概要
冒険者とは、なにかの目的で、それが名誉、利益のために、あるいはなんらそれがもたらすものがなくても冒険それ自体のために危険な企て、冒険、試みに敢えて挑戦を試みる人たち、あるいはかかる事件、事態に目撃者として遭遇した人たちも含めて言うことがある。
pixiv内ではファンタジー作品や、そのキャラクターにタグが付けられる事が多い。
ファンタジー作品での冒険者
漫画・小説・ゲームなどのファンタジー作品において、主に主人公などがなる、ありふれた職業の一つとしてよく登場する。
表面的に見れば自由業であり、業務内容はフリーランスの傭兵に近いものがある。
その日の仕事を自分で探し(ギルドなど後援組織が斡旋してくれる場合もある)、自身で装備などを整え、大体において定住しない生活を送る。
主な仕事は護衛・用心棒・害虫や害獣の駆除、郵便配達、人探し、未整備地域や危険地帯への探索や物品の回収などと様々である。
作中ではその自由な気風や吟遊詩人の語る冒険譚などから憧れの的になることもあるが、本質を見れば業務内容や収入も一定せず、仕事をする中で命の危険が伴う事など当たり前な生活から蔑まれる事も多い。
また、世界観によっては、就職難故にまともな仕事につけずその日を生きる為の金銭さえも殆ど無いホームレスであった結果、生きる為に形振り構っていられない事から冒険者になるしかなかった境遇の者もおり、そういった場合だと、明らかに冒険者には向いていない外見や性格である者も珍しくない。
ハードな設定を有する作品では、その利便性から良いように使い潰されたり、行き場のない子供(孤児等)が一攫千金を夢見てまともな鍛錬も積まずぶっつけ本番同然の初戦で命を落とすなんて事もある。
更には冒険者など名ばかりで、同業者や戦場で敗れた敗残兵、あまつさえは民間人を闇討ちして身包みを剝がしてしまうだけでは飽き足らず、対立国や人身売買組織に売り飛ばしてしまう等といった落ち武者狩り同然の悪行に手を染める非道な悪徳冒険者の登場する作品もある(襲われる被害者が女性の場合だと、もっと悲惨な末路が待っていると言ってもいい)。
作品によっては冒険者の養成機関などがある場合もあるが、そういう場合だと正式な冒険者となる為に多額の金を用意しなければならず、「金を稼ぐべく冒険者になる為の金を何らかの方法で用意しなければならない」という矛盾や本末転倒な側面もある為か、多くの冒険者の活躍する作品の場合は存在しない。存在したとしても、扶養家族のいない人間が通うのは不可能と言え、通えるのは富裕層の人間のみに限られると思われる。
また、前述の通り冒険者の多くは生きる為に冒険者になるしかなかったという者も少なくない為に、冒険者としての功績を認められた結果、特定の組織にスカウトされて定職に就く場合もある。
冒険者が命の危険が伴う上に収入が安定しない職業である以上、それもまた当然の選択と言えよう。
冒険者が多く登場する作品
関連タグ
オリジナル オリジナルキャラクター PC、自PC(プレイヤーキャラクター)