概要(CAROL 〜A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991〜)
1988年12月9日にリリースされたTM_NETWORKの6枚目のオリジナルアルバム。小室哲哉氏がイギリスで楽曲を練ったことでも有名である。
収録時間62分01秒。
【収録曲】
1.「A Day In The Girl's Life (永遠の一瞬)」 作詞︙小室哲哉 作曲︙小室哲哉 4:10
2.「Carol (Carol's Theme I)」
作詞︙小室哲哉 作曲︙小室哲哉 2:55
3.「Chase In Labyrinth (闇のラビリンス)」
作詞︙小室みつ子 作曲︙木根尚登 4:33
4.「Gia Corm Fillippo Dia (Devil'sCarnival)」 作詞︙小室みつ子 作曲︙木根尚登 5:18
5.「Come On Everybody」
作詞︙小室哲哉 作曲︙小室哲哉 4:56
6.「Beyond The Time (Expanded Version)」
作詞︙小室みつ子 作曲︙小室哲哉 5:18
7.「Seven Days War (Four Pieces Band Mix)」 作詞︙小室みつ子 作曲︙小室哲哉 4:58
8.「You're The Best」
作詞︙小室みつ子 作曲︙小室哲哉 5:23
9.「Winter Comes Around (冬の一日)」
作詞︙小室みつ子 作曲︙木根尚登 4:41
10.「In The Forest (君の声が聞こえる)」
作詞︙小室みつ子 作曲︙小室哲哉 2:56
11.「Carol (Carol's Theme II)」
作詞︙小室みつ子 作曲︙小室哲哉 4:00
12.「Just One Victory (たったひとつの勝利)」 作詞︙小室哲哉 作曲︙小室哲哉 6:59
13.「Still Love Her (失われた風景)」
作詞︙小室哲哉 作曲︙小室哲哉、木根尚登 5:52
概要(小説)
上記のアルバムを元に木根尚登氏が著した小説。
ロンドンに住む主人公のキャロル・ミュー・ダグラスはバンドグループのガボール・スクリーンの人気低迷ビッグベンの音が消える、父親の苦悩の姿などの日常に違和感を覚える。
その後、魔王ジャイガンティカに奪われた「音」を取り戻す為に、迷い込んだ異世界「ラ・パス・ル・パス」で、異世界人のティコ、フラッシュ、マックスウェルと共に旅をする物語。
概要(アニメ)
上記の小説を一時間にまとめたアニメーション映画。
随所にCAROL収録曲が挿入されている。
監督を出崎哲氏、プロデューサーを木根尚登氏、
構成・キャラクター原案を高河ゆん氏が務める。
上映後には高河ゆん氏がキャロルの孫にあたる品川京呼が主人公となる「CAROL-K」がソニーマガジンズにて掲載された。
内容は小説と大同小異である為、キャラクターのみ説明する。
✬キャロル・ミュー・ダグラス(声優︙久川綾)
本作の主人公。ブロンドヘアの少女。
ラ・パス・ル・パスを救う呪文は異世界人にしか聞き取れないとの理由でクラークに呼ばれた。
当初は敢えてブラックコーヒーを飲んだり子供臭いという理由で甘い物を拒否したりとワガママであり、ティコにここで待っている様言われても勝手に歩いて迷子になったり前述の理由からドモスの木の実を断ったりと身勝手でもあった。
しかし物語後半では成長し、悪に怒りを覚えて自らの使命を受け入れる覚悟を決め、ラ・パス・ル・パスを救おうと努力する。
シーンによっては髪を片方だけ巻いたりする。
✬フラッシュ(声優︙宇都宮隆)
ラ・パス・ル・パスのボーカリストであり剣士でもある。
一見無愛想。
最初はキャロルのことを疑っておりキャロルとも衝突していたが、次第に距離は縮まり、分かれる際にはキスを交わす程の仲になっていた。
宇都宮隆似である。
✬ティコ・ブラーニ(声優︙飛田展男)
ラ・パス・ル・パスのギタリストであり森で倒れていたキャロルを最初に助けた人物。
木根尚登似である。
✬クラーク・マクスウェル(声優︙塩沢兼人)
ラ・パス・ル・パスのキーボーディストでありケプリらに幽閉されている。ロンドンにいるキャロルにテレパシーでメッセージを送り、ラ・パス・ル・パスに呼んだ。
ジャイガンティカの寝かしつけも担当している。
小室哲哉似である。
✬ドモス(声優:山田栄子)
迷路の森にて道に迷ったキャロル達の前に現れたピーターラビットの様な大きい兎。クラーク達の仲間。
その外見に驚いたキャロルにも優しく接し木の実を分けてくれた。
✬ケプリ(声優:速水奨)
魔王陣の幹部。本当は美しい音楽を愛している。
キャロルに好意を抱き、改心しかけ彼女達の脱出に加担するが逃亡途中に殺害されてしまう。
✬ジャイガンティカ
1つ目の異形の怪物であり、地球の綺麗な音を奪い、
ラ・パス・ル・パスを殺伐とした世界に変えた元凶。
TMNのCAROLコンサート時にこれを模したオブジェが
舞台に設置された。
✬キャロルの父親(声優:田中秀幸)
チェリストととして有名だったが、音を奪われてしまった為に心を病んでしまった。
✬ガボール・スクリーン
謎のバンドグループ。キャロルはその大ファンであるが、
新曲が駄作扱いを受け、人気が低迷してしまった。
実はメンバーがティコ、フラッシュ、マックスウェルだった。