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編集者:forte-narou
編集内容:シーカー族ではないことに関する表記を調整

ままならぬものにござるな

未来など、容易く変わる……

概要

厄災の黙示録におけるイーガ団の筆頭幹部。コーガ様の側近であり、怠け者である彼に代わって団を取り仕切っている。語尾に「ござる」をつける。

外見は通常の幹部と似ているが兜の形が若干違っており、二刀流スタイルが特徴。

主には忠実な武人であり、正々堂々とした勝負を好む一方で策を弄して敵を分断させたり、女子供も容赦なく手に掛けようとする冷静さ・冷酷さを持つ。

協力者アストルと共に厄災ガノンを復活させ、ハイラル王家への復讐を果たそうとする。

ただし、後述する理由から忠誠心はイーガ団ではなくコーガ様に捧げている。

専用の戦闘BGMまで用意されているなど、イーガ団のメンバーとは思えない強キャラ感を放っている。

強敵としてリンクたちとは幾度も渡り合う。

活躍

初登場は2章「ゲルドの族長ウルボザ」から。

リンクたちに追い詰められたコーガ様を救うべく颯爽と登場。リンクとウルボザでも受け止めきれないほどの斬撃で怯ませ、その間に撤退した。

その後、「イーガ団急襲」にて再登場。ハイラル宿場町を舞台にリンクたちと死闘を繰り広げる。嘘の情報を流してミファーダルケルリーバル、ウルボザの4人を分断させゼルダの守りを手薄にさせる。そして本命であるゼルダを抹殺するべく自ら立ち塞がるが、先の戦いで軽んじていたのか最も警戒すべき相手であるリンクを無視していたため妨害されてしまう。自分と互角に渡り合うリンクを前にさすがのスッパも認識を改めた。そこで一度姿を消し、不意打ちでゼルダを仕留めようとしたがここでもリンクによって阻止され、これ以上の悪足掻きはせず退却していった。

4章「アッカレ砦奪還戦」で再びリンクたちと相まみえる。砦内を逃げながらリンクたちと戦いを繰り広げるも撃退された。最後の対決となる「イーガ団掃討戦」ではアジト内部にてリンクたちと激突する。一度倒されて撤退するが、最深部にいるコーガ様の危機に駆けつけ最後の戦いを繰り広げる。敗れはしたもののコーガ様と共に命からがら逃げ延びる。

そこへ現れたアストルに掴み掛かり難詰する。彼は「イーガ団の勝利」を予言していたが、実際は逆の結果となってしまった。だがアストルは笑って相手にせず「自分と手を切ることは厄災ガノンを敵に回す」と脅しつける。納得いかないスッパだが仕方なく引き下がった。

しかしその後、生き残った団員たちはアストルによって命を奪われ厄災ガノンへの生贄に捧げられてしまう。ガノンにとって自分たちは使い捨ての駒に過ぎないと気づくも時既に遅く、スッパはコーガ様を守るべくアストルに戦いを挑むのだが……。

その後

消息不明となる。ただし、ある条件を満たすと解放される隠しエンディングでは彼らしき姿を確認できるため存命はしていると思われる。

またエンディング後にプレイできる高難易度バトルチャレンジ「決戦!ハテノ砦」では、ガーディアンの群れに苦戦するリンクたちを救うべくコーガ様と共に救援に駆けつける。スッパがフェードアウトしてから出て来るのは久々なので驚いプレイヤーも多いだろう。

…ここは通さぬぞ。覚悟せよ!

追憶の守護者

2021年10月29日配信のDLC第二弾にてプレイアブル化。記憶チャレンジ「Exイーガ団撤退戦」で団員たちを一人も死なせずクリアすれば使用可能になる。

裏切ったアストルから命からがら逃れたスッパたちだが、団員の多くは厄災ガノンへの贄にされてしまっていた。ふと、スッパはコーガ様との出会いを思い出す。

飢えに苦しみ、食べ物を求めて当てもなく彷徨う子供。ある時、イーガ団のアジトに迷い込み倒れてしまう。団員たちは突然の闖入者に敵意を向けるが、ただ一人コーガ様だけは理由も聞かずツルギバナナを食べさせてくれた。

この恩はいつか返してもらうぜ?」――かつてコーガ様に言われた言葉は、子供が大人になった後にも記憶に残り続けていた。

そこまで思い返した直後、スッパたちは追っ手として現れた4体のカースガノンに囲まれ窮地に陥る。スッパは残りを力を振り絞ってカースガノンたちの動きを封じ、その間にコーガ様だけ逃げるように告げる。必死の説得に折れたコーガ様はその場を後にし、スッパはただ一人でカースガノンたちに立ち向かう。

御恩……返せたでござるか……?

以上の経緯、並びにブレワイ本編の時系列において登場していない事への理由として挙げられるものに寿命の概念がある事から、彼はシーカー族ではない可能性が高い。

「カカリコ村救援戦」では、先の戦いで本拠地を失ったためカカリコ村へと侵攻し新たな拠点にしようとする。それを見とがめたダルケルユン坊らに阻まれ交戦。ダルケルが動かすヴァ・ルーダニアの援護もあって劣勢を余儀なくされる。そこでダルケルを仕留めるべくヴァ・ルーダニアに乗り込んで死闘を繰り広げるが撃退された。

余談

姫川明の著作「神々のトライフォース」には盗賊少女ガンティなるオリジナルキャラクターが登場する。

盗賊仲間と共に馬車を襲うのだが、ここにはリンクが隠れており、アグニムの追っ手であるハイラル兵士(の姿をした魔物)たちに包囲されて窮地に陥っていた。ガンティの横槍でリンクは窮地を脱するが、ガンティの方は馬車をリンクに持って行かれてしまったので怒っていた。

リンクを追いかけたものの飢えてフラフラになってしまったガンティは、カカリコ村の酒場に入るなり倒れてしまう。誰もが『盗賊の女』と見て助けるのを渋る中、リンクだけは恩もあって「助けてあげてほしい」と言う。ガンティは御馳走を振る舞われた後、先の襲撃でケガをしていたことも判明したのでリンクから回復のリンゴを渡される。

これらの恩からガンティはリンクに同行するのだが、疲れたらすぐにおんぶをねだるなど苦労はしたくないという態度だった(撤退戦でコーガ様から「(疲れたなら)俺様が担いでやるぞ」と言われても断ったスッパとは真逆である)。

これに限らず姫川ゼルダはイーガ団との類似点が多い(特にこれとか)。

ちなみに「すっぱ(素っ破/透っ波)」とは実際に忍者が活躍していた時代における忍びの別称であり、「すっぱ抜き」(秘密が明るみに出ること)など現代にも言葉としては残っている。

関連タグ

厄災の黙示録 イーガ団 シーカー族

ヴァルガ(ゼルダ無双):似たような立ち位置のキャラクター。

編集者:forte-narou
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