吉田良子
よしだりょうこ
概要
概要
吉田良子とは、『まちカドまぞく』の登場人物である。
吉田優子/シャミ子の妹。小学生。シャミ子のことは「お姉」と呼んでいる。シャミ子および母親からは「良(りょう)」と呼ばれており、本人の一人称もそれに準ずる。但し、ごく稀であるが「私」ということもある。
アニメ版では初登場が前倒しにされており、1話目から登場する。
人物
人物
年齢の割にかなり大人びた思考と冷静な頭脳、理知的な性格の持ち主で、大好きな姉の力になりたいと日々様々なことを学び活かそうとしている。
しかし同時に、姉の事を尊敬する純真な所もあり、姉であるシャミ子のことを非常に慕っている。その顔立ちや髪形は、母親の清子に似ている。
姉がまぞくとして魔法少女と戦うことになると知り、それ以降は積極的に姉をサポートする参謀ポジションになりたいと明言。実際に姉や仲間たちを知識や情報の面からサポートすることも多くなった。そこから武器や軍略、戦略に関する本を読み漁り、扱う武器のイメージに悩むシャミ子に適した武器を提案するなど、姉の役に立ちたいと行動している。
シャミ子の事はぽんこつまぞくとは思っておらず、「千代田桃のような魔法少女を配下にした、すごい姉」と認識している。後になって「姉が桃を陥落したのは、子供に語れないような手法を用いたから」と、あくまでも姉の事を持ち上げた推測をしていた。その純粋に信じ込む様子を見た桃自身も、良の憧れを壊すまいと、事実を言わず話を合わせてしまっている。
シャミ子に角が生える以前から読書家であったらしく、図書館で難しい本を借りては呼んでいた様子。シャミ子がアルバイト代で何か買ってくれると言った時にも、救急箱や乾燥ひじきの他に、家庭の医学書や兵法書などをリクエストしていた(アニメ一期1話でも、邪神像の封印を解いた際には、家に図書室を増設する事を希望している)。
ただどうも読む本が陰謀と奸計渦巻くドロドロの歴史モノに偏っているらしく、そういった展開が見えてくると目を輝かせる。果てはハードボイルド小説まで愛読していると自ら語っており(下記参照)、そういう意味ではシャミ子よりもよほど闇の一族らしくはある。
洞察力も優れており、千代田桜の捜索時、機転を利かせ誰よりも早く桜の行先を突き止めた。
更には、母親の清子が語った「父親が帰って来られない理由」についても、自力で感づいてしまっている(清子が隠し事が苦手である事も理由だが)。
曰く、
「良はハードボイルド小説も嗜んでいるので、父はわけあってプリズンにおつとめ中なのだと思ってた」
「なので(自宅の段ボール箱に封じられていたと知り)、思ったより近くにいて安心した」
と独白。これを聞いた陽夏木ミカンは、「根性があるのね」と驚き感心していた(原作三巻。ちなみにこのセリフは、アニメでは一期12話で清子から言われている)。
「論語」あたりでも読んだのか、自らの意見を言う時に「良いわく」と前置きする。
元々は「バクさんいわく→狐さんいわく→良いわく」という流れがあったのだが、今では自分一人が話す場合でも同様となっており、半ば口癖になりかけている。
人間関係
人間関係
姉や先祖と同じく一応は敵対関係にある千代田桃や陽夏木ミカン、更にはとんでもなく怪しげな行動ばかり目立つ小倉しおんなどとも良好な関係を築いていっている。
ミカンとは、原作二巻、アニメ一期10話で、桃の自宅にて初体面した。
その時にはミカンも姉の軍門かと知らずに尋ねたが、直後に事情を知らないミカンを桃が無理やり力技で軍門に下らせる事で、事なきを得ている。
ただし、それ以外ではごく普通に接しており、一緒に桃の自宅のベランダから、周囲の風景を見て写真を撮っていた。のちにミカンがばんだ荘に引っ越してきた時(原作三巻、アニメ二期1話)も、歓迎会の買い出しにミカンとスーパーへ赴いている。
ちなみにアニメ一期1話では、アニメオリジナルの描写として、通っている小学校の友人たちと言葉を交わしている。その様子からして、ごく普通に受け入れられ、学校生活を送れている様子。
級友たちからは「いつも図書室で難しい本を借りて読んでいる子」と思われている事が、会話からうかがえた。
誰に対しても常に敬語を使う母や姉と違い、家族に対しては勿論、他人であっても初対面でない親しい人物には基本的にタメ口で会話をしている(敬語が使えない訳ではない)。ご先祖であるリリスに対しても、何気にタメ口だったりする。
