FF5
ファイナルファンタジー5の黒幕。
その名は『死を超える者(Ex-death)』を意味する。
ムーアの大森林に安置されていた4つのクリスタルによって引き寄せられた邪悪な意志が、1本の樹木に宿って生まれた暗黒魔道士。
高い実力を持つが冷酷かつ非情な策略家でもあり、利用できるものは平然と利用するなど正々堂々とはかけ離れた性格。平時は余裕を見せているがプライドは高く、失態を働いた部下は容赦なく処断したり、邪魔をされると前触れもなくキレたりする。
魔道士だけあって魔力も相当なもので、対ガラフ戦では当時まだ封印されていたはずの「フレア」「ホーリー」「メテオ」の3大魔法を既に習得済み。さらにその屈強な体格に違わず、長剣を使った肉弾戦も強力。
*余談ではあるが、何故『暗黒魔道士』なのにホーリーが使えるのかは謎である。
一方で妙に人間味溢れる所があり、「ファファファ!」「カメェェェッー!」「宇宙の 法則が 乱れる!」など名(迷)言にも事欠かない。
ラスボスなのに小さな棘になってクルルの足に刺さったり、兜を被っているのに実は胴体に顔があったりと、シリアスな笑いにも事欠かない。だが、ガラフを殺したことは許さねぇ…(プレイヤー談より。)
約500年前に誕生。目的は世界征服。
その為の手段として、伝説の暗黒魔道士エヌオーが1000年前に手に入れたという『無』の力を我が物にしようとしている。しかし、エヌオーを倒した戦士たちはクリスタルを8つに分割することで世界を「第一世界」と「第二世界」に分け、その間に存在する「次元の狭間」に『無』の力を封じていた。このためエクスデスはすべてのクリスタルを破壊し、次元の狭間を表出させるべく暗躍することになる。
だが賢者ギードによって封印され、本編の約30年前に復活するも暁の4戦士によって第一世界に再封印された(第一世界のクリスタルの力によって再封印された)。
元々が植物、“生きた森”と呼ばれるムーアの大森林の樹木であった事から、その名が示す通りほぼ不死身に等しい生命力を有する。そのため、かつては賢者ギードや暁の4戦士ですらエクスデスを滅する事は出来ず、封印という手段を取らざるを得なかった。
しかし、第一世界の人々はクリスタルを利用した文明を築き、科学者シドによりクリスタルの力を増幅させるマシンが誕生してしまう。これによって「風のクリスタル」が壊れ、エクスデスは力の一部を行使できるようになった。手始めに近くにいたタイクーン王を支配し、各地のクリスタルを破壊させた。こうしてエクスデスは3度目の復活を果たす。
土のクリスタルが安置されたロンカ遺跡にてタイクーン王に憑依したまま主人公たちと激突する(イベントシーンのみでバトルは発生しない)。圧倒的な力で主人公たちを苦しめるが、駆け付けたクルルの援護射撃によって分離する。プレイヤーたちはここで「エクスデス」という黒幕の存在を知ることとなる。
エクスデスは用済みとなった第一世界を去り、第二世界へと転移。本拠地であるエクスデス城に舞い戻り、配下のギルガメッシュや魔物たちを率いて各国と戦争を引き起こす。手始めに自分を追って来たバッツたちを捕らえると人質として利用し、ガラフらバル軍を牽制する。ガラフがバッツたちを救出した後はバリアの塔を起動させ、城の周辺にバリアを展開して守りに徹するようになる。一方で第二世界のクリスタルの在り処を掴み、入手するべく自ら動いたところバッツたちと遭遇。クリスタルの力を用いてバッツたちを追いつめるもガラフの決死の反撃によって撤退を余儀なくされた(ガラフ一人で戦うイベントバトルのためまず勝てない)。その後、亡きガラフに変わってククルを加えたバッツたちにエクスデス城まで乗り込まれ三度目の対決を繰り広げる(これまでのボスとは比べ物にならないくらい強いので育成を怠っていると詰む可能性がある)。激戦の末に第二世界のクリスタルも破壊されてしまったがエクスデスは消滅し、直後に異変が起こりバッツたちは元の世界へと帰還した。
