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星霊(TOARISE)の編集履歴

2021/11/14 16:13:44 版

編集者:蛸丑

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この記事にはテイルズオブアライズの物語の根幹に関わるネタバレを含みます。

概要

星霊とは万物が内包する星霊力に宿った意志のことであり、ダナとレナ双方に存在。

星霊力自体は通常ならただのエネルギーであるが、その星霊力が1ヶ所に集中する事で膨大な星霊力に意志が宿る。

最初に星霊力の意志が顕現したのはビエゾ戦のクライマックス。この時巨大な『炎の怪物』として現れており、後にアルフェン達は膨大な星霊力には意志が宿り、主霊石や集霊器にはそれを抑制する機能が搭載されている為通常は意志が顕現しないという仮説に至り、終盤にその仮説が正しい事が証明される。

星の意志の様なものであり、『炎の怪物』よりも巨大な星霊力の意志は「声」という形で星に生きる種族に接触する。

本編では「ダナの意志」、「レナの意志」とも呼ばれている。

ダナの星霊

全域に薄く広がる様に存在しており、強い意志が顕現する事はなく「声」も弱い。

本編でその意志が顕現したのはダナの星霊力が集束する《楔》やレネギスといった人為的に集中させた環境のみ。それも「声」のみで実体化する事はなかった。

星霊力の感受性が高いリンウェル以外のメンバーもその意志に触れ、特にレネギスではアルフェンが知らなかった300年前の真相を知る手掛かりとなる。

上記のように強い強制力はないが、ダナを喰らい尽くすそうとするレナの星霊への危機を抱いているのか、アルフェンたちに過去のビジョンを見せる事で手助けをしている。アルフェンが300年ぶりに目覚めたのも偶然ではなく、ダナの危機に対抗する為に何者かが導いたのではないかと推測している場面もある。

レナの星霊

芯央に集中する様に存在する為ダナの意志とは逆に強く意志が顕現し、真のレナの民ヘルガイムキルの精神に干渉し支配している。

その真意は星霊力を貪る欲求を満たす事。つまりこの物語における全ての元凶

干渉できるのはレナに属する生物のみで、ダナ人は勿論のこと、本来のルーツがダナであるレナ人の精神にも干渉はできない。

終盤にてダナの星霊力を《楔》とレネギスを介して取り込む事でレナ本星に巨大な花の形で実体化。星自体がラスボスと言え戦闘時には星霊の意志の核が実体化し、倒す為に必要だったレナス=アルマを取り込んでしまう。

ヘルガイムキル達を操りレナの星霊力を枯渇させる程食らい、その結果レナは星としての原形が保てない歪な形に変貌。地表は殆どが虚水の海と化している

そして次に膨大な星霊力に満ちたダナに手を出し、ヘルガイムキル達はその欲求を効率よく満たす為の仕組み、すなわち領戦王争(スルドブリガ)をレナ人達に行わせた。

双世界の真実

最終決戦で本来ダナとレナは一つの星として誕生するはずだった事実が判明。しかし現在の様に二つの星として誕生してしまい、本来在るべき姿へと戻る為にレナの星霊は二つの世界の星霊力を吸収していた。

ダナにのみ「光」、レナにのみ「闇」の星霊力が存在する偏りは、星が二つに分かたれた事に起因している。

300年前に行われた「招霊の儀」、正式名称「招霊計画」によって全属性の星霊力がレナス=アルマに集積し、《王》と《巫女》による制御でダナの星霊力全てが接収されるはずであったが、《巫女》であったネウィリが闇の星霊力から滅びのビジョンを幻視した為制御を放棄。それが原因でアルフェンに膨大な量の星霊力が流れ込み暴走した結果レネギスの大破という形で儀式は失敗。計画の再始動には闇以外の星霊力が圧倒的に足らず、ダナの星霊力でレナス=アルマの再精製を行う領戦王争(スルドブリガ)が始まった。

しかも儀式の失敗によってレナの星霊の一部がネウィリの内に入り込みシオンの代になってその力が発現。これが「荊」の正体である

「荊」がある限り星霊を倒しても再生し、ヘヴレクトの35は確実に倒す為にシオンが犠牲になるのが最も効率が良いという結論に達している。皮肉にも「荊」と刺し違えるシオンの考え方が正しかった事になるが、当然アルフェン達は納得せず、更に手順を間違えれば「荊」が本体である星霊と一体化してより強くなる危険まであり、シオンと世界双方を救うのは非常に困難な状況にあった。

レナの星霊がこの様な強行手段に及ぶのは、ダナと対極の在り方故に消滅の危機にある為。だからこそ自らが消滅するよりも先にダナを取り込み世界を完成させる事を望み、その根底にあるのは「怯え」の感情であった為決して邪悪ではなかった。

しかしレナの意志の行為は今を生きる生命の存在を考慮しない身勝手な方法でしかなく、アルフェン達から拒絶される。

星霊、お前が生きたいという思い、それは誰にも否定できない。

だがそのために俺たち(や他の全て)に滅べというなら、俺たちはお前と戦う!

そして6人は武器をとり、未来を勝ち取る為、これまでの旅路で辿り着いた答えと想いの丈を星霊にぶつける。

俺たちはお前の餌じゃない。操られる人形でもねえ!

人の未来は人の意志で選ぶ。人ならぬ者によって決められるべきではない!

ーごめんね。でもこれ以上、奪われたくない。だから止めるよ、あなたを!

この一戦、悲鳴なき世、笑いと楽の音に満ちた世のために戦おう

返してもらうわ。私たちの世界を、私自身の人生を!

300年いや、それ以前から続く支配を今、終わらせる!

関連タグ

テイルズオブアライズ

ネオ(トリコ)……他者から見れば吐き気を催す邪悪だがそこに悪意はなかったラスボス繋がり。こちらも命を喰らう存在である。

ただしこちらは最終的に主人公達と和解し同じ食卓を囲む等救いある結末となった。

ゴズマスターマゼラ……同じく「全てを搾取し喰らいつくす」という偏った意思に目覚めた星そのもの。他の生命体を支配し、"自分が食えるようにする"為の惑星侵略集団を組織させた点も同様。

メガヘクス……星の生きる生命全てが一体化した果てに機械化した生命体。他の星にまで手を伸ばし侵略し、最後には全て機械化して無理矢理一つになろうとするはた迷惑な災害。もっともその性質のせいで致命的な弱点を抱える事になってしまった。

星霊(TOARISE)の編集履歴

2021/11/14 16:13:44 版

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