概要
ひき肉と赤唐辛子・花椒(山椒の同属異種)・豆板醤(豆瓣醤)などを炒め、鶏がらスープを加えて、豆腐を煮た四川料理である。
(中国語:マーポードウフ 拼音:mápó dòufu 注音:ㄇㄚˊㄆㄛˊ ㄉㄡˋㄈㄨˇ)
日本で麻婆豆腐と言えば、殆どの場合「四川飯店」の名が挙がる。これは日本に麻婆豆腐を紹介し、回鍋肉にピーマンを入れる・坦々麺を汁そばにするなどの、新しい中華のスタイルを挙げた陳建民の影響が強い。
一方の本国で初めて麻婆豆腐を生み出した陳麻婆豆腐は、海外出典のオファーが殺到ししたことでさばききれないとしてそれらをすべて断っており、2000年になってようやく日本でのみ初出店となった。
その辛味は唐辛子由来と誤認されがちだが、辛さの本質は花椒独自の痺れるような辛味にある。
日本においては辛味を抑えてマイルドな味にしている場合が多く、本場に近いものを求める倍は“本格四川麻婆豆腐”などの謳い文句を参考にするといい。
自分でアレンジする場合も市販の花椒を入れればよいが、入れ過ぎると唐辛子以上に舌が深刻な状況に追い込まれるので要注意。
近年はレトルトによる麻婆豆腐の素も市販されていて家庭でも手軽に作れるようになったが、昨今では「辛口」と称したより本格的な(四川風の)麻婆豆腐の素も市販されている。
中華料理店においては四川料理をウリにしている場合、チェーン店を除き店ごとの特色が強く出ている場合が多い。
語源
「麻婆」は「あばた面のおかみさん」を意味する。
清の時代に成都(現在の四川省の省都)にて、くだんの豆腐料理が定番メニューである小料理屋を営んでいた女将があばた面であったため、この名がついた。
創作作品において
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