概要
五十嵐一輝/仮面ライダーリバイとバイス/仮面ライダーバイスのバディコンビ。
基本的に一輝は騒々しく奔放なバイスに対して厳しい態度を取ることが多く、一方のバイスは一輝に対し積極的に話しかけることが多い。
とりわけバイスは、第一話で「お前、俺っちの事どう思ってるわけ?」「そろそろどういう関係かはっきりしてよ。」と面倒くさい彼女のようなことを言い出し、第二話では悪ふざけの一環とは言え一輝に対して「愛してる」と発言し、一緒にツーショット写真を撮りたがる、熱い友情のハグを迫るなど、一輝との距離を縮めようとするかのような言動・行動を多くしている。
また、公式サイト等に載せられている写真では、恋人のようにリバイの腕を組んだり、後ろから抱き着いていたりと、バイスの方が一輝への執着が強いように見える。
一見するとバイスの片思いのようだが、一輝の方も何でも受け入れて好きになろうとする性格であり、上記のハグを提案された際のリアクションを公式サイトではツンデレと表現されていたので、決してバイスを嫌っているというわけでは無いようである。
とはいえ、初めのころは警戒心もあってかバイスに対する態度は冷たいものだった。しかし、4話において自身に愛情が足りていなかったということを自覚するとともに初めてバイスの言葉を肯定しており、それ以降はバイスへの態度が軟化したように見える。6話では、ラムネを食べたがるバイスに当てものゲームを考案してからかったり、協力し合って悪徳弁護士の不正の証拠を掴んだりと良好な関係性になっている。それまでは見せなかった笑顔もバイスに対して向けるようになった。
13話で芽生えた真の絆
13話では、変身できない状況下でデッドマンズの襲撃に遭い、危機に陥る。バイスは自分を外に出して使うよう一輝を説得するが、かつてバイスが母を襲ったことがトラウマになっていた一輝はその要求を頑なに拒否。一輝が少しも自分を信頼してくれていないことに、バイスは憤りと悲しみの声を上げる。
バイスの悲痛な言葉を聞いた一輝は、これまでバイスと共に戦ってきた経緯や家族の言葉を思い出し、相棒としてバイスを信頼することを決意し、悪魔の姿のまま開放した。解放されたバイスは、微動だにせず自分を真っすぐ見つめる一輝に近づき、殴りかかるような仕草をする。しかし、その拳は一輝ではなく、背後から彼を襲おうとしていたギフジュニアに向けられたものだった。
一輝がバイスを信頼すると口にしたことで、バリッドレックスのバイスタンプが完成し、新しい力を得た一輝は敵を圧倒。ジョージ・狩崎は、「万が一を考え悪魔を必要としないゲノムを作るつもりだったが、逆だった。」と2人に告げる。狩崎の言葉を受けた2人は笑い合うと、夕日をバックに手の甲を合わせ、真の相棒となった。