また、初期にはリリスとは邪神像を通してしか会話できず、夢の中に入り込む力も無かったため、リリスの封印空間に入れず、その真の姿を見た事も無かった。
原作四巻にて、シャミ子が『ナントカの杖』を使いこなすイメージトレーニングのために封印空間内に入り込んだ時には、一緒に入っている。これはシャミ子とリリスの血縁者ゆえに入れた様子で、魔力がどんなに高くとも、魔法少女は入れなかった。
この時に初めてリリスの姿を見て、「お姉の2Pカラーみたい」と言っていた。
この時に、イメージする力が乏しいシャミ子へ「お姉の好きな昔のゲームを参考に」とアドバイス。このおかげでシャミ子は、ナントカの杖を炎や雷を出す杖や「おやつを出す」おやつタイムの杖などに変化させ、リリスからの模擬戦闘ノルマをクリアさせていた。
家系的には闇の一族だが、シャミ子のようなまぞくとしての力は無いようで、シャミ子のように夢の中に入り込んだり、危機管理フォームのような能力は有していない。まぞくの証である角や尻尾なども生えていない(生来能力が無いためか、あるいはまだ年齢が幼いために力に目覚めていないためかは不明)。
いずれにせよシャミ子と違って呪いの実害からも免れている。
しかし魔法少女としての素質はあるらしく、朱紅玉と契約解除したナビゲーター(魔法少女のサポート役)のジキエルから、魔法少女にスカウトされたりもしている。
この時ジキエルは彼女のことをシャミ子の妹とは気付かなかったらしく、目の前でシャミ子を散々悪し様に言ってしまった。そのため良子は、持たされていた小倉ボタンを用いてしおんに助けを求めている(原作5巻)。
その後もしつこくジキエルから勧誘されていたが、「そういうことをすると後がややこしくなるって本で読んだ」とキッパリ断った。賢い。
ちなみにしおんとは、これ以前にウガルルのよりしろを作る時出会っており、「お姉、この人誰?」と尋ねている(原作4巻)。
その縁や本の貸し借り等で、変人ではあるが良なりにしおんを慕うようになり、しおんが時空間に閉じ込められた際はシャミ子と桃に救出を懇願したり、桃のブラックジョークで号泣したり、大好きな姉に対して明確な苛立ちを見せるなど感情的になっていた。
誰よりも親密だった為か、しおんの正体にいち早く感づいている。
なお、自身の血液型がA型な事に関しては「お姉とおそろいじゃなくてちょっと悲しい」。
誕生日には「七草粥は食べた事が無い」との事。
趣味
趣味
カメラに興味を持ち、図書館でもカメラに関する書籍を読んでいたらしい。そこからシャミ子に、バイト代でデジタルカメラを購入してもらった。以後、近所の風景や桃の自宅などで、手近なものを被写体にしては撮影している。
その写真の腕前は悪くはないらしく、千代田桃は「良ちゃんの写真を見たけどセンスあると思う」と評価。そして「早くPCの操作を覚えた方が良いと思う」と、桃は自宅から画像ソフトをインストールしたノートPCを貸し出している。
この借りたノートPCを使いこなし、現在は学校の宿題や日記など、多くをPCで行っている。また、PCに関しても桃から多重バックアップなど使い方などを教授されており、不調の際には桃に見てもらっている。
実現してはいない様子だが、休日には「暇になったらでいいから、お姉の撮影会をしたい」と考えている。
シャミ子の危機管理フォームの写真を「シャミ子の戦装束」として、桃からもらった時も、
「お姉って戦う時は、こんな感じなんだ。今度撮ってもいい?」「良はかっこいいと思う」と、撮影したい事を口にしていた。
また、上記にあるように、読書も趣味。写真を撮るようになってからも、上記のように陰謀と奸計渦巻くような内容の書籍を欠かさず読み続けている。原作三巻、アニメ二期2話でも、「裏切りと粛清の古代大陸史」という書籍を「お姉の天下統一の参考に」という理由で読んでいた。
また、普通の書籍であっても、内容から戦略やら戦術やらを見出してしまったりする。これは良子自身の趣味と性格でもあるようで、シャミ子が「良はまだ小学生なんだから、もっと楽しい本を読みましょう」と、「さるかに合戦」を手渡したところ、
「奇襲からの有利地形への誘い出し」「個性を生かした配置と連携は、童話とは思えない奥深い戦術を」
などと見出しており、シャミ子から「高いラーニング能力」と言われたり。
概要
概要
吉田良子とは、『まちカドまぞく』の登場人物である。
