バラモンガー
ばらもんがー
概要
「ホッホッホ、サーンバルカンロボを呼びなさい」
機械帝国ブラックマグマ一の剣士と呼ばれる女性型の機械生命体。飛羽高之の前に人間態の赤バラの剣士として登場。
作中では白バラの剣士に扮した嵐山美佐と交えていた。
サンバルカンたちが揃うと巨大化し、バラ爆弾、バラ地獄を武器としてサンバルカンロボと戦った。一度はオーロラプラズマ返しを破っている。
必殺剣「バラモンガー稲妻落とし」を心得ている。五体の自分の幻を発生させ、連続で切り付ける剣技であり、初戦でサンバルカンロボと対決した際には勝利した。
しかし、美佐=白バラの剣士を破った後、止めを差そうとしてこの技を放った際。飛羽により観察されていた。そのため、五体の幻の最後の一体が本物の自分である事を見破られ、サンバルカンロボとの再戦時には本体を攻撃され、倒されてしまった。
劇中での活躍
今までの機械生命体が敗れた理由は、サンバルカンロボの必殺技「オーロラプラズマ返し」が原因。
そう考えたへドリアン女王とアマゾンキラーが、出撃させる。
当初は「赤バラの剣士」の姿で、山奥で剣の修行中の飛羽高之の前に出現。「飛羽返しが見たい」と、レイピアで切りかかる。互いに切り結び、飛羽の飛羽返しを破る赤バラの剣士。
その剣さばきから、機械生命体と見破った飛羽の目前で変身、バラモンガーの姿を現した。
他の二人も駆けつけ、サンバルカンが揃ったところで巨大化。サンバルカンロボを呼び出させ、対戦。
サンバルカンロボが、太陽剣オーロラプラズマ返しを放つも、バラモンガーはそれを破り、自身の必殺剣技「バラモンガー稲妻落とし」を放ち、勝利する。
破壊は免れるも、エネルギー切れで撤退するサンバルカンロボ。
美佐が「フェンシングにはフェンシング」と言って挑戦しようとするも、皆に止められる。
飛羽は特訓を開始するも、ブラックマグマはその間に無差別攻撃を開始。バルシャークとバルパンサーもまた、バラモンガーの前に敗退する。そして、飛羽は新たな必殺技が編み出せずにいた。
しかし、破壊活動を繰り広げるゼロガールズの前に、「白バラの剣士」を名乗るマスクの女性剣士が出現。ゼロガールズを翻弄していった。
彼女の前に現れた赤バラの騎士は、そのまま白バラの騎士と対戦。実力の差は明らかで、白バラの剣士のマスクを剥がし、美佐の素顔を露わにする。
稲妻落としを放った赤バラの剣士だが、美佐に切り付ける寸前にサンバルカンの邪魔が入った。
そして、再戦するサンバルカンとバラモンガー。
バラモンガーは巨大化し、再びサンバルカンロボと対峙する。
稲妻落としを放つバラモンガーだったが、先刻の白バラの剣士との戦いで、飛羽にその剣筋を見切られていた。今度はサンバルカンロボが稲妻落としを破り、改めてオーロラプラズマ返しを放たれ、バラモンガーは撃破されるのだった。
余談
テレビマガジンのグラビア版ではバラモンガーの頭部にガスモンガーの胴体等を含めたキメラを仮想敵に見立てシミュレーションをしている。
「訓練用に作り出した機械生命体」という設定で、バラモンガーと共通しているのは頭部とレイピアのみ。他はガスモンガーの胴体部や、キカイモンガーの太い刀身の剣などを有している。
久保宗雄によるデザイン画では細身の女性体型だったが、太目のスーツを使って作られたために印象が異なる。
関連タグ
怪人バラリンカ…デザイナーが同じ女性怪人。ただしこちらは顔出しの役者が演じている。
アニー…中の人が同じ特撮ヒロイン。
ハリガネ邪面…『魔進戦隊キラメイジャー』に登場した怪人。デザインを担当したK-SuKe氏曰く、幼い頃バラモンガーがトラウマになった経験から、同じように子供たちにトラウマを与えるような不気味な1体になるようデザインした怪人である。