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拳児の編集履歴

2021-11-05 10:43:44 バージョン

拳児

けんじ

『拳児』は原作:松田隆智、作画:藤原芳秀による日本の漫画作品。

概要

週刊少年サンデー』(小学館)に、1988年2・3号から1992年5号まで連載。

中国武術をテーマとしながら、主人公・拳児の成長を軸に中国武術の技術論や思想・哲学などを描いた物語。

日本では馴染みの薄い中国武術の文化や歴史、専門用語や各流派の特徴や型などを詳しく解説しているのが特徴。

八極拳」の技として現在知名度が高い「鉄山靠」「猛虎硬爬山」等はこの作品の影響だと思われる。

ただしあくまで原作者の知見や実体験を基にしている為、事実とは異なる部分があり、肝心の劇中描写においても大きく誇張された部分が多い。原作者が八極拳の門弟であった事から「八極拳」を優遇気味に描写しているなどの面もあるので、内容の全てが真実とは限らない点には留意する必要がある。

原作の松田隆智(まつだりゅうち、1938年~2013年)は愛知県岡崎市出身の中国武術研究家で真言宗東寺派僧侶(『隆智』は法名で本名は松田 鉦(まつだ まさし)。

ひらけ!ポンキッキ」の楽曲である「カンフーレディ」で型を披露している武術家は松田本人。


2018年6月1日よりサンデーうぇぶりにて続編の『拳児2』を掲載中。2013年に死去した松田氏は原作から原案の位置づけになり、かわって佐藤敏章がシナリオ協力を担当している。


外伝作品として「李書文」を主役に据えた短編集がある。


登場人物

  • 剛拳児(ごう けんじ)

主人公。

幼いころから祖父・侠太郎の影響で「八極拳」を学び、熱心に取り組んでいた。

紆余曲折あって高校時代に不良を束ねる拳法使いトニー端に目をつけられて抗争に巻き込まれて停学処分になった事を契機に、以前より切望していた行方知れずの祖父を探す旅に出る決意を固め、協力者の助けを借りて中国へと渡る。

幼少期はやんちゃで向こう見ずな性格だったが、中学生以降は勉学優秀で礼儀正しい性格に成長した。しかし、一途に強さを追い求める熱さと曲がったことを許さない義侠心、そしてどんなに困難な局面でも前向きに立ち向かい、実力差が判然としている相手にも臆せずに対峙するほどの向こう見ずさは失うことなく持ち続けている。



  • 剛侠太郎(ごう きょうたろう)

拳児の父方の祖父で、八極拳の師匠。

日中戦争従軍した際、傷を負って倒れていたところを八極門の門弟であった農夫の男に救われ、それを機に八極拳士・孟修齢に弟子入りして八極拳を習得。以後現地で中国人として生きていたが、終戦後、一門の協力を得て日本に帰国を果たした。

老境を機に、世話になった恩人に会う為に中国に渡りその後消息を絶つ。



関連タグ

中国拳法 武術


外部リンク

サンデーうぇぶり:『拳児』のページ。『拳児2』も読むことが出来る。

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