概要
『古事記』では鹿屋野比売神、『日本書紀』では草祖草野姫(くさのおやかやのひめ。草祖は草の祖神の意味)と表記し、『古事記』では別名が野椎神(のづちのかみ)であると記している。
神産みにおいて伊邪那岐命(イザナギ)と伊邪那美命(イザナミ)の間に生まれた。
『古事記』においては、山の神である大山津見神(オオヤマツミ)との間に、4対8柱の神を生んだ。
神名の「カヤ」は萱のことである。
萱は屋根を葺くのに使われるなど、人間にとって身近な草であり、家の屋根の葺く草の霊として草の神の名前となった。
別名の「野槌(ノヅチ)」は「野の精霊(野つ霊)」の意味である。
関連タグ
ノヅチはシリーズに頻繫に出てきていたが真Ⅴにて、カヤノヒメも登場することが明らかになっている。種族は地霊。
なお、カヤノヒメという名の悪魔自体は偽典・女神転生が初出だが、その時はノヅチ基準のワームに似た姿(種族は龍神)をしており、どういうわけか縁も所縁もないケルト神話由来のダヌー神族に所属していた。⇒偽典での見た目