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光の化身キーラの編集履歴

2021-09-17 22:04:02 バージョン

光の化身キーラ

ひかりのけしんきーら

光の化身キーラとは、大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALに登場する存在である。

概要

大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALのアドベンチャーモードである灯火の星の黒幕と見られる存在。

複数の煌めく翼に覆われた光の球体という、神々しくも得体の知れない風貌をしている。

公式サイトのキャッチコピーは「最強、最悪の敵」

ファミ通での桜井氏の特集によれば、名前の由来はおそらく『綺羅星』から。

英語表記は「Galeem」。

ムービー内ではキーラの動作に合わせて女性の高い歌声の様な音が再生されるというキャラ付けがされており、本当の意味で性別がある生物かはさておきどこか女性的なイメージを与えられているキャラクターになっている。


ニンテンドーダイレクト2018/11/1内でスマブラの伝統モード「シンプル」のシナリオは「イメージの世界に降り立ったフィギュアがファイターとして自立し、創造主であるマスターハンドを乗り越えることで現実世界に帰還する」という内容であるという事が桜井ディレクターによって明かされたが、その中でキャラクター達がフィギュアとしての肉体を失い、思念体「スピリット」と化しイメージの世界から出られなくなるという「最悪の事件」を引き起こしたのがこのキーラである。

新たなる世界の創世を企んでいるとされるが…?


OPムービーではファイター達が力を合わせて立ち向かおうとするが、キーラは使役していた夥しい数のマスターハンドを我が身に取り込み、無数の光線を放射。

シュルクが未来視でそれを察知し、ファイター達は放たれた光線に応戦及び回避を図るも、キーラは瞬く間にカービィ以外を全滅させてしまい、その上で銀河規模の光を放って全てのフィギュアの身体を奪い、スピリッツへと変えてしまった。


更に、一見ビームを浴びて消滅してしまったかのように見えたファイター達は実はキーラに捕らえられており、キーラの手先として行動するコピーファイター達のボディを産み出す母体として扱われる様子も描かれている。

そして、支配下に置いたスピリットをコピーボディに憑依させ、敵対者の行く手を遮るべく各地に配置したのだ。

果たしてカービィは無事捕らえられた仲間達を取り戻し、キーラに操られたスピリットを解放する事が出来るのだろうか?


ちなみに桜井ディレクターは「亜空の使者のようなストーリーを語るモードは無い」と発言しており、本作中に挿入されるムービー量は非常に少ない。

キーラによる拉致・全滅に限らずスマブラシリーズのストーリーは一見暗いシーンがかなり目立ってきているが、作中で会話可能な商店や道場のマスタースピリット達は(光の世界にいない者たちも含め)気楽な態度で台詞を話しており(キーラの話題を一切出さないので、スピリッツ当人達がシナリオの内容を把握しているかも不明)、案外、雰囲気はそこまでダーク一辺倒というわけではない。

また、スピリッツバトル中にもプレイヤーキャラを応援する明るい声援が聞こえてくるシステムはいつも通り。


大技を放ったことで疲弊しているのかバリアを張って身を守っており、ファイターの行動に対してフィールドに刺客(ボス)を送り込んで来る。この各地のボスがキーラのバリアを維持するキーになっており、ギガクッパ、ガレオム、リオレウスを倒せばキーラとの戦闘に臨める。

戦闘場面では外見通りあまり肉体派ではなく、自身の羽をミサイルの様に投下してくる以外ではワープや光る弾などの魔法じみた動作が多い。オープニング映像で披露した攻撃は一切使用しない。

キーラを撃破するとキーラは敗走を始め、入れ替わりに対をなす存在混沌と闇の化身ダーズが出現。実はキーラは、世界を我が物にしようとするダーズを抑え付けている存在でもあった。キーラが弱ったことでダーズは侵略を始め、世界のいくつかを闇の世界へと変貌させてしまった。


そしてダーズをも打倒すると舞い戻ってきたキーラが戦線復帰し、ファイター達・キーラ・ダーズの三つ巴の戦闘が始まる事となる。

最終的にはどちらもファイター達に滅ぼされ、皮肉にもスピリッツと化してプレイヤーに従う身となってしまった。

詳細は各専用記事を参照。


余談/考察

灯火の星公開の直前に桜井ディレクターは今までスマブラシリーズに存在していたフィギュア集め(3Dモデルの蒐集)を廃止し(本人曰く、作るのは大変だったとの事)、スピリッツ集め(基本的には原作からそのまま移植した2Dイラストなど)を実装する事を発表。