吉田優子/シャミ子の妹。小学生。シャミ子のことは「お姉」と呼んでいる。シャミ子および母親からは「良(りょう)」と呼ばれており、本人の一人称もそれに準ずる。但し、ごく稀であるが「私」ということもある。
アニメ版では初登場が前倒しにされており、1話目から登場する。
人物
人物
年齢の割にかなり大人びた思考と冷静な頭脳、理知的な性格の持ち主で、大好きな姉の力になりたいと日々様々なことを学び活かそうとしている。
しかし同時に、姉の事を尊敬する純真な所もあり、姉であるシャミ子のことを非常に慕っている。その顔立ちや髪形は、母親の清子に似ている。
姉がまぞくとして魔法少女と戦うことになると知り、それ以降は積極的に姉をサポートする参謀ポジションになりたいと明言。実際に姉や仲間たちを知識や情報の面からサポートすることも多くなった。そこから武器や軍略、戦略に関する本を読み漁り、扱う武器のイメージに悩むシャミ子に適した武器を提案するなど、姉の役に立ちたいと行動している。
シャミ子の事はぽんこつまぞくとは思っておらず、「千代田桃のような魔法少女を配下にした、すごい姉」と認識している。後になって「姉が桃を陥落したのは、子供に語れないような手法を用いたから」と、あくまでも姉の事を持ち上げた推測をしていた。その純粋に信じ込む様子を見た桃自身も、良の憧れを壊すまいと、事実を言わず話を合わせてしまっている。
シャミ子に角が生える以前から読書家であったらしく、図書館で難しい本を借りては呼んでいた様子。シャミ子がアルバイト代で何か買ってくれると言った時にも、救急箱や乾燥ひじきの他に、家庭の医学書や兵法書などをリクエストしていた(アニメ一期1話でも、邪神像の封印を解いた際には、家に図書室を増設する事を希望している)。
ただどうも読む本が陰謀と奸計渦巻くドロドロの歴史モノに偏っているらしく、そういった展開が見えてくると目を輝かせる。果てはハードボイルド小説まで愛読していると自ら語っており(下記参照)、そういう意味ではシャミ子よりもよほど闇の一族らしくはある。
洞察力も優れており、千代田桜の捜索時、機転を利かせ誰よりも早く桜の行先を突き止めた。
更には、母親の清子が語った「父親が帰って来られない理由」についても、自力で感づいてしまっている(清子が隠し事が苦手である事も理由だが)。
曰く、
「良はハードボイルド小説も嗜んでいるので、父はわけあってプリズンにおつとめ中なのだと思ってた」
「なので(自宅の段ボール箱に封じられていたと知り)、思ったより近くにいて安心した」
と独白。これを聞いた陽夏木ミカンは、「根性があるのね」と驚き感心していた(原作三巻。ちなみにこのセリフは、アニメでは一期12話で清子から言われている)。
「論語」あたりでも読んだのか、自らの意見を言う時に「良いわく」と前置きする。
元々は「バクさんいわく→狐さんいわく→良いわく」という流れがあったのだが、今では自分一人が話す場合でも同様となっており、半ば口癖になりかけている。
人間関係
人間関係
姉や先祖と同じく一応は敵対関係にある千代田桃や陽夏木ミカン、更にはとんでもなく怪しげな行動ばかり目立つ小倉しおんなどとも良好な関係を築いていっている。
ミカンとは、原作二巻、アニメ一期10話で、桃の自宅にて初体面した。
その時にはミカンも姉の軍門かと知らずに尋ねたが、直後に事情を知らないミカンを桃が無理やり力技で軍門に下らせる事で、事なきを得ている。
ただし、それ以外ではごく普通に接しており、一緒に桃の自宅のベランダから、周囲の風景を見て写真を撮っていた。のちにミカンがばんだ荘に引っ越してきた時(原作三巻、アニメ二期1話)も、歓迎会の買い出しにミカンとスーパーへ赴いている。
ちなみにアニメ一期1話では、アニメオリジナルの描写として、通っている小学校の友人たちと言葉を交わしている。その様子からして、ごく普通に受け入れられ、学校生活を送れている様子。
級友たちからは「いつも図書室で難しい本を借りて読んでいる子」と思われている事が、会話からうかがえた。
誰に対しても常に敬語を使う母や姉と違い、家族に対しては勿論、他人であっても初対面でない親しい人物には基本的にタメ口で会話をしている(敬語が使えない訳ではない)。ご先祖であるリリスに対しても、何気にタメ口だったりする。
