声:ダン・サウスワース(『DMC3,3SE』、『DMC4SE』)、平田広明(日本語版)
概要
デビルメイクライシリーズの登場人物。主人公ダンテの双子の兄。
一見双子の割にダンテと似てないように感じるが髪をおろすと瓜二つな容姿になる。
かつて母エヴァが魔帝ムンドゥス配下の悪魔に襲われて惨殺された時に、彼は母を守れなかった自らの無力さを強く悔いた。それゆえ絶対的な力を求め、力が全てと考えるようになったバージルは人間らしい優しさや正義といった感情を捨て、悪魔として生きる道を選んだ。それ以降父スパーダの絶大な力を追い求めて世界中を放浪したとされている。
性格は冷酷非情。むやみに人殺しはしないが殺すとなれば躊躇せず、それは血を分けたダンテすら例外ではない。負けず嫌いの一面もあり、その結果は本家シリーズでは大惨事を起こし、パラレルワールドでは自分の手で悪堕ちの要因を作ってしまった。
日本刀型の魔具閻魔刀を振るい、離れた敵へは遠距離攻撃魔術・幻影剣を投射する。
悪魔として生きることを決意しているため、ダンテと違い人間の武器である銃を使わないという彼なりの美学を持っている。使えないわけではない。
ダンテと同様スパーダから剣術を教わっているため、二人の太刀筋はほぼ同じ(メタ的にはモーションの流用)。教えは自我を失ったネロ・アンジェロと化してなお身体に沁みついており、1のダンテは共通の流儀がベースにあると見抜いている。また魔具の扱いにもやはり長けており、幼いころから閻魔刀を使いこなし悪魔を屠っていたとされる。殺すとなれば躊躇しない冷酷さに加え、力が欲しいという明確な行動原理もあったため、3の初戦では戦う理由のないダンテよりも優位に立っていた。
DMC4の主人公ネロとは血の繋がりを仄めかす各種描写があったが、グラフィックアーツにて父親であることが確定した。あくまで書籍上で語られるだけだったが、4SEでバージルがフォルトゥナを訪れる前日譚的なエピソードが公開され、5でついに息子との邂逅を果たした。
名前の由来は『神曲』に登場しダンテを導く詩人ヴェルギリウス。
生涯の足跡
悪魔襲撃(5、1など)
レッドグレイブ市にて弟、両親と共に4人で暮らしていた。後に父親はバージルに閻魔刀を託して行方不明になる。ほか誕生日に母親からプレゼントとしてアミュレットを貰っている(実は魔剣スパーダの封印の鍵)
幼少時は詩を嗜み、弟と物を取り合って喧嘩する等微笑ましい生活を送っていた。しかしある時、悪魔の襲撃により母を喪い、母を守れなかった無念と己の無力から、力への強い執着心を抱く。また人間の価値観を捨て、悪魔として生きることを決める。
- 『5』では襲撃の経緯がより掘り下げられている。襲撃時、エヴァはダンテをクローゼットに隠し、家の外にいるバージルを助けに行ったが、無念にも辿り着く前に殺された。『5』の小説版ではさらに深く掘り下げられている(後述)
世界の放浪(4SE、3SE)
バージルは一人、スパーダ伝説を求めて世界を放浪する。ある時、かつてスパーダが治めていたとされる城塞都市フォルトゥナを訪れる。経緯は不明だがこの時、誰かとの間に子を成しており、その子供がネロである(『4SE』のバージル編OPムービー)
その後も放浪を続けるが、ある時、自分と同じくスパーダの伝説を追うアーカムと出会う。当初は不審がっていたが、力を手に入れるために妻を犠牲にしたというアーカムの野心を知り信用、彼と共謀して魔界への門を開ける悪魔の塔「テメンニグル」の封印を解く計画を立てる(『3SE』のバージル編OPムービー)
- 『4』の小説版ではフォルトゥナの一件がより掘り下げられ、当時魔剣教団の教皇の地位に就いたばかりであったサンクトゥスと出会っていたことが語られた。スパーダを超える野望を覗かせ「貴様らの『神』か、それを超えた『神の子』か、いずれ選択を迫られるだろう」と言い残した。
- 『3』の漫画版では、テメンニグル事件の一年前にダンテが住む街を訪れていたことが語られた。この時ダンテと再会し、封印の鍵であるアミュレットを奪うことに成功しているが、いつでも奪えるとして返している。『3』でダンテが言った「最後に会ったのは一年前」はこの時のこと。
- 『1』の小説版ではギルバという偽名を使って、まだ便利屋を開く前のダンテと接触していたとされる。ただ色々と矛盾が生じるため、『5』発売にあたってバージルとギルバは別人と設定が変更された(後述)
テメンニグル事件(3)
魔剣スパーダが眠る魔界への扉を開くため、地下に封印されていたテメンニグルを起動。無数の悪魔を解き放ち、地上を混乱に陥れる。