しかし、スマブラはフィギュアの世界であったという世界観設定はこれからも引き継がれていくとして、フィギュア達がいなくなってしまった理由付けとして、キーラが設定された模様。

ストーリーモードではないと明言されている事もあり、シナリオ上の敵というよりはこうした制作上の都合のために作成されたという側面も強い。


桜井ディレクターがファミ通のコラムにて語ったカービィが生き残りとして選ばれた理由によると、キーラの宇宙規模の攻撃に対して「乗り物の物理的なスピードでは間に合わない」や「誰にも使える初心者向けのキャラクター」等々の様々な都合からの消去法で残ったのがカービィだったとのこと。原作では何らかの理由で悪堕ちしたデデデ大王やメタナイトと戦う機会が多い事から悪堕ちしたファイターと戦うのにうってつけであるのも理由と思われるがそれについては言及していない。

ファイターの中にはワープ航法等で宇宙規模のワープを行う者達もいたが、それらのキャラはゲーム中では初心者に扱いやすくはないとみなされたために見送られたようだ。


ムービー内のワープスターは原作一作目で使った瞬間移動(詳しくはワープスターの項目で)を使いキーラの攻撃から逃れることに成功している。


光の世界と最終決戦のキーラサイドに囚われているキャラクターの傾向としては、一概にそうとは言い切れないがどちらかと言えばマリオやリンク、キャプテン・ファルコンなど早期参戦のファイターだったり、スネークやロックマンなど正統派な主役タイプ、ピカチュウやむらびと、パックマンなど明るいイメージのファイターが多い。

また、ダッシュファイターの元となったファイターは全員光の世界または最終決戦のキーラサイドに捕らえられている。



ちなみに...

  • 灯火の星ホーム画面でデータをロードした後、コントローラーのLボタンとRボタンを一定時間同時押しするとデータを消去することができるのだが、その際の演出は、まさかのキーラをゴミ箱に押し込み、葬り去るというもの。ファイター達を瞬く間に捕らえ、強敵の様に演出されていたキーラがゴミ箱一つで葬り去られる様子は何ともシュールである。ゲームクリア後はスピリット化しておやつで餌付けされたり、アイテムやお金の発掘を任されていたりと、ほのぼのとした光景も見せる。

  • 先述の通りコピーファイターはキーラに捕らわれたファイターを母体に生みだされているという設定であるが、マップ後半でちょくちょく登場している。ゲーム雑誌での桜井氏のインタビューによると「いつの間にか解析されていた…ということで」とのこと。

灯火の星


  • 本作にはスピリッツボードという、スピリッツを手に入れるためのモードがもう一つあるが、よく見るとこのモードに登場するスピリッツはキーラの配下特有の赤く光る目を持たず、アドベンチャーでのみ効果を発揮する光/闇特攻のどちらも効かないなどキーラの配下ではない事が明確になっている。
    • 灯火の星のストーリー内では仲間に出来ない呼び出し限定のスピリッツもキーラまわりのストーリーと関係があるか不明である。

  • 8人目のDLCファイター参戦ムービーではアドベンチャーモードのOP同様、ファイター達を圧倒して全画面攻撃を仕掛けようとするも、その8人目のDLCファイターに背後から一刀両断されてしまう。「最強、最悪の敵」がこんな扱いされるとは誰が予想出来たであろうか。

  • キーラ戦で流れるBGMは、本作でのマスターハンド戦と同様に命の灯火のAメロ主体のアレンジである。歌詞で言うと「空が堕ちたあの日、目にしたのは」の部分。Bメロは一切含まれていない。

関連動画


関連タグ

大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL

灯火の星


光熱怪獣キーラ:同名の光を武器に使う者繋がり


タブー:スマブラオリジナルの黒幕繋がり。こちらはカービィを含め、本当の意味で全滅させている。また、ファイターのコピーを生み出して大迷宮内に配置し、軍団を結成するという手口も似ている。


混沌と闇の化身ダーズ

キーラ・ダーズ

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