新生パッショーネ
しんせいぱっしょーね
概要
ボスを倒した後、ジョルノが新たなボスに就任し結成されたパッショーネの姿。
最終決戦を生き残ったミスタと新メンバーがジョルノの側に控え、ギャング達がジョルノに跪き忠誠を誓う場面で本編は終了する。
本編における描写では、新生パッショーネのメンバーであることが確定的なのはジョルノとミスタ、また高確率で関わりを持っているのがポルナレフという事になるが、この3名以外については明らかになっていない。
小説作品恥知らずのパープルヘイズでは
ボスに就任したジョルノと副幹部(No.3)となったミスタ、No.2(2を掛け合わせると4になるのでミスタが嫌がった)のジャン・ピエール・ポルナレフ、側近にペリーコロの遺児であるジャンルッカ・ペリーコロを迎えている。
先代の頃から変更している最大のポイントは、自らの正体を明かして行動していることにある。
ジョルノ曰く『年齢から周囲の反感を買ってしまう可能性があるため身を隠していた。 だが、その因果でパッショーネに関係がない人間まで組織の内部抗争に巻き込んでしまったから』と明かしている(が、真実は ごく一部のものだけ知っている)
更に世界各地で活躍するSPW財団と手を結ぶことに成功し、イタリアの裏社会だけでなく表社会まで動かせるほどにまで力を得ることに成功している。
各チームの再編成を行い・継続はするが、麻薬の密売で収益を得る【麻薬チーム】はジョルノの意向で『旧体制の負の遺産』として抹消する方針を取っている。
小説のストーリーとしては、裏切り者のフーゴがその信頼を取り戻すべく、同じく脛に傷をもつ元ボス親衛隊のシーラE、元情報分析チームのカンノーロ・ムーロロと共にジョルノから与えられた任務をこなすものとなっている。
そのため小説はこの3名が新生パッショーネメンバーになるために奮闘する話であるという見方ができる。
また、実はズッケェロとサーレーも彼らと同じく任務を請け負い登場している。ただし末路は…
二次創作における「新生パッショーネ」は主にジョルノ、ミスタ、フーゴ、シーラEの4名のことを指す場合が多い。
ちなみに、トリッシュは組織とはもう何の関わりも持っていないと明言されている。組織の力とは一切関係なく歌手デビューし、それなりに成功している模様。
ラストシーン
若い新たなボスに壮年のギャングたちが忠誠を誓う、というエンディングは、ギャング映画の古典「ゴッドファーザーⅠ」のラストシーンが元ネタ。
3:33~
だが、元ネタが「愛する妻にも平然と嘘を付いて身内を処刑したことをとぼけ、主人公は孤高のボスとなった」場面であり、そこから愛を拒絶するかのようにドアが閉じられて完結するのとは対照的に、黄金の風では、元ネタの逆再生かのごとく、ミスタが窓を開けて新しい風を入れるとジョルノへの忠誠の風景が見えるという、調和や希望を予感させる描写となっている。