概要
CV:細川一毅
『龍が如く』シリーズのサブストーリーのみに登場する人物。謎の暗殺者集団「亜門一族」の殺し屋であり、シリーズの初代主人公・桐生一馬の命を狙い続けている。
1~6までのナンバリングタイトル(リメイク版である極、極2含む)および外伝タイトルの一部に登場しており、「サブストーリーを全てクリアする」「闘技場を制覇する」など、ある一定の条件を満たすと隠しボスとして登場する。
常人離れした格闘技術に加え、刃物や銃火器、果ては未知の近代兵器といったあらゆる武器を駆使して戦う強敵であり、同じくサブストーリー出身の武術家・古牧宗太郎すらも打ち倒すほどの実力者。攻撃力やスピード、体力も非常に高く、本編に登場する歴代のラスボスたちよりも遥かに強い作中最強のキャラクターで、「真のラスボス」と呼ぶべき存在。
作中での動向
龍が如く
シリーズ初登場作。
当初は桐生との出会い頭に「よくぞ、ここまで遊んでくれた!」とメタ発言しており、メタフィクションなキャラクター性が強かった。神室町最強となった彼に対し「世に覇者は一人」という理由から勝負を挑んでくる。
戦闘面では二丁拳銃や錦山に似た格闘技、真島に似た切りつけ攻撃、及びグレネードを用いる。
また、一度HPを0にしても2度復活し、3度目ではHPゲージが3本(紫)になる。
敗北後は、天を仰いで「もはや悔いはない」と満足し、健闘した桐生に1000万円と経験値893ポイントを授与する。
龍が如く2
自身の弟子である「亜門三兄弟」を連れて再登場。
桐生に敗れた後、彼へのリベンジを唯一の生きがいとし、メキシコの究極の殺人術、ヒマラヤの古代から伝わる格闘術をそれぞれ修め、ドーバー海峡を10往復するという猛特訓を重ねていたという。
弟子たち三人にそれぞれ桐生を始末するように襲撃させるが、桐生なら彼らに遅れを取らず勝ち上がるであろうと予想し、その間自身は古牧の持つ古牧流の秘伝書を奪い、取り返しに来るであろう桐生を待ち構え、再戦を挑んだ。
敗北後は、桐生に古牧から奪った「究極の秘伝書」を返上し、経験値8930ポイントを与えた。
龍が如く3
ゲーム開発者のドクター南田を誑し、世紀のアーケードゲーム「インナーファイター7(IF7)」を開発させる。後に試作機と共に神室町へ流れ着いた南田は桐生と遭遇し、彼にその機体を体験させる。
実はこのIF7は、プレイヤーに戦闘を体験させることで、そのプレイヤーのデータを記録する機能が備わっており、亜門は桐生がIF7で遊ぶことを想定し南田に設計図を公開して開発を持ちかけていた。データは、亜門一族の暗殺術によって培われた潜入術で、南田の就寝中に直接機体から抜き取っていたという。桐生のデータを徹底的に研究した亜門は、桐生の親しい人間たちを人質に三度挑戦状を叩きつけ、夜の闘技場へ呼び出した。
伝統ある暗殺者一族として生まれ、桐生との決着はいずれかの死でしか決さないという教えの下、桐生との死闘を望むが、桐生は、それは亜門自身ではなく彼ら一族の訓であるとして、彼自身の考えを求めようとしたが、それでも亜門の考えは変わらず、桐生もあくまで己の訓に従い、亜門と4度目の決闘に挑んだ。
今作では前半はビームサーベル二刀流、後半はリチャードソンの二丁拳銃とラウ・カーロンの鉤爪に似たスタイルで戦う。
またしても桐生に敗れた亜門は自身を始末するように要求するも、桐生からはこれを拒絶され、ならば彼の親しい人間を殺すと脅迫するも、桐生は「それはさせない」と彼の主義に屈しない姿勢を見せるとともに、「戦いたいなら(人質など小細工をしなくても)いつでも勝負を受ける」と、亜門の生き方を尊重し以降も勝負することを約束した、
龍が如く4 伝説を継ぐもの
