フィリップ「もう一つの牙を剥く時だ!」
『ファング!メタル!』
概要
『風都探偵』において、仮面ライダーWがファングメモリとメタルメモリを用いて変身した派生形態。
『W』本編より、ファングメモリはジョーカーメモリとの組み合わせであるファングジョーカーでしか制御できないという設定から、長らくファン予想や二次創作上の存在であった。
だが、同じ事情で登場しなかったファングトリガーが『風都探偵』において新形態として実現し、本形態もそれからしばらくした記念すべき第100話のラストで、満を持しての実現となった。
容姿
左半身がメタルとなっているが、ファングジョーカー同様にパーツが鋭角化しているのが特徴。
言うなれば左半身が銀になったファングジョーカー。
能力
専用武器である「メタルシャフト」は生成されず、代わりに両腕に夥しい量のセイバーが備わる。
両肩にショルダーセイバーを展開するだけでなく、二の腕に2枚、前腕に3枚ずつ小ぶりなものが装着され、合わせて12枚もの牙刃を同時に生やした刺々しいフォルムへ変貌する。
なお、ショルダーセイバーは肩から分離させず、そのまま武器として扱われる。
ファングトリガーと同じくボディサイドにもセイバーが生成されており、改めて翔太郎とフィリップの絆が深まった証と言えよう。
また、ファングとの融合で元から高いボディの強度がさらに高められており、並大抵の攻撃は全て弾き返してしまう。
加えてメタルの欠点である遅さも、ファングがもたらす獰猛な身体能力により完全に改善されており、高速で接近して打撃や斬撃を連続で叩き込むのが基本スタイルとなっている。
適合係数による制御の難しさを考慮しなければ、ファングと最も相性の良いメモリはメタルだったのかもしれない。
必殺技
- ファングスピアバレット
タクティカルホーンを3回弾くことで両腕の全セイバーがさらに大型化、そのまま高速回転しながら跳躍し、事前に蹴り上げた標的をドリルのように削り貫く。
その名の通り、W自身が「槍の弾丸」と化す大技。
余談
正式登場前の二次創作作品においては、メタルシャフトからファングの牙刃を生やし、大鎌として扱う事を予想したイラストが多かった。
関連タグ
ファングトリガー:同じく『風都探偵』にて実現した、ファングジョーカーの派生形態。
アバレモード:共通点の多い強化形態。作画担当もそれを仄めかすコメントをしている。