概要
ホグワーツミステリーに登場する人物。
主人公の同級生の一人。
人物
赤髪のロングヘアが特徴的なアジア系の顔立ちの少女。おそらく髪は地毛ではなく染めたものと想われる。
学校では糞爆弾を模したネックレスを身につけ、スカートのポケットには悪戯専門店ゾンコの「Z」のロゴが表紙になった冊子を入れていた。デニスという名前のヒキガエルを飼っている。
規則破りの変わり者でルールは破るためにあると豪語しているが、レイブンクローらしく頭は良く機転がきく。
一種の美学として混沌を楽しむことを認めており、そのような傾向から、よく大胆な行為を行っていた。(例えば、いたずらの本を制限区域からこっそり持ち出し、あやうくフクロウ小屋を吹き飛ばすところだった)
悪戯仲間と比べると、よりクリーンで方法論的に悪戯を好んでいた。
意外と肉体的にもタフなのか、趣味の一つに凍えるような冷たさのブラック・レイクを泳ぐことを挙げている。トンクスを抱えながら泳げるらしい。
歌は自他ともに認める壊滅的な下手さであり、シャワー室で軽く歌っていたら苦情が出たことがある。
魔法省に勤める両親の影響で諜報に長けている。
チューリップは、ホグワーツに入学直後からの唯一の友人であり親友だったメルーラを、呪いの部屋の調査中自分勝手に裏切ってしまったという事実にひどく罪悪感を抱いており、もう自分に友人を作る資格など無いと思い込んでいた。
主人公とリディクラスを練習するために物置でボガートと対峙したときには、ボガートは恐ろしい形相で裏切りを糾弾し、「あんたなんか、友達ができるわけないよ」と言い放つメルーラに変身した。
自省の結果ホグワーツ最初の3年間ほどは他の生徒との交流を避け、孤立した日々を送っていたようだ。
しかし主人公との交流の結果、他人を受け入れられるようになり、主人公から始まり多くの友達を作った。
そして最終的には同じく悪戯好きで規則を破りがちなニンファドーラ・トンクスという親友を得た。
名前の由来
チューリップはトルコ原産であり、トルコのチューリップ時代の発展を担った象徴的な花である。トルコ語ではラーレといい、アラビア文字を並び変えると「アッラー」になり、逆さに読むと、トルコ国旗にも描かれるイスラム教のシンボル、「ヒラール」(三日月)となる。
そのためトルコではチューリップは宗教的にも国家的にも崇められており、愛されている。
なお前述したチューリップのトルコ語「ラーレ」はトルコの女性につけられるかなり一般的な名前である。
また「カラス」はトルコで一般的な姓。