CV:大原さやか
概要
吉田優子/シャミ子と吉田良子の母親で、吉田ヨシュアの妻。いかにも「お母さん」らしい白の割烹着姿がトレードマーク。
だが、漫画・アニメにおける「少年少女主人公の母親キャラ」ではよくある事だが、二人の子持ちとは思えないほど若々しい美人でもある。本人曰く「闇の眷属となってから老け止まりした」。
「老け止まり」とは本作らしい軽い言い方だが、要は悪魔との契約で不老長寿の肉体を得たということであろう。こういったお約束要素に対して、設定上からの説明付けあるのはなかなか珍しいと言える。
夫ヨシュアの失踪後、光の一族の呪いによって多くのパワーや運を差し押さえられ貧乏生活の吉田家を女手一つで切り盛りしており、少ない生活費(医療費や教育費を除いて月額4万円)をやりくりするための倹約を心掛けている。
しっかり者だが茶目っ気のある一面や、シャミ子に負けず劣らずのドジな面も。というか、シャミ子のドジっ子ぶり自体、彼女由来の成分らしい。
(家の冷蔵庫が故障し新調した時も、「アパートの扉の大きさを失念しており、大きすぎて入れないサイズを購入」してしまい、返品する事になってしまった。その際、ごせん像も巻き添えで酒漬けにされた)
漫画によっては「夢魔の類と夫婦の契りを結び、まぐわり続けて複数の子を孕み、ヒトを辞め悪魔の一族となった永遠の若さを保つ美女」という存在はなかなかにダークファンタジーでエッッな雰囲気を醸しそうだが、上述のようなほのぼの生活描写によって本作らしいライトな空気に抑えられている。
当初は病弱なシャミ子に気負わせないようにヨシュアの素性や現状を隠していたが、シャミ子が先祖返りして角としっぽが生えたことにより、吉田家の真相を語った。
その後、リリスがごせん像から直接喋れるようになってから(2巻14話、アニメでは7話)、家長として権威を振るおうとしたリリスに対し、缶チューハイをお供えしたり、ポン酒風呂を用意したりして、その発言を封じていた。
その際、
「今はパーリータイムですので、込み入った話はご遠慮願います」
「仲良く同居したいですね、大姑さん」
などと言っている。
その様子を見たシャミ子いわく「この家の新しいパワーバランス、ちょっと見えました」