ジャンクマン(ロックマン)
じゃんくまん
概要(ロックマン)
DWN.050
ロックマン7に登場するボスキャラ。
元々ロボット製作用に再利用可能な部品をゴミの中から探すために造られたロボット。
頑丈なボディと力の強さにDr.ワイリーが目をつけ、戦闘用に改造した。
顔はコワモテだが、実は節約家で変なものばかりコレクションしているらしい(本人曰く「もったいない。まだ使えるのに」)。ちなみに粗大ゴミは好きだが、生ゴミは大嫌い。
しかしながら当の本人は左右非対称のデザインで、どう見てもジャンクパーツの寄せ集めで造られているとしか…
使用技
完全なるローテーションボスであり、的がデカく回避の難しい攻撃も無いため、実は7のボスの中でも最も攻略しやすい部類に入る。
地震+鉄屑落とし
開幕に繰り出す攻撃。
溜めるようなモーションから大ジャンプ→地響きを起こしてロックマンを転倒させる。
この時天井からスクラップをランダムに4つほど落とす。
地震をジャンプで回避すれば問題ない。
スクラップ収集→シュート
磁力でスクラップを集め、空いている方の拳で前方に殴り飛ばす。
モーション中は無敵で、磁力を纏ったスクラップは壁際に残る上に破壊不可能。
ジャンプでかわせるが、スクラップがかなり大きく、意外にも飛び越えにくい。
スクラップに当たってしまうと、スクラップごと壁に追いやられてしまい、判定の大きなスクラップから抜け出る前に追加でダメージを受けてしまうことになる。
その後、天井に消えた後スクラップを踏み潰してから後述のジャンクシールドを展開する。
ジャンクシールド展開前に隙があるので攻撃が通る。
ジャンクシールド
シールドを纏った後一回だけジャンプし、ロックマンに向けて発射。
当たると拘束されるが、ダメージはない。打点が高く、スライディングで回避可能。
この後暫くは攻撃チャンス。
ジャンプ&スクラップ投げ
数回小さくジャンプし、画面端に到達すると大きく反対側の壁にジャンプしつつスクラップを投げてくる。
スクラップの狙いはいい加減なので適当にスライディングでかわせる上、的がデカイので適当に攻撃してやればライフを削れる。
弱点武器のサンダーストライクを当てている限り、この技しか繰り出さないので簡単にパターン撃破できる。
これを数回繰り返した後、最初の地震攻撃に戻ってループする。
弱点武器
クラウドマンから手に入るサンダーストライクに弱い。
説明書の記述では「電磁パーツで繋ぎ止めているのでそこに刺激を与えてやれば簡単に倒せる」とのこと。
事実、前述の通り簡単にパターンハメする事が出来る。
入手できる特殊武器
ジャンクシールド
磁力による部品回収機を利用した、鉄クズの塊をロックマンの周りに集めて回転させるバリア系の武器。ただし、敵弾を消すことはできない。
その鉄クズを放射状に放つことができるが、狙いを付けるのは困難。敵に近づいて塊を直接当てることでも攻撃できるが、一定量のダメージを受けると壊れてしまう。
とはいえ連続ヒットするので威力は申し分なく、7の特殊武器の中でも特に雑魚戦で使いやすい部類に入る。燃費も1回の発動につき3目盛りと、威力を考えれば妥当。
氷で構成された部分のせいで硬いものに対して脆さがあり、公害が嫌いなフリーズマンの弱点武器であり、普通に大ダメージを与えられる他、ボス部屋に入る前に上手く解除すると登場前のフリーズマンに一撃当てることが出来る(ダメージはない)。
この仕様は後にファンの手によってリメイクされた「FC風ロックマン7」でも続投しているが、なんとこちらはフライングでフリーズマンを即死させる事ができる。
ロックマン・ザ・パワーバトルにおいて
本家では前半ボスという事もあり、バスター使用時、弱点使用時共に8ボスでも攻略しやすい部類に入るが、この作品に置いては7枠では最強候補の一人といえる。
チャージショットで怯みこそするものの、本家のような完全パターンボスではない上、なんとジャンクシールドを開放した後の隙がない仕様となっており、スクラップ収集&射出攻撃も本家同様無敵。
