概要
江戸時代に有名な俳人である与謝蕪村によって描かれた『蕪村妖怪絵巻』にある妖怪。
京都の帷子辻に現れたといわれ、尻に雷のように光る目がある。
絵巻にはのっぺらぼうの一種「ぬっぽり坊主」として書かれており、尻目という名は水木しげるの著書による。尻の目ともいう。
服を脱いで全裸になり、いきなり尻を見せて人を脅かすとされる。
創作での扱い
一発ネタのような妖怪だが、pixivでは女性の尻目を描いたイラストも多い(R-18含む)。
妖怪仕置人
中津賢也作の妖怪漫画。
とある人物の正体。
尻の目で記憶操作能力を持つため、序盤は妖怪がらみの事件が解決した後に、本人は不本意であったが尻を見せて妖怪の存在を秘匿するのがお約束だった。
朧村正
DLCの妖怪として登場。
一般には知られていない妖怪だったので、見ての通りのたたずまいから話題になった。尻の前に立つと突進してくる他、巨大化しては衝撃波を出したり尻の目から人魂のようなものを出して攻撃してくる。その人魂のようなものを出す様子が汚すぎると専らの評判。
ゲゲゲの鬼太郎
GBAのゲーム「危機一髪!妖怪列島」に敵として登場する。普段は尻の目を閉じて徘徊しており、しばらくすると目を開ける。攻撃が通じるのは目を開けてる時だけなので相手しないのが吉だが、鬼太郎のジャンプ力も高くはないので飛び越えるのも一苦労な厄介な敵。
平成狸合戦ぽんぽこ
「妖怪大作戦」のシーンで登場する。ポリバケツの中に入っており、ゴミ袋を捨てにきた女性に尻の目を見せた後、頭部の大きな口を見せて驚かせる。普通の尻目とちょっと違うタイプである。