CV:水樹奈々(ドラマCD) / 上田麗奈(HDリマスター版)
概要
上流階級の生まれな上に、文武両道を地で行く才媛の為、良くも悪くも誇り高く、他人を見下しがちな嫌味な少女。
劇中の軌跡
進路相談の為に、担任の高尾祐子が入院する新宿衛星病院に向かい、彼女を捜している(だが、祐子捜索は主人公と勇に丸投げし、千晶自身は主人公が持っていた雑誌を半ば横取りし、雑誌の内容に文句を言いながら読むだけで何もしていない)内に東京受胎に遭遇、序盤は動揺していたものの、即座に現状を受け入れた。
しかし、プライドの高い性格の為、崩壊後の世界で初めて主人公(=嘉嶋尚紀 / 間薙シン)と再会しても協力しようとはせず、自分1人の力で混沌とした世界を生き抜く決心をして旅立っていった。
後に、力だけを全てとする弱肉強食のコトワリ「ヨスガ(縁)」に目覚めたものの、所詮は東京受胎前の知識だけではどうにも出来ず、実質的に人生初の挫折と屈辱を味わうしかなかった。
挫折する千晶だったが、偶然にも崩壊したマントラ軍本拠地で、同様の思想を持ちながらも悪魔であるが故にコトワリを持てなかったゴズテンノウ(リマスター版CV:楠見尚己)の残留思念と接触。
互いに共鳴して千晶はゴズテンノウの力を継承し、ボルテクス界の王「魔丞」としての地位を獲得。マントラ軍残党を支配下に置き、王の力を行使して弱者に対する虐殺を繰り返すようになる。
最終的には魔神バアル・アバターとなり、コトワリを問わず人修羅との死闘を演じる事になる。
余談
上記の通り、主人公とは幼馴染の関係だが、劇中ではその設定を生かしたエピソードはほとんど皆無。
この為、設定としては失敗しているように見えるが、他のコトワリの守護ボス達が、同じ思想ならば戦わない姿勢を示す中、上記の通り唯一同じ思想であっても戦う為、「下手に情を持たなくて済む」1点ではありがたいとも言える。