はじめに
グランブルーファンタジーの同名人物は、コルル(グラブル)へ。タグに関してもグラブルありのタグを使う事を必須。
概要
魔界にやさしい王様がいてくれたら…こんな…つらい戦いはしなくてよかったのかな…?
本の色 | ピンク |
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属性 | 強化 |
人間換算年齢 | 6歳 |
家族構成 | 父・母・弟 |
好きな食べ物 | 魚、ホットケーキ、牛乳 |
趣味 | ティーナ(人形)遊び、しおりと遊ぶこと |
CV | 桑島法子 |
カールさせたピンク髪が特徴の魔物の少女。戦いを望まない心優しい性格だが、彼女の術「ゼルク」は、発動すると別人格に切り替わり、普段とは正反対の凶暴な性格となる。
ガッシュとはティオやウマゴン同様魔界学校の同級生。特にティオとは魔界学校の幼児部の頃からの仲で、その時の遠足でおやつを落として泣いていたティオにコルルが自分のおやつを分けてあげたことをきっかけに仲良くなった。
人間界で初めてガッシュと遭遇した際、彼が記憶をなくしていることを察し、知らぬふりをして平和に過ごそうとしていた。
ガッシュと対峙した後に正気を取り戻したコルルは、これ以上周囲に迷惑をかけてしまうことを防ぐため、自ら本を燃やしてくれるようガッシュと清麿に頼む。ガッシュ本人は拒否するが、清麿は心を鬼にしてコルルの覚悟を受け入れ、ガッシュを唆して本を燃やし、魔界へと帰っていった。
この一件がガッシュが「やさしい王様」を目指し、清麿と共に「人の心を操って戦いたくない者まで無理矢理戦わせる」行為を心から嫌悪するきっかけとなり、それ以降は回想シーンで度々登場している。
パートナーであるしおりが初めて「ゼルク」を唱える際に本を読むのを止めようとしており、本の力を知っていた事が伺える。
後にクリア完全体との最終決戦において、ガッシュの金色の本の力で再登場。ガッシュ曰く「やさしい術」でガッシュたちを守れることを喜ぶ姿を見せた。
術
呪文の一部にキッドのものと共通のものがある。
ゼルク
凶暴な別人格が現れ、鋭い爪を生やした凶暴な姿に変身する肉体強化術。
術が解けてもしばらく自身の意識は失った状態であり、術が発動している最中の記憶はなくなっている。
ちなみに肉体強化と同時に服も破けるので、コルルは戦闘時は常時下着姿である。
サンデー掲載時ではバルクという名称だった。
ゼルセン
腕をロケットパンチのように飛ばす術。
サンデー掲載時ではバルセンという名称だった。
シン・ライフォジオ
自分を含む任意の対象を柔らかい光で包み込む。その光の中にいれば、水の中であろうと宇宙空間であろうと「生命」を守ってくれる。魔界で魂だけの存在になっていた時、ガッシュの「自分たちを助けたい」という思いを感じ、ダニー達と共にガッシュの金色の本に憑依した時に現れた術。
ゼルルド
カードゲームオリジナル呪文。体に力を込め、攻撃を回避する術。
ラージア・ゼルセン
ゲームオリジナル呪文。ゼルセンよりも腕を巨大にし、相手めがけて飛ばす術。
ジオ・ラ・ゼルド
ゲームオリジナル呪文。自分の周囲から巨大な爪が生え、近くの敵を一掃する術。
ゼラルセン
カードゲームオリジナル呪文。爪を四方八方に飛ばして相手を攻撃する術。
本の持ち主
しおり
CV:今井由香
ヘアピンをつけた黒髪ロングの女子高生。
両親は仕事漬けで構ってもらえず、家族関係が冷え切っており、家で一人寂しく過ごしていた。
そんな寂しい日々を過ごしていたある日、雨の中の学校帰りで一人泣いていたコルルと出会い、短い時間でも充実した生活を送り、もし身寄りがいなければ、そのままコルルを妹として引き取ろうとしていた。また、コルルが大事にしている人形のティーナはしおりが一週間もかけて作ったお手製である。
しかし、コルルが持っていたピンク色の本を手にし、「ゼルク」を唱えてしまったことで凶暴化したコルルの姿を目の当たりにしてしまう。
本をこのまま読まなければいいと考えていた矢先、公園でボール遊びをしている際にトラックに轢かれそうになったコルルを助けようとしてやむなく呪文を唱え、異変を察知したガッシュと対峙することになる。
コルルを傷つけまいと泣きながら戦っていたが、ガッシュがコルルの友達であると気づき、とどめをさそうとするコルルを体を張って受け止めた。しかし本の運命に逆らえず、結局コルルと別れることになってしまった。
その後、原作では最終巻追加ページで魔界に帰ったコルルからの手紙を受け取り、涙を流して喜ぶシーンが描かれている。アニメ版では24話で再登場しており、清磨とケンカして落ち込んでいたガッシュを元気づけている。また母親と買い物に行く約束をしていることを語るなどコルルとの出会いと別れをきっかけに両親との関係が改善されたことが示唆されている。
余談
「戦う意思の弱い子には別の人格が与えられると聞いたことがある」とコルルは語っていたが、
本来魔物の術は「本の力」で発動するものではなく、魔物自身の成長や変化によって呪文が出ることがナゾナゾ博士や魔物の子達の回想により説明されている(コルルの場合、シン・ライフォジオもまた同様に)。
また、魔物の本の詳細を知っていたのはゼオン等の限られた者だけであり、コルルが単独で正確な情報を得られたとも考えにくい。
更に言うと、モモンなどの明らかに戦う意思の弱い子であっても、別人格を与えられることはなく、作中ではコルルと同じ扱いを受けた魔物は一切登場していない。
作者の設定ではコルルの能力は、戦闘向けに心身を変化させる魔法であり、似た魔法にはデモルトのギルガドム・バルスルク等の「禁呪」とされている肉体強化呪文がある。
そうした魔法の存在(とコルル自身がそれに特化した能力の持ち主であった事)が魔界で心を植え付けるという風評や誤解につながったと考えられる。