このため自重せず延々とジャンクシールド→スクラップ収集を繰り返す事も多々あるため、運が悪いと時間切れ負けも有り得る。
単純に反応速度が求められるスラッシュマンとは別ベクトルの強さであり、可能な限り序盤に倒す事が推奨される。
チャージショットで怯ませると何かしらの攻撃で反撃するアルゴリズムを持ち、この時に無敵技を使う傾向が強い。
そのため、怯まない弱点武器や威力の高いスラッシュクロー連打で速攻をかけるのもアリ。
その場合は最初にスラッシュマンを倒し、2番目に戦うのがいいだろうか。
ぶっちゃけタイムアタック時はコイツの機嫌に左右されると言っても過言ではない。
概要(ロックマンエグゼ)
CV:三宅健太
初登場はロックマンエグゼ4。一人称はオデ。
アジーナエリアに放棄されていた大量のジャンクデータが突然変異を起こして誕生したオペレーターを持たない特殊なネットナビ。
オペレーターを持たないうえ、ジャンクデータの寄せ集めであるため人格プログラムに不備が多く、台詞は漢字部分を除き全てカタカナ表記。
ゴミの塊を発射する「ジャンクキューブ」、ボルトを高速で撃ち出す「ボルトミサイル」、腕を伸ばして敵を押しつぶす「ジャンクプレス」が必殺技。
作中での活躍
ロックマンエグゼ4 トーナメント ブルームーン
大量のゴミをアジーナエリアに撒き散らし、様子を見にやってきたロックマンの体を乗っ取ってトーナメントを棄権させようと目論んだ。
ジャンクデータから作られたナビなため、時間の経過とともに身体が崩壊していくという時限爆弾を抱えている。そのため死ぬ前に自分の存在を世界に知らしめることを目的としてトーナメントに参加、戦いの舞台を死に場所にしようとしていた。
また、その容姿から周りから「バケモノ」と呼ばれて蔑まれ、孤独だったために他人に優しさや思いやりを向けることは一切なかった。
自らの死期を悟っていた故に心が荒んだ彼のためにロックマンがアジーナで「やさしさのデータ」を入手し、これを組み込むように言われるも、
「オデニハ優シサナド必要ナイ!!何故ナラ、生マレテカラ一度モ人ノ優シサヲ感ジタコトガナイカラナ!」
と叫び、データを握り潰し和解することを拒否。
もはや長く生きられない体でありながらもトーナメントとして正規のバトルを行うが力及ばず敗北、自分を一人のネットナビとして扱ってくれたことに感謝し、
「ヒ、光熱斗・・・、PETノ中ッテ・・・、温カインダナ・・・」
という最期の言葉を遺し、熱斗とロックマンに見守られながら満足げに、そして安らかに消滅した。
ロックマンエグゼ4.5 リアルオペレーション
外見こそ不気味なままだが、心優しい性格になっている。オペレーターを持たないためか、オペレーターに捨てられることにひどく怯えている。そのため、他のナビを選んだ後にジャンクマンを選択すると、
「オ、オデハ捨テラレタンジャナインダナ!?」
と発言する。
ちなみに足はないが、ちゃんと移動できる。
ロックマンエグゼ(アニメ)
第二期AXESSで初登場。廃棄された衛星で誕生したナビで、スペースデブリを友達に見立てた孤独な生活を送っていた。
一度は人間を「ゴミを処分する=友達を奪う」と見なして熱斗やロックマン達と敵対するが和解、彼らの仲間になる。
その後リーガルの所有するステルス仕様の人工衛星侵入に一役かうことになり、最終決戦にも参戦している。
第四期ではグレイガ軍のゾアノロイドとして登場。
こちらでは一人称は「オイラ」、語尾に「~ジャンク」と付け、スクラップを好んで食べるなど性格がかなり変わっている。始めから獣化しているのかデザインが変わっており、手には鉤爪、下半身は列車のようになっている。獣化ウイルスに押してもらう事で素早く移動でき、チャージマンのクレイジーロコモーティブと互角に渡り合える。
列車やシロクニタウンを解体して基地の材料(および自分の食事)にするため獣化ウイルスと共に襲撃する。
ブルースと戦い、彼をHP切れまで追い込むがチャージマンが参戦した事で追い込まれ、時限爆弾を置いて透明化して逃亡する。
しかし、自分が仕掛けた時限爆弾を乗せた鉄国男の列車の体当たりを受けて爆発四散した。