概要
東映の紀伊宗之が企画プロデュースし、清水崇が監督を務めるホラー映画。「実録!恐怖の村シリーズ」とも。
2020年に公開された『犬鳴村』が予想以上の興行成績を収めたことで急遽シリーズ化が決定し、以後、新作が毎年2月に公開されている。
登場する「村」はいずれも実在の心霊スポットをモデルにしているが、内容については製作陣が都市伝説を独自に解釈したオリジナルストーリーとなっている。エンドロールではモデルとなった実際の場所の空撮映像が挿入される。
シリーズ一覧
犬鳴村
2020年2月7日公開。
福岡県の心霊スポット「旧犬鳴トンネル」と、都市伝説として語られている犬鳴村伝説を基に、日本の歴史にも根強く残る差別をテーマとしてまとめた第1作。
公開当時は新型コロナウイルスが最初に流行の兆しを見せ始めた時期であり、映画興行が軒並み伸び悩む中、今作は興行収入14億円と健闘を果たす。気をよくした東映によって公式MADとも言うべき「恐怖回避ばーじょん」が追加で上映され、シリーズ化も急遽決定した。
また、公開後に『犬鳴村~残響~』の題でゲーム化された(スマホアプリ、Nintendo Switch)。
樹海村
2021年2月5日公開。
「遭難したら出られない」「自殺の名所」と言われる山梨県青木ヶ原樹海と、都市伝説の「コトリバコ」を混ぜ合わせた第2作。
先述の悪評により青木ヶ原現地での撮影は山梨県からの許可が下りず、ロケは静岡県で行われた。
ゆととの作画でコミカライズされ、『月刊コミックジーン』2020年12月号から2021年3月号まで連載された。
牛首村
2022年2月18日公開予定。
富山県の心霊スポット「坪野鉱泉」と「牛首トンネル」の異名を持つ宮島隧道をモデルとした第3作。
一人二役のKōki,は、今作が女優デビュー作、かつ初主演となる。
スタッフ
監督 - 清水崇
脚本 - 保坂大輔 / 清水崇
企画プロデュース - 紀伊宗之
配給 - 東映