概要
本編直後の物語で、本編で操作できなかったバージルをプレイヤーキャラクターとして使用する。購入価格はPS3版で900円、360版で720MSP。
ストーリー
本編直後、魔界に堕ちたバージルは、ある目的に向かって魔界の深部へと向かう。
登場キャラクター
バージル
本編で双子の弟であるダンテに負けた直後、魔界へ向かう。
幼少時代にダンテに負けた記憶によってカインコンプレックスに苛まれることになる。
ダンテの幻影
一応言っておくが、本物のダンテではない。バージルが無意識に生み出した幻影である。
バージルを罵倒し、兄よりも優れていると自負して見下していた。
キャットの幻影
こちらもバージルが無意識に生み出した幻影である。
バージルに対し「私を利用してただけ」「私達を裏切った」と生前の彼の行動を責め立て、更にはダンテと比較して軽蔑していた。
エヴァ
魔界で亡者となっている。
再会した息子バージルの変わり果てた姿に驚くことになる。
亡霊バージル
もう1人のバージル。
全身が真っ白で本家のバージルと同じく髪が逆立っている。
初登場時にはバージルのアミュレットを奪い取っており、魔界に堕ちた彼を様々な甘言で唆していた。
ネタバレ
※以下ネタバレあり。
何故彼はダンテを裏切ったのか。また、何故あんな人間をモノとしか考えない性格にになってしまったのか。
その答えは海外でのみ発売されたコミックで明らかとなる。
ダンテよりもずっと先に内なる悪魔に目覚め、デビルトリガーを使っていたバージル。しかし、デビルトリガーには本人も気付かない内に段々人間性を失ってしまうという副作用があり、人間特有の考えや優しさ、愛なども全て忘れてしまうのであった。この設定はDmCDのみの設定であると考えられる。この設定を考慮すると、ダンテもまた、デビルトリガーを使用する内にバージルのように人を人と思わなくなってしまうかもしれない。また、バージルは最初、キャットに恋心を抱いていたらしい。
人間性を失ったバージルは弟の考え方の違いからダンテと衝突、弟に敗北し、親の墓の前で一時的に息絶える。
しかし、彼の物語はそこで終わりではなかった。彼は魔界へ堕ちていったのだ。
そこで目にしたのは闇の瘴気を放つもう一人の自分。亡霊バージルであった。彼はバージルにすべての力を手に入れろと命令を下してきた。彼に言われるがままにバージルはダンテの幻影、キャットの幻影をその手にかけていく。そして、ついに魔界に堕ちていた母親であるエヴァとも決別することになる。
ダンテとキャット、そして母親との繋がりさえも断ち切ったバージルはダンテに負けた悔しさや憎しみ、キャットへの複雑な思い、それがまじりあった結果、力こそがすべてだと思い込むようになる。
「もっと… もっと力を…」
魔界で悪魔と戦っている中でバージルは自然と力を付け始める。さらなる力を求め、バージルはもう一人の自分の力を吸収することを思いつく。亡霊バージルと死闘を繰り広げ、見事亡霊バージルに勝利してアミュレットを奪い返し、亡霊バージルの力をも吸収して死後に失ったデビルトリガーを取り戻した。
しかし、それと同時に彼自身が吸収した亡霊バージルに酷似した悪魔じみた姿へと変貌していた。それは同時に新たな悪魔の王の誕生の時でもあった。
邪魔する悪魔をねじ伏せながら母エヴァに言われた通り、光を目指し魔界を脱出するバージル。
脱出した先には親の墓があった。バージルは現世に戻ってきたことを確信する。
「父さん 俺は自由になったんだ」
そんな彼の後ろには大勢の悪魔達が待ち構えていた。
バージルはおもむろに閻魔刀を構え、目を赤く光らせながら悪魔達に向ける。
すると悪魔達はバージルを新たな悪魔の王と認め、服従と敬意を行動で示した。
バージルはそれを確認するとほくそ笑み、悪魔達を率いてダンテのもとに向かうのであった。
関連タグ
???…ある意味可能性の1つと言える存在。
御影神牙…もう1人の自分に翻弄された主人公繋がり。こちらはある意味バージルとは真逆の末路を迎えている。