だが真の封印を解くにはダンテの持つアミュレットが必要であった。バージルはアーカムにダンテの事務所を荒らさせるという方法で、当人をテメンニグルまで誘う策を取る。レディという招かれざる客の来訪を不審に思いつつも、思惑通り現れたダンテを決闘で打ち負かし、アミュレットを奪い、封印を解くべく塔の地下へと向かって行った。
道中、レディとの関係を察しアーカムを粛正する。その後、最奥の典礼室で鍵であるアミュレットと自身の血(=スパーダの血)を捧げるが、封印は解けない。また復活したダンテが追い付いて来たため二度目の戦いに臨むが、実力は拮抗し中々勝負が着かず、二人は傷だらけになっていく。更にはアーカムの仇討ちに、レディが乱入し事態はより混迷としていく。
そこへ謎の悪魔ジェスターが現れる。ジェスターの正体はさっき殺したはずのアーカムだった。実は封印が解けないのはテメンニグル封印に協力した巫女の血が足りないためであり、乱入して来たレディがまさにその巫女の末裔であった。アーカムは魔剣スパーダを横取りするため影でジェスターとして暗躍し、バージル、ダンテ、レディの三者を言葉巧みに典礼室まで誘導していたのだった。
封印解除の鍵が揃ったことでテメンニグルが起動、アーカムは戦いで疲弊していた三者を場外に吹き飛ばすと、一人塔の頂上へと向かって行く。また封印解除の余波で地面が崩れ、先の一撃で気絶していたバージルは地割れの下へと飲み込まれる。
だがバージルは死んでおらず、ダンテの後を追って魔界へと侵入、魔剣スパーダを巡って戦っていたアーカム、ダンテのところへ乱入する。一時的にダンテと手を組み、共に裏切り者であるアーカムを制裁した。
だが手を組む理由がなくなったことですぐに共闘は決裂、魔界深部にてダンテと魔剣スパーダ、そして互いの信念を掛けた三度目の戦いを行う。だがスパーダの誇りを継承したダンテに敗北、バージルを救おうとするダンテの手を拒み、スパーダの故郷である魔界に残ることを選び、自分のアミュレットを手に奈落の底へと落ちて行った。
その後、魔界の底で復活直前だったムンドゥスと相対、スパーダの力を継ぐ者として立ち向かっていった。だがダンテとの戦いで疲弊しきっている上、『1』時点のダンテですら苦戦したムンドゥスにこの時のバージルが敵うはずもなく、逆に捕らわれ、ムンドゥスが製造していた黒騎士ネロ・アンジェロの素体として改造されてしまうのだった。
ネロ・アンジェロ時代(1)
ネロ・アンジェロに改造されてからの経緯は不明だが、配下としてムンドゥスのダンテ抹殺計画に加わる。得物が閻魔刀ではなく巨大な大剣になっている。
三度に渡りダンテと戦うも敗北、最後にはダンテの目の前で爆発し消滅した。爆発地点には『3』EDでバージルが持ち去ったはずのアミュレットが残され、黒騎士の正体がバージルだったことが明かされる。
なお閻魔刀の行方については語られていない。後にフォルトゥナの海岸に折れた閻魔刀が流れ着き、教団の研究者であるアグナスに回収されたことが『4』の小説版で明かされた。
何故フォルトゥナに行き付いたかは不明だが、『1』のエンディングでマレット島が大爆発を起こして消滅したため、もし閻魔刀が島にあったとするならその時の衝撃で吹っ飛んできたのかもしれない。後に閻魔刀はネロの手に渡り、ダンテによって正式に譲渡される。
- ネロ・アンジェロが落としたアミュレットを見て、ダンテがその正体を察したかどうかは不明。一応、アミュレットを手にした時、母親からアミュレットをバージルと一緒に貰う時のことを思い出しているので、察したと捉えるのが自然か。
- 『5』の小説版によれば黒騎士に改造された後もバージルは抵抗し、度々制御不能になっていたらしい。しかしバージルが持っていたアミュレットを与えたところ落ち着いたという。アミュレットを持たされていたのはそのためだろうか。
- 『3』のED後、閻魔刀がどのような運命を辿ったのかは不明。『3SE』のバージルモードでネロ・アンジェロに変身でき、大剣と格闘の2つを切り替えられるが、大剣を選んだ時の武器アイコンが閻魔刀になっている。このことからネロ・アンジェロの大剣は閻魔刀が変質したもので、実は常に持っていたと解釈するファンもいる。
魔王ユリゼン時代(5)
『" The Alpha and The Omega / 始まりにして終焉 "』
『5』にて実は生きていたことが判明する。
ただ身体じゅうに亀裂が入り、真っすぐ歩くこともできない等、まさに満身創痍の状態であった。ほか作中ではもって数ヵ月の命だったとされる。
それでもどうにかして閻魔刀の所在を嗅ぎ付け、『5』本編の一ヶ月前にネロが拠点としているガレージへ辿り着く。油断していたネロを襲い、その『右腕』を力ずくで引きちぎって闇魔刀を奪取、そのまま次元を切り裂き去っていった。
向かった先はスパーダの旧邸宅、一家の肖像画の前であり、そこでバージルは闇魔刀を抜く。
