セックス・ピストルズ
せっくすぴすとるず
概要
【破壊力 - E /スピード - C /射程距離 - 弾丸の届く距離まで /持続力 - A /精密動作性 - A /成長性 - B】
第5部「黄金の風」に登場するグイード・ミスタの群体型スタンド。
発射された弾丸に取り付き、ある程度軌道を操作する事が可能になる。彼らが操った弾丸はスタンドにもダメージを与える事ができる。弾丸操作は足技によるものが主となるが、時には腕で弾丸を操作する。
精密動作性および持続力の評価はAであり、高速で滑っているスケート靴の刃と地面の間に弾丸を挟み込むといった芸当もこなせる。
また、それぞれが意思を持っているので、本体が視認できない場所でも操作可能。
力はあまり強くないが、6人揃っている時であれば拳銃程度であれば運ぶ事ができる。また敵が放った数発の銃弾を一人で受け止めることも可能。
ミスタが動けなくなっても誰かのサポートをする事が可能で作中でもピストルズの一体が仲間のサポートに回る事が多い。
弾丸の操作は種類を選ばないが、ピストルズが再装填のサポートもしてくれるため回転式拳銃との相性が非常に良い。(適当に落とした弾丸をピストルズがシリンダーに収めてくれる。作中ミスタはマガジン装填式の拳銃も使っているが、スペアマガジンを持っていなかったためマガジンに一発ずつ込め直さなければならず、ピストルズも四苦八苦していた)
また非常時にはピストルズの蹴りで雷管を叩き、弾丸を発射することも可能。
メンバー
自我のあるスタンドの中でも群を抜いてはっきりとした自分の意志と自我を持っているのが特徴。自分の意見や考えを話す事も多く、本体のミスタが瀕死でも独立して行動できる。
ミスタが4を忌み嫌う事から、No.4を飛ばしたNo.1~No.7までの6体がおり、それぞれ顔が少しずつ違い、性格はそれぞれ個性的。
No.1 | 落ち着いたリーダー格。円の先が少し尖った目をしている。一番であるが故にピストルズでは最初に発射される事が多く、発射された先で他のピストルズに指示を出す事もある。 |
No.2 | 明るいお調子者。目の模様がメガネみたいになっている。順番の都合でよくNo1と行動するが、ピストルズの中でも真っ先に敵スタンドによる被害に遭う事が多い。 |
No.3 | 暴れん坊ないじめっ子。その為か目付きも悪い。後述のNo.5をよくいじめているが、No.2が窮地に立たされた時には助けに行く等、仲間思いな一面もある。性格的な部分はミスタに近い。 |
No.5 | 泣き虫で弱気ないじめられっ子。目の隈があり、何故か彼だけ鼻が付いている。前述のNo.3にサラミを取られたり、敵のスタンド使いに対して『怖い』と呟く等、情けない部分があるが、実はピストルズの中では最も活躍している個体である。 |
No.6 | クールながらも熱血漢な二枚目。No.3同様に目付きが悪いが目の間にV字型の模様がある。敵が迫っている事をブチャラティに伝え、その後戦闘をサポートする活躍を見せた事もある。 |
No.7 | しっかり者のサブリーダー的存在。事実、No.1がいない時にNo.5とNo.6に指示する場面がある。円形型の目付きで一番シンプルな見た目をしている。 |
自我が強いために、食事や睡眠等を要求する上にそれが叶わないとストライキを起こすらしい。
食欲は非常に旺盛で、チームが街中で食事を取っている際、ミスタに黙って他人の食べ物を盗み食いすることもある模様。
さらに「匹」として数えられると怒るのでミスタは「人」と数えている。
群体型のスタンドとしては6人と数が少ない上、防御力は皆無な点が弱点。
過半数が一度にやられてしまった場合、ミスタへのダメージは非常に大きいものとなる。
新たに現れた敵に銃弾を撃ち込む⇒反撃でピストルズ数名がやられる⇒ミスタが全身から血を噴出して瀕死になって倒れるという描写も複数回あった。
ただし、1~2人でも生存していればミスタが即死する事は免れるほか、やられてしまったピストルズもミスタが回復すれば再生する模様。
また、外伝小説「恥知らずのパープルヘイズ」において「群体型のスタンド能力者は心に大きな空洞を持っている」という傾向が存在していることが明かされたが、ミスタには人格的な問題点は特に見られない(強いて挙げるなら、異常なまでの「4への忌避」くらいか)。
もっともバッド・カンパニー、ハーヴェスト、メタリカなどと違い、ピストルズは全員独立した自我を持っているので、従来の群体型とは別の分類をすべきなのかもしれない。
『JOJO A GOGO』においては荒木飛呂彦のお気に入りスタンドの第2位。シンプルな能力ゆえに、バトルではどんな対戦能力とも相性がよいという。