プロフィール
身長 | 161cm(アニメ版公式設定資料より) |
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CV | 大原さやか |
概要
吉田清子とは、『まちカドまぞく』の登場人物である。
人物
いかにも「お母さん」らしい白の割烹着姿がトレードマーク。
夫ヨシュアの失踪後、光の一族の呪いによって多くのパワーや運を差し押さえられ、貧乏生活の吉田家を女手一つで切り盛り。少ない生活費(医療費や教育費を除いて月額4万円)をやりくりするため、倹約を心掛けている。
貧乏生活に負けない芯の強さがあり、しっかり者の倹約家で、なおかつ茶目っ気や愛嬌があり優しい母親ではあるが、同時にシャミ子に負けず劣らずのドジな一面を有する。というか、シャミ子のドジっ子ぶり自体、彼女由来の成分らしい。
また、寛容で細かい点は気にしない質だが、邪神像をドアストッパーや肉叩きに使用したり、あちこちに放置したりしており、若干ずぼらな所もあったりする。
言及はされないがなかなかにナイスバディなお母さんであり、この辺りは娘である優子に遺伝している。
性格
主婦として、月4万円の呪いを受けつつ、倹約してシャミ子と良子を育てた。貧乏生活でも娘二人がひねくれる事無く育ったのは、母親としての彼女の努力があってこそである。
倹約家として町内のスーパーの安売り情報に長じており、スーパーのタイムセールを利用し、食材や日用品などを格安で購入するような、しっかりした一面を持つ。
シャミ子は桃に「うちのハンバーグは鶏肉で作ります」と言っており、安価な食材で色々と工夫していた事をうかがわせる。
シャミ子が桃へおすそ分けに持って行った料理も、鶏肉ハンバーグに豚肉ともやしの卵とじ、小分けにしたお惣菜(内容は不明)などを、シャミ子に一部手伝ってもらい作っている。
他にも、「パンケーキを作る時、豆腐と冷やご飯を生地にまぜてかさ増しする」「お好み焼きの生地におからを混ぜてかさ増しする」といった工夫が劇中で判明している。
これらに加え、シャミ子に受け継がれたと思しきドジっ子成分はこの年齢でも健在である。家の冷蔵庫が故障し新調した時も「アパートの扉の大きさを失念しており、大きすぎて入れないサイズを購入」してしまい、返品する事になってしまった。
※この際、ごせん像も巻き添えで(というか半ば腹いせで)酒漬けにされた。
ちなみに、冷蔵庫を購入する際には、「新しい冷蔵庫の舞」なる踊りを踊っている。
シャミ子により月4万円の呪いが解けた後も、以前のような安価な食材を購入していた。これは「高級食材いくことに腹くくれなかった」事もあるが、「他にもいろいろ差し押さえ中なので、がっかり微調整が入らないように」という理由からである。
千代田桃がばんだ荘に越してくる際には、桃が挨拶品が何がいいかとシャミ子に相談している際に「くれるならお米券をお願いします」とリクエストしていた。
なお、高級な食材に対しては縁が無かったためか、桃が挨拶品として牛肉を提供した際、「牛肉を見る権利をくれました。みんなで拝みましょう」などと言っている。
この牛肉ですき焼きを作り、桃とミカンの歓迎会を開いて、娘たちのみならず魔法少女二人にも振舞っている。
まぞくの妻
漫画・アニメにおける「少年少女主人公の母親キャラ」ではよくある事だが、二人の子持ちとは思えないほど若々しい美人でもある。本人曰く「闇の眷属となってから老け止まりしました」。
「老け止まり」とは本作らしい軽い言い方だが、要は悪魔との契約で不老長寿の肉体を得たということであろう。こういったお約束要素に対して、設定上からの説明付けあるのはなかなか珍しいと言える。
作品によっては「夢魔の類と夫婦の契りを結び、まぐわり続けて複数の子を孕み、ヒトを辞め悪魔の一族となった永遠の若さを保つ美女」という存在は、なかなかにダークファンタジーで淫靡な雰囲気を醸しそうだが、本作では上述のようなほのぼの生活描写によって、本作らしいライトな空気に抑えられている。
リリスがごせん像から直接喋れるようになってから(2巻14話、アニメでは一期7話)、家長として権威を振るおうとしたリリスに対し、缶チューハイをお供えしたり、ポン酒風呂を用意したりして、その発言を封じていた。
その際、
「今はパーリータイムですので、込み入った話はご遠慮願います」
「仲良く同居したいですね、大姑さん」
などと言っている。
その様子を見たシャミ子いわく「この家の新しいパワーバランス、ちょっと見えました」
実際、リリスがネット通販でシャミ子に自分用の服を買わせた時も、支払いの請求書が届いた際にはごせん像ごと酒漬けにしたのち、
「次こういうことしたら、ネットオークションで売り飛ばしますよ」
と、警告している。
なお、当然ながら成人ゆえに、時折リリスとともに飲酒していたりする。
ただし、酔ったら茶目っ気分が増大するらしい。上記の魔法少女歓迎会にて、夫の封印されている段ボール箱が、ミカンの実家の工場で用いているそれと知った時、
「今は楽しい歓迎会の場です、あとで考えましょ」
などと言い、桃に「落ち着き過ぎです」などと言われている。
ついでにその直後に、ミカンが持ってきた多くの段ボール箱の中に、ヨシュアの入ったお父さんボックスを混ぜてシャッフルクイズをしようとした(さすがに桃に止められ未遂に終わったが)。
当初は病弱なシャミ子に気負わせないようにと、ヨシュアの素性や現状を隠していたが、シャミ子が先祖返りして角としっぽが生えたことにより、吉田家の真相を語った。
趣味・その他
懸賞に応募する事を趣味にしていたらしいが、過去には全然当たらなかったらしい(シールを集めて送るものらしいが、ことごとく当選しなかったため「当たらなかったら切手泥棒です」と言い放った)。これは、シャミ子が桃に挑戦するための資金(小遣い)を捻出するため、やめてしまった。
趣味とは違うが、たまさくら商店街のポイントカードを有しており、ポイントを溜めて「いい感じの皿」を手に入れていた。しかし今までは一枚入手するごとに、次にポイントを溜めるまで、皿のデザインが変更してしまっていた。そのため、三枚入手する頃には、棚へのおさまりが悪かった。
それをふまえ、アニメ一期10話劇中では、三枚同時に交換できるまでポイントを溜め、同じデザインの皿三枚を交換するためにたまさくら商店街へと向かっていった。また、ポイントカードを出す際には、冷蔵庫の舞のように、ポイントカードの舞を踊っている。
これらの他、チラシを折り紙のように折って、色々と作れるらしい。
チラシからアート作品(劇中では原作4巻に、アニメは2期OPおよび10話に、チラシを折って作った鳳凰のオブジェが登場)を作るのみならず、生ごみを捨てるための小箱も作っていた。
シャミ子は小箱の作り方を習っており、ミカンがごみとともにチラシを溜め込んでいたことから、小箱を多く作っている。他にも紙鉄砲も作った。
シャミ子いわく「お母さんのチラシアートはすごいんですよ」。