い求め、その葦原が最後に行き着いたというアーキタイプの制御理論「オーソゴナル・ダイアゴナライザー(通称O.D)」も不完全であるが再現に成功している。
地下施設の異変の調査に出て6年ぶりに出現した怪獣シャランガと遭遇し、初遭遇時は地上に出ようとするシャランガを封じるためティルダが容赦なく蓋をすることを予想して脱出するが、その時にシャランガが紅塵をコントロールしている可能性を見いだし、その後銘が解明した葦原カスケードを元に再現したO.Dを検証もかねてシャランガ鎮圧に利用した(この時結晶化した紅塵に左頬を掠めるが、当人はその威力を喜びつつも「だが、失敗だ。」と言い捨てた)。
O.Dによってシヴァを破壊しかねなかったとしてティルダの怒りを買い、私兵部隊に拉致され監禁部屋に拘束され尋問されたがO.Dの効果とサルンガ鎮圧を評価したマイケル・スティーブンに解放される。その後ネット会議にて銘と出会い、上記にあるように嫌っていたが、会議の途中でシャランガが紅塵とともに消えた報告を聞いた後はティルダを裏切り、私兵部隊を率いてウパラの町に現れたシャランガをO.Dの「実験」もかねた討伐に乗りだした。
リーナ・バーンという娘がおり、研究に没頭するあまり身の回りの世話は彼女に任せきりになっている。
夕飯を待ってもらう時にその時間を「一万年」と発言したことから、仕事以外はダメダメな部分も描写された(リーナもリーナで「百年までなら待ってあげる」と述べており、なんやかんや父親を甘やかしている様子)。BBもリーナに(話し相手が欲しいからと)自分の研究を一方的に聞かせたりしていたが、シャランガ討伐の実験に出る際にリーナに叔母さんの家に避難するよう言ったり、シャランガ鎮圧後に銘を連れて来た彼女に驚いたりなど父親としての情はちゃんとある。
余談
リーナはBBと肌の色が違う上、BBの妻は描写されていないため一見養子のようにも見えるが一応彼女の好奇心は父親譲りとあるため、リーナが母親譲りの肌ならリーナがBBの実子である説明はつく。
あるいは仕事か何かの関係で妻と別居中のBBにリーナがくっついていったのかもしれない。
第9話の予告編にも登場したが、このとき(過去作のネタを交えたメタ発言はこれまでの予告編にも出ていたが)劇中用語をガン無視して「オキシジェンデストロイヤー」や「芹沢博士」の名前をモロに出しており、銘に訂正&突っ込まれたが逆に「芹沢博士を知らない?ったく…李は弟子に何を教えてるんだ……」とぼやいていた。