概要
独特の戦闘システム「ローテーションバトルシステム」を採用した作品。
ナレーションはピチカート・ファイヴのボーカル・野宮真貴。
ローテーションバトルシステム
部隊を7人までのメンバーで構成し、「前列」「中列」「後列」の3列12マスの陣形に編成する。
バトル中は、プレイヤーは部隊の指揮官として毎ターン後のローテーションの有無のみを指示し、アクションは隊員それぞれ自動で行われる。
職種、隊列の位置によってアクションは決まっており、前列では直接攻撃、中列では間接攻撃、あるいは前列の攻撃・防御補助、後列では回復を行う。
ローテーションは1ターンに1度で、ローテーションを実行すると前列の者は後列へ回り、中列・後列の者は1列ずつ前進する。
モールモースの騎兵隊
舞台となるアルメセラ王国では、職種ごとに地域的な住み分けがされており、異職種の交流がほとんど存在せず、お互いに対する理解はほとんどなかった。
「モールモースの騎兵隊」は王国の歴史の中で初めて「異なる職種を組み合わせて戦う」という戦闘を行った部隊であり、これが千年後の「アルメセラ年代記」の時代まで受け継がれることとなる。
アルメセラ年代記
モールモースの騎兵隊をクリアすると遊べるようになるモードで、「モールモースの騎兵隊」から千年後の世界。
モールモースの騎兵隊初代隊長の遠い子孫である主人公が形骸化してしまった騎兵隊に代わって新たな騎兵隊を結成し、千年間魔物を退治する。
ストーリー
はるか昔、アクラリンドの大地には魔物が蔓延り人々の滅びゆく運命は決然としていた。
その時、世界の創造主である2人の御使い(みつかい)が現われその1人が7人の勇者を選び、もう1人の御使いは7人の勇者のそれぞれに武器を与えた。
7人の勇者たちは与えられた7つの武器で魔物を倒しアクラリンドの危機は去り平和な世が訪れた。
しかし、人々の間から災厄の記憶が風化されて1000年後に世界各地で魔物が出現するようになる。
見慣れぬ魔物が出没するようになってもそれがどこから来るのか人々には判らなかった。
世界には、再び悪夢が訪れようとしていた。何かが眠りから覚めつつあり、新たな試練の時が来ていた。
主な登場人物
- 主人公(名前はプレイヤーが自由に設定できる)
アルメセラ王国騎士団の見習い騎士。基本的に喋らない。
- バル(バルディバル・ボアル)
モールモースに住む少年戦士。曲がったことが大嫌い。
- フィル(フィルリア・フェルルイン)
ヴィムの都に住む、カルデロン神殿の神官の少女。
魔物を一掃する力を持つといわれる「魔法の石」を探して派遣されてきた。
モールモース付近の森で倒れていた所を、主人公とバルに助けられる。
- メルレーン・ビルダリク
しじまの森で出会う聖騎士。何かを探して旅をしている。
- ウルザーク
キシュの神殿で出会う魔騎士。神殿の中にいる魔物の事を教えてくれる。
- アルゼル
バルの姉。
- 王様(アルモルデン二世)
アルメセラ王国の王様。
- マルダン大臣
アルメセラ王の側近。本名はウルディグ・マルダン。
- ダルガール・アルムイネン
アルメセラ王国騎士団の団長。
- ソッコル・ニー
黄昏の森に住む幻術師。
- バッフル
黄昏の森に住む、幻術師の長。
- アルウェラ・フェルルイン
フィルの母。ヴィムの都にあるカルデロン教会の司書長。
- クレイドン
本名はセラウス・クレイドン。アルメセラ王国に広く信者を持つカルデロン教会の会長。
頑固な性格で人の意見に耳を傾けようとしない。
- ソショネック
クレイドン教会長の側近。
- リムリット・シャダウェリン
カルカロムの娘。
- ボルガ・モーガ
モルギの息子。
- カルカロム・シャダウェリン
モルサガルサの魔法使い(魔術師・魔女)の長。
- モルギ・モーガ
モルサガルサの剣闘士の長。
- ヴィルマ・ヴァキ
のこぎり谷の一角、しじまの森に住む弓使い(アーチャー・ヴァルキリー)の長。
- カムジ
オトラ山にあるクガイの隠れ里の長。サムライとニンジャを統率している。
- インジャリ
巫女とともにキシュ神殿を守護している祈祷師の長。
- ディルワース
エルデクエデリの森に隠居している老人。
カルデロン教会の始祖である勇者の生き残りの一人で、行方不明となっていたジャガリート・キュリクの事を知っている。
- ナグゾスサール
7つの魔法の石に関わる謎の魔物。
- 守護者ミオド
眠りの番人。人間でも魔物でもない謎の存在。
- 情報屋
主人公を手助けしてくれる謎の人物。さまざまな場所に出現し、セーブポイントも兼ねている。
基本職種
- 騎士
王国騎士団所属の騎士。
団員であることを最高の名誉としており、基本的に絶対的縦型社会を重視している。
- 戦士
モールモースで暮らす男達の職種。
開放的で楽天家な人柄が多い。
- 幻術師
モールモースの森に棲む不思議な種族。
「幻燈機」と呼ばれる小箱を使う「幻術」を操る。
- 神官
ヴィムの都にあるカルデロン教会の女性職種で、癒しの力に長ける。
理論的で、学者肌の人が多い。
- 僧侶
ヴィムの都にあるカルデロン教会の男性職種で、癒しの力に長ける。
しかし、融通が利かず権威的な一面もある。
- 剣闘士
モルサガルサに住む体力絶対主義の職種。
恨みを溜めないさっぱりとした性質を持ち、いい意味で大雑把な人柄が多い。
- 魔女
モルサガルサに住む魔法使いのうちの女性職種。
知的探求心が強く、魔術師と同じく絶大な魔法の力を持っている。
- 魔術師
モルサガルサに住む魔法使いのうちの男性職種。
代々継承されてきた魔法の力をとても大切にしている。
- アーチャー
のこぎり谷の森の中で自然と調和した生活を送っている弓使いの男性職種。
刹那的な面があり、理想家が多くいる。
- ヴァルキリー
アーチャーと共に、のこぎり谷の森の中で自然と調和した生活を送っている弓使いの女性職種。
身のこなしは非常に軽く、弓術の腕もアーチャーに引けをとらない。
- サムライ
オトラ山にあるクガイの隠れ里にて、キシュの神殿を外敵や災害から守っている男性職種。
禁欲的で「掟」を守る事を絶対視している。
- ニンジャ
オトラ山にあるクガイの隠れ里にて、サムライと共にキシュの神殿を守る女性職種。
なかなか人前に姿を現さない。
- 祈祷師
オトラ山にあるキシュの神殿に住む、太古の昔から神殿を護ってきた男性職種。
その物腰や風貌は独特なものがある。
- 巫女
オトラ山にあるキシュの神殿で、祈祷師と共に太古の昔から神殿を護ってきた女性職種。
まるで歌を歌うようなリズムの話し方と言葉遣いをする。
- 魔騎士
魔物と人間の中間というイメージがある漆黒の騎士。
ほとんど喋らない上に不気味な風貌をしているが、戦闘力に長ける。
- 聖騎士
究極の武具を身にまとう、白銀の女騎士。
正義感がとても強い。
- 冒険者
土地から土地を漂流する男性職種。
出来事を歌にして人々に聴かせる事を好む。
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