「オレはおまえ達が"世界"と呼ぶ存在」
「あるいは"全"、あるいは"一"」
「そして」
「オレは"おまえ"だ」
概要
本作品の主人公、エドワード・エルリックやその弟、アルフォンス・エルリックが母親を練成するに当たって真理の扉の前に立つシーンで出てくる白い存在。
その周りに黒いもやみたいなのが無ければ多分見えないくらい白い空間に溶け込んでいる。
のっぺらぼう。というか肌そのものが無い。
人体錬成をする事により練成した本人の体がその者の真理の体の一部となる。
真理の門は「代価」を払う事により中を見る事が出来る。真理の門そのものが「代価」にも成り得る。が、真理の門を「代価」として払うともう錬金術が使えなくなるため真理のところまで行く事は不可能となる。
真理本人は非常に嫌な性格をしている上に基本的に真理の扉を開けた人物の性格に準ずる気質を持つようになる特徴がある。
また心底嫌になる奴かと言えばそうでもなく、相手が真理のルールを守るならば自分も必要以上は手を出さないなどの一線を忠実に守る態度を見せたり。
最終回でエドに助言するような素振りを見せ、エドが最後に行った選択に関しては称賛とも取れる言葉を語っている。
根本的に真理を利用することを考える人間に対しては一貫して愚かなりと否定的な態度を持つのは興味深い所である。
「オレ(私)は"おまえ"だ」というように、真理本人の姿形は真理の扉の持ち主の容姿(主に身長)に準じる。
ロイ・マスタングの場合は本人とほぼ同じ長身であり、"お父様"の場合は本人と同じ球状である。
なお一人称も含めて、真理ごとに性格が若干異なることが原作に加えFA版のアニメではっきりしている。
エドワード・エルリックの真理は通行料に奪った腕と脚があり、年相応の少年のような性格で、人を小馬鹿にした態度をとる。一人称は"オレ"。
アルフォンス・エルリックの真理は冷静で物静かな、それでいてやや悲観主義的な性格をしている。一人称は"ボク"。全身が扉の世界にいるため、痩せ細った以外は元のアルとなんら変わりはない。
"お父様"の真理は高圧的で厳格な性格をしている。一人称は"私"。
03年度アニメでは人型の心理は未登場だが、門の世界に入った幼少期のエドに対してはセリフは無いものの、必要な「通行料」と「等価交換」を心に語りかけている。
余談
なお、何気にカバー裏や巻末4コマなどではコメディー担当。
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