CV: ダン・サウスワース(英語)/咲野俊介(日本語)
概要
レッドグレイブ市に魔界の樹クリフォトを出現させ惨劇を引き起こした悪魔。Vによると、ネロの右腕を奪った犯人でもあるらしい。
魔王と呼ばれるが、依頼を持ちかけたV以外のデビルハンターの誰一人(魔帝から生み出された純粋な悪魔であるトリッシュでさえ)彼の存在や名前を知らなかった。
ユリゼン自身も名前など無いと自称しており、名前はVがダンテに告げた「お前の戦う理由(Your Reason)」をもじった通称である。
その絶大な力はDMCシリーズでも最強クラスの実力を誇る魔帝ムンドゥスや覇王アルゴサクスや伝説の大悪魔アビゲイルを遥かに凌ぐといわれる。
今作の本編はダンテ一行が彼に敗北したことから始まる。
戦闘スタイル
当初は玉座から離れず、今作のボス悪魔たちの遠距離攻撃で主人公達を迎撃する。玉座は赤い水晶による強固なバリアに守られており、これを破壊しないとダメージが入らない。
ネロとの再戦以後は玉座から離れ、触手と格闘攻撃を追加する。
余談
プロローグのユリゼンは負けイベントで、HUMAN難易度でも時間がたつと攻撃力がDMD並へと強化されるなど非常に手強い。
だが実はこのステージでユリゼンを倒すことが可能で、その場合は問答無用でSランククリア&次の難易度アンロックとなり、(ある意味ではバッドエンドだが)専用エンディングとトロフィーまで用意されている。
見た目は異形の巨人で声も加工されているが、「体色が青い」と「力に執着する」(+英語版の声優)はある人物と共通しており、そしてバリアとして使われたアイテムはあの魔剣であった。
『5』の全21ミッションの内、5回も戦うことになる(ネロが2回、ダンテが3回)。もちろんこれだけの回数で戦うことになるボスはシリーズ史上初。
関連タグ
以下『デビルメイクライ5』のネタバレにつき閲覧注意! |
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その正体は閻魔刀によって自らの「人」と「魔」を切り離したバージルの「魔」の部分。「人」の部分がVである。魔界出身のトリッシュでさえその存在を知らなかったのは、本来なら存在するはずのない悪魔だったからである。
ユリゼン戦で見られる赤い水晶は閻魔刀が変質したもの。
ユリゼンの目的はクリフォトを完全に成長させ、その実を口にすること。クリフォトの実を得た者は『1』のムンドゥスのように、絶大な力を得るという。
人の心を切り離した影響か、『3』で命を懸けてまで求めていた魔剣スパーダなどを「もはやどうでもいい」と一瞥している。バージル時代は「必要なら躊躇なく殺すが、全く無意味な殺人・破壊工作はしない」「手下を必要としない」というスタンスだったが、ユリゼンはクリフォトの養分として必要以上に街の人間を殺戮しており、また配下の悪魔を多く従え使役している。さらに自身の母エヴァの事さえも「興味がない」と一蹴している。
力が欲しいという一点だけが、唯一バージル時代から変わっていない。
ストーリー序盤ではトリッシュとレディ、そして救援に駆けつけたネロを軽く一蹴し、伝説の魔剣士スパーダを超えて魔帝ムンドゥスをも打ち倒したダンテが魔剣スパーダを用いても歯が立たない圧倒的な力を見せつけた。
ストーリー中盤ではデビルブレイカーの力を得たネロによって右の掌に初めて傷を負わされるが、人間如きに傷を付けられたことに激昂したユリゼンは本気の力でネロを完膚なきまでに叩きのめす。
その後はネロにトドメを刺そうとするが、突如乱入した真魔人の力に目覚めたダンテに苦戦し撤退。
ストーリー後半ではクリフォトの実の力を得て、神にも匹敵する究極の力でダンテに再び戦いを挑むが、敗北する。
敗北後は半身であるVの策略で再融合されバージルへと還った。
この際にユリゼンの存在は消滅したが、クリフォトで得た魔力は本体であるバージルに受け継がれた。