概要
声:森田成一
ユウナが再び旅立つきっかけとなった映像スフィアに映っていた人物の正体。容姿や声が「キミ」=ティーダとよく似ていたため、この青年の正体を追い求めて再びユウナ達は世界を飛び回ることになる。
1000年前のザナルカンドの青年。恋人であり、召喚士でもあるレンを救うためベベルに眠っていた兵器「ヴェグナガン」を起動させてしまうが、シューインを止めようとしたレン共々、駆けつけた兵士達に撃たれ死亡した。
しかし、レンを守れなかった悲しみと人への憎しみが強すぎて、死んだ時の彼の負の感情(絶望)だけが独立、具現化した“影”が生まれてしまう。その「シューインの“影”」は消えたいと願っても消えることができず、1000年もの時が経っても争いが終わらないスピラに対し自分諸共滅ぼすことを望んでいる。
本作の黒幕となるのがこの「シューインの“影”」である。
「シューインの“影”」はキノコ岩街道の「封印の洞窟」に幻光体として留まっている。そこを訪れた者達を彼の憎しみと絶望によって殺し合いをさせ、2年前の「ミヘン・セッション」の折に討伐隊のアカギ隊を壊滅させた。「シューインの“影”」はその時洞窟にいたヌージに憑依し、バラライ、ギップル、パインと共に洞窟から脱出し寺院からも逃亡した後、ヌージの体を使って3人を射撃し負傷させ、彼らが仲違いするキッカケを作った。以後はスピラを滅ぼすために「ヴェグナガン」を再び起動させるべく、ヌージの体に憑りついてその在処を調べている。
物語のなかで登場するシューインは負の感情だけに囚われているため、本来の彼の性格とはかけ離れていると思われるが、生前の様子についてはほとんど描写されていない。牢獄の映像では「戦争を止め、犠牲になる召喚士をこれ以上出さないためにヴェグナガンを起動させた」ということを語っており、レンの身を第一に案じている様子が見て取れる。
最終的にシューインは「たまたまティーダに似ていただけの別人」ということが判明するが、ユウナもレンに似ているらしく、決戦の寸前までシューインは歌姫の衣装で現れたユウナをレンだと勘違いしていた。(1000年もあれば、親戚・遠縁問わず当時いたレンの血縁者の子孫がユウナで、容姿が似ているのも遺伝の結果であるという可能性も否定できない)
また、ティーダは元々前作の元凶であるエボン=ジュが、滅び去るザナルカンドを元に、夢のザナルカンドを召喚した時に、同時に街の住人の一人として召喚された『夢』である。そのためファンの間では、ザナルカンドに実在した人間であるシューインの姿を元にティーダが作り上げられたのではないかという説がある。声優や使う技もティーダと同一である(もしそうならティーダも“影”もオリジナルのシューインを元に生まれた存在ということになる)。
ヴェグナガン撃破直後、彼との戦闘となるため、本作のラストボスに該当する。戦闘スタイルは、技名こそそれぞれ違うが、前作のティーダをほぼ完全にトレースしたもの。
前作のラスボスと同じく前哨戦に戦うボスの方が手強い。ただしヴェグナガンからの連戦となるためストーリーに沿う形でレベル上げしているとそれなりに苦戦するかもしれない。
なお、シューイン自身は特別でも何でもないただの少年である。そんな少年一人の思いがスピラを滅亡に追いやりかねない事態に発展させてしまったのは、1000年の絶望故か。
キーキャラクターだけどpixiv内ではちょっと存在感薄い気がする・・・
時々でいいから、彼のこと、思い出してあげてください…。
関連タグ
シン(ゼノブレイド2):「一人の少女を戦争によって失い復讐鬼と化す」「少女との約束に縛られ消えたいと思っても消えることができない」など共通点がある。
マルベーニ:「母親を野盗たちに殺され人間そのものに対して強い負の感情を抱く」「自身の負の感情が反映された存在]]を生み出し、世界を脅威に晒す」「最期の散り際も似ている」など類似点がある。
メツ(ゼノブレイド2):「ある人物の負の感情が反映された存在」「巨大ロボットを使って世界の破壊を目論む」など共通点がある。