【破壊力 - A / スピード - A / 射程距離 - E / 持続力 - C / 精密動作性 - E / 成長性 - E】
概要
パッショーネの組員サーレーのスタンド。
名前の元ネタはドイツの音楽グループ「Kraftwerk」から。
本体やスタンドが触れた物体をその場に固定する人型のスタンド。
その固定化はいくつでも可能で、複数の岩の破片を空中に固定して足場にしたり、敵の飛び道具を体に触れた瞬間に固定しダメージを最小に抑えたり出来る。
また相手が何かしらの物体に触れていれば、固定することでそこから手が離せなくなる(運転手はアクセルから足が離せずブレーキが踏めなくなった)。
また単純な物理攻撃以外の攻撃手段として、固定された物体に衝撃を与えてエネルギーを蓄積させる事が出来、その状態で能力を解除すると蓄積された力が瞬時に解放される。
作中ではこれを利用し、空中に固定した弾丸を指で何度もトントンと叩き、能力を解除することで銃弾として発射した(曰く「思い切り殴るのでは攻撃の方向がバレてしまう」)。
やろうと思えばDIOのナイフ投げの真似事もできる(もっとも時を止められるわけではないので、仮にやってもエネルギーの蓄積作業中に相手に安全圏へ逃げられるか、本体が叩かれるだろうが)。
接近戦が披露されなかったのでどの程度のパワーなのかは不明だが、数メートルの距離から正面切って放たれた銃弾を弾き飛ばすだけの精密性はあるようだ。E評価なのに・・・
欠点は本体が触れていても固定の意思がなければ能力が適用されない点で、認識が追いつかない不意打ちなどを防ぐことは不得手。そのため初見の能力による予測不可能な事態や、一撃必殺で仕留めにくる暗殺向きのスタンドにはめっぽう弱い。
さらに自身が近距離パワー型であるため、エアロスミスのような遠距離の相手に対する迎撃なども難しい。
銃により離れた位置から攻撃を行え、かつ弾道を自在に変化させられるセックス・ピストルズとの相性は悪いが、それでもミスタに強敵と言わしめたスタンドであった。
(実際、スタンドの破壊力・スピードはともにA評価を受けており、近距離パワー型のスタンドの中でもこれほど高い評価を受けているのは主人公(もしくはその相棒)・ヒロイン・ボス格を除いてはサーレーとセッコ、音石明(遠隔操作型だが)、ナルシソ・アナスイくらいのものである。)
総じて一対一のタイマンや、屋内などの閉鎖空間でこそ真価を発揮するスタンドと言えるだろう。