4人の主人公に合わせてか、亜門三兄弟と共に再登場。
この戦闘では近未来兵器「サテライトレーザー」を使用したり、グレネードを使う以外は弟子3人と同じスタイルで戦う。
龍が如く5 夢、叶えし者
今作もまた4人で登場。
桐生が素性を隠して福岡でタクシードライバーをやっていたため、探し出すのに手間取ったという。
亜門側に雪辱を果たす、という目的があるためか、『4』の主人公3人にも果たし状が届く。ただし谷村が不在の為、品田が代役として参加。対戦カードも『4』の時とほぼ同じ。
桐生対丈の戦闘前のセリフから、度重なる敗北の為に取り乱していることが窺える。
戦闘スタイルは桐生と同じ。ただし、HPが減ると『怒龍の気位』の高速移動で地面が炎上したり、傘を飛ばしたり、コンボから『エアストライク』に繋げてくる。
龍が如く6 命の歌。
今作においてはクリアすべきサブストーリーは『2つ』だけである。
戦闘スタイルは秋山と巌見、そしてUHモードの桐生と類似している。
HPが減るとバリアを展開したり、ドローンとルンバー君爆弾を飛ばすなどの行動パターンが追加。
龍が如く0
今作では桐生ではなく、真島を闘技場に呼び寄せる。
これが亜門丈の初仕事である。
戦闘スタイルは序盤は桐生の伝説スタイルと同じだが、HPが減ると真島の伝説スタイルと同じ行動をとる。ただし桐生モードでも『喧嘩師の極み・ドス盗み』は使用可能。
龍が如く極
『1』のリメイク版である本作でも、同じく広場前にて桐生を待ち伏せ、決闘を申し込んでくる。一応、前作同様に初対面ではあるが、冒頭から桐生に「自分のことを知っているか?」ということを尋ねてくる。2つの選択肢どちらを選んでも(台詞は変わるが)突然カメラ目線になってプレイヤーに向けてのメッセージを述べるなど、第一作目を彷彿とさせるメタ発言をしてくる。(ちなみにこのとき「知っている」と答えた場合、桐生もカメラに目線を送ってプレイヤーに向けたものとも受け取れる発言をし、逆に「知らない」というと訝しげに「誰と喋ってるんだ?」と尋ねてくる)
戦闘においては、初代のリメイク作であるにもかかわらずその性能は一新されており、前作『0』における真島のモーションを主体としたトンデモなく高速な立ち回りで攻撃してくる。また、倒すと「これでもう思い残すことは・・・有る!」という形で今後も再戦することを宣言する。
龍が如く極2
『2』のリメイク版である本作では、待ち伏せる場所がミレニアムタワー内に変更されている。セリフはオリジナルと同じ。
戦闘においては、前半は龍司同様に刀を用いるが、グレネードも使用する。ただしHPが減るほどに攻撃は苛烈になる。 後半になるとバリアを張って二刀流になり、攻守ともに隙がない。
倒すと究極の極みの秘伝書を貰え、更に武器マスターの秘伝書をワークス上山で買えるようになる。
龍が如くOF THE END
龍が如くONLINE
龍が如く7
本作にも「亜門」名義で一族の者が登場するものの、口調こそ丈そのものだが、髪型と時折見せるコミカルな一面からジャッジアイズに登場した亜門新である可能性が高い。
本編クリア後、支配人を名乗って春日のスマホに「特別なコンテンツ『ファイナルミレニアムタワー』を用意した」という招待状を送る(このメッセージは脳内でRPG変換してしまう春日とプレイヤー本人に宛てているというダブルミーニング?)。
春日の事はとある男から聞いたらしく、春日が作品世界とメタ視点の両方の意味で『龍を継ぐ者』に相応しいか見極める為に戦いを挑んでくる。
桐生のラッシュ・壊し屋スタイルやハンの2丁拳銃等、相変わらず敵味方問わず様々な技で攻めてくるのだが、なんと春日のサテライトレーザーまで使ってくる。