エクスデスを倒したバッツたちはそれぞれの人生を歩むこととなり、レナとファリスはタイクーンに残り、バッツとククルは当てのない冒険に出る。だが二人が賢者ギードと再会した途端、ククルの足に刺さっていた棘が変化。再びエクスデスが現れる。実は消滅したというのは単なる演出であり、実際は木の棘に身を変えて機を窺っていたに過ぎなかったのだ。そして『無』の力を手に入れるために世界をもとの形に戻したことを明かし、バッツたちを圧倒するがギードの思わぬ反撃に激昂。ギードを手ごわいと見たエクスデスは、大技の一撃でバッツ、ファリス、クルル、ギードをまとめて吹き飛ばしてしまった。
不運にも次元の狭間はタイクーン城のあった場所に出現してしまい、タイクーン城は周囲の地形ごと狭間に飲み込まれ消滅してしまっていた。そこから次元の狭間に足を踏み入れたエクスデスは、『無』の力を掌握すると共に次元の狭間の魔物たちを支配下に置き、バッツたちへの刺客として差し向ける。更に早速手に入れた『無』の力を用いて各都市を消滅させた。
ラストバトルでは上記画像の真の姿を現してバッツたちと対峙。見せしめに『無』の力でシドやギードたちを消滅させた後、バッツたちも消し去った。だが暁の4戦士とタイクーン王の魂が駆け付け『無』の力を抑え込む。さしもエクスデスも9人の力には及ばず敗北。直後に『無』の力が暴走を始め、自らも飲み込まれて消滅してしまう。皮肉にも悪用した力によって身を滅ぼしたかに思われたが……。
FF12
隠し召喚獣の一体として登場。ストーリー上は行く必要のない場所におり、近づくとエクスデスが出現して戦闘になる。倒すと召喚獣として呼び出せるようになる。隠しボスのためそこそこ強い。外見は木の形態だが頭部が鎧を着た老齢の男性となっており、威厳を感じさせる風貌。
DFFシリーズ
FF5代表のカオス側のキャラクターとして参戦。
担当声優は石田太郎氏だったが、2013年に急逝した事で2017年5月にアーケード版の参戦が決定した際に新しく楠見尚己が担当する事となった。
エンカウントボイスや劇中のセリフでやたら「無」を連呼するなど、その思想はネオエクスデスと化した時のものに近い。
ストーリー面ではあまり活躍していないが、一応全てを無に還すために色々行動はしていた。
DFF(13回目)ではゴルベーザを倒しに来たらセシルに倒されたり、DDFF(12回目)ではカインと2回戦い倒されるなど、何故かFF4のキャラクターとの絡みが多い。
そして宿敵であるはずのバッツとの絡みもほとんどないどころか、「急いでる」という理由だけでスルーされかける始末。話すら聞かぬというか!!
……が、続編のDDFFでは大量のイミテーションが封印されている次元の扉を発見した元凶である事が明かされ、これをカオス陣営が使役する事によってコスモス陣営が敗北の危機に瀕するというある種の戦犯じみた活躍を見せつけた。
エンカウントボイスでは、大抵「無」を言う。
さらに、作品を追う毎にこれに対し一部の対戦相手から痛烈な皮肉を言われる事もあり、ヴァンに「無にするなんて悲しくないか?」、プリッシュに「無って面白いのか?」と疑問視される程。
無に関わる暗闇の雲の力を「貴様の無は偽物だな」と否定しているが、DDFFでは当の本人に無を欲するその様を愚かだと切り捨てられている。
異名は「大樹」で、コンセプトは『プレスディフェンダー』。
自分から攻撃を仕掛けようとすれば隙だらけでまともな攻撃が成り立たないが、その代わりに多彩なガード技やカウンター技によってガン攻めの敵には強いという受け身専門の性能となっている。
カオス側のキャラクターの例に漏れず上級者向けの性能だが、使いこなせば相手の攻撃を一切許さず超強力なカウンター技で圧倒できる。
さらにDDFFではガード系の技が調整された他、一部の攻撃がガード技や通常ガードでキャンセルできるようになった。
アーケード版では左スティックを押し込む事で3つのモードに切り替えるユニークタイプ。
CPUはその真価を発揮できないため弱く、プレイヤーの経験値稼ぎの相手にされている。しかし、熟練プレイヤーが使うと磁場転換や各種ガードを使いこなしなかなか強い。UT版ではいくつかの技が強化されており、CPUのエクスデス操作も上手くなっている。
DDFFではCPUの使用するエクスデスも強化されている。
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ファイナルファンタジー5 FF5 ディシディアファイナルファンタジー DDFF
ネオエクスデス 植物 宇宙の法則が乱れる! カメェェェッー!