また、初期にはリリスとは邪神像を通してしか会話できず、夢の中に入り込む力も無かったため、リリスの封印空間に入れず、その真の姿を見た事も無かった。
原作四巻にて、シャミ子が『ナントカの杖』を使いこなすイメージトレーニングのために封印空間内に入り込んだ時には、一緒に入っている。これはシャミ子とリリスの血縁者ゆえに入れた様子で、魔力がどんなに高くとも、魔法少女は入れなかった。
この時に初めてリリスの姿を見て、「お姉の2Pカラーみたい」と言っていた。
この時に、イメージする力が乏しいシャミ子へ「お姉の好きな昔のゲームを参考に」とアドバイス。このおかげでシャミ子は、ナントカの杖を炎や雷を出す杖や「おやつを出す」おやつタイムの杖などに変化させ、リリスからの模擬戦闘ノルマをクリアさせていた。
家系的には闇の一族だが、シャミ子のようなまぞくとしての力は無いようで、シャミ子のように夢の中に入り込んだり、危機管理フォームのような能力は有していない。まぞくの証である角や尻尾なども生えていない(生来能力が無いためか、あるいはまだ年齢が幼いために力に目覚めていないためかは不明)。
いずれにせよシャミ子と違って呪いの実害からも免れている。
しかし魔法少女としての素質はあるらしく、朱紅玉と契約解除したナビゲーター(魔法少女のサポート役)のジキエルから、魔法少女にスカウトされたりもしている。
この時ジキエルは彼女のことをシャミ子の妹とは気付かなかったらしく、目の前でシャミ子を散々悪し様に言ってしまった。そのため良子は、持たされていた小倉ボタンを用いてしおんに助けを求めている(原作5巻)。
その後もしつこくジキエルから勧誘されていたが、「そういうことをすると後がややこしくなるって本で読んだ」とキッパリ断った。賢い。
ちなみにしおんとは、これ以前にウガルルのよりしろを作る時出会っており、「お姉、この人誰?」と尋ねている(原作4巻)。
その縁や本の貸し借り等で、変人ではあるが良なりにしおんを慕うようになり、しおんが時空間に閉じ込められた際はシャミ子と桃に救出を懇願したり、桃のブラックジョークで号泣したり、大好きな姉に対して明確な苛立ちを見せるなど感情的になっていた。
誰よりも親密だった為か、しおんの正体にいち早く感づいている。
なお、自身の血液型がA型な事に関しては「お姉とおそろいじゃなくてちょっと悲しい」。
誕生日には「七草粥は食べた事が無い」との事。
趣味
趣味
カメラに興味を持ち、図書館でもカメラに関する書籍を読んでいたらしい。そこからシャミ子に、バイト代でデジタルカメラを購入してもらった。以後、近所の風景や桃の自宅などで、手近なものを被写体にしては撮影している。
その写真の腕前は悪くはないらしく、千代田桃は「良ちゃんの写真を見たけどセンスあると思う」と評価。そして「早くPCの操作を覚えた方が良いと思う」と、桃は自宅から画像ソフトをインストールしたノートPCを貸し出している。
この借りたノートPCを使いこなし、現在は学校の宿題や日記など、多くをPCで行っている。また、PCに関しても桃から多重バックアップなど使い方などを教授されており、不調の際には桃に見てもらっている。
実現してはいない様子だが、休日には「暇になったらでいいから、お姉の撮影会をしたい」と考えている。
シャミ子の危機管理フォームの写真を「シャミ子の戦装束」として、桃からもらった時も、
「お姉って戦う時は、こんな感じなんだ。今度撮ってもいい?」「良はかっこいいと思う」と、撮影したい事を口にしていた。
また、上記にあるように、読書も趣味。写真を撮るようになってからも、上記のように陰謀と奸計渦巻くような内容の書籍を欠かさず読み続けている。原作三巻、アニメ二期2話でも、「裏切りと粛清の古代大陸史」という書籍を「お姉の天下統一の参考に」という理由で読んでいた。
また、普通の書籍であっても、内容から戦略やら戦術やらを見出してしまったりする。これは良子自身の趣味と性格でもあるようで、シャミ子が「良はまだ小学生なんだから、もっと楽しい本を読みましょう」と、「さるかに合戦」を手渡したところ、
「奇襲からの有利地形への誘い出し」「個性を生かした配置と連携は、童話とは思えない奥深い戦術を」
などと見出しており、シャミ子から「高いラーニング能力」と言われたり。
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