ダンテに勝つという悲願のもと、真の力を得るためには半人半魔である自身の『人間』は不要と判断し、「人と魔を分かつ」闇魔刀をその身に突き刺し、自分自身を悪魔と人間に分断した。
(一家の肖像画に背を向けたのは、「人間」を捨てる際の「家族」との訣別の為なのかもしれない)
純粋な「悪魔」となった半身は旧邸宅を去って魔界へと向かい、わずか短期間のうちに圧倒的な力で魔界じゅうの悪魔を屈服させ、その頂点に立つ。それだけに飽き足らず、更なる力を得るべく、かつての魔帝も食したというクリフォトの実を求めて人間界侵攻を企てる(クリフォトの養分は人間の血であるため)
一方、残された「人間」の半身は、すぐに自分が取り返しの付かない過ちをしてしまったと気付き、片割れの暴走を防ぐため自分をV、「悪魔」をユリゼンと名付け、その討伐をダンテとネロに依頼する。
紆余曲折あってユリゼンは望みであったクリフォトの実を手に入れ、ダンテとの戦いに臨む。しかしその力を以てしてもダンテには敵わない。犠牲を払ってまで力を手にした自分が、何故何も失っていないダンテに劣るのかと不条理に嘆くが、当のダンテには失うまいと抗うからこそ強い、自分から捨てたお前に力なんかある訳ないと吐き捨てられてしまう。
戦いに決着が着き、ダンテはトドメの一撃をVに譲るが、力への渇望からVはユリゼンを殺すことなく、その身を取り込んで再融合、バージルとして復活する。
Vは人間として魔王を生み出したことを過ちとしつつも、「ダンテには負けたくない、」「力が欲しい」というユリゼンの想いには共鳴、力への執着心が再燃し、ユリゼンごとクリフォトの力を取り込むべく、寸前のところでダンテとネロを裏切ったのだった(ダンテは最初からVはそのつもりだったと推察している)
復活、そして親子喧嘩(5)
復活したバージルだったが、Vとして生きた中で心境の変化があったのか、あるいは望んでいた力が手に入ったためか、その目的が力の追求から「ダンテとの決着を付ける」ことに変わっていた。
勝負を続けるつもりのダンテに、バージルは自分も戦いは望むところだが先の戦いで負傷した今のダンテに勝っても意味はないとして、まずは出直して傷を癒せと告げる。困惑するネロを一瞥し、閻魔刀でクリフォトの頂上へと転移する。
そこで幼少時の悪魔襲撃と、その時の状況次第では立場が逆になっていたであろう自分達の関係を振り返りながらダンテを待つ。
数時間後、言われた通りやって来たダンテと最後の戦いを始める。剣をぶつけ合う中でダンテからネロが自身の息子であることを聞かされるが、あくまで関心のない素振りを見せる。決め手に欠ける状況の中、互いに全力の一撃で決着を付けようとするが、そこにネロが割って入り、決闘は中断される。
ネロはダンテを鉄拳制裁すると、二人がやっていることを「くだらない喧嘩」と言い、割って入った件についても文句があるなら来いと目の前のクソ親父を挑発する。
バージルはネロの意図が理解できず失笑してしまうが、「ネロに勝てば、ダンテにも勝ったと言える」との理由で先の挑発に乗り、ネロが勝ったら言うことを聞くという条件のもと(初めての)親子喧嘩を始める。だが想像以上の勢いで来るネロの前に焦りを見せ、ついには膝を付いて立てなくなるまでに追い込まれる。
バージルは敗北を受け入れ、約束通りクリフォトによる魔界化の拡大を食い止めるというネロの提案を受け入れる(放置すると「自分たちの戦いの邪魔になる」という相変わらずの理由だったが)
そしてクリフォトの根は魔界側からでなければ破壊できないとして、ダンテと共に魔界の入口を見下ろす。ネロが自分もついて行くと突っかかるが、それを物理的に制止。「次は負けんぞ」と言い、詫びの代わりか宝物である詩集をネロに託すと魔界へと突入していった。
その後(5、5SE)
エピローグではクリフォトの根の破壊後、なんと魔界で一カ月も(乱入して来る悪魔を蹴散らしながら)ダンテと戦い続けていたことが語られる。ほか『5SE』のバージル編EDでは、ダンテと昔話に華を咲かせ、長らく過ごせなかった兄弟の時間を満喫するシーンがある。
ちなみにこの時の二人は、互いに悪魔をドッジボールのようにぶつけ合ったり、競うように悪魔を狩り続けていて、その姿はまるで悪魔で遊ぶ子供のようであった。
なおダンテからもうすぐ孫ができるかもしれないと言われていた。
補足になるが、今作の関連商品「Visions Of V」では今まで語られることのなかったバージルの「人間」としての一面が深く描かれている。幼い頃から詩を好むような聡明な少年だったが、同時に負けず嫌いゆえダンテとは数えきれないほど衝突していた。
そんなある日、ムンドゥスの襲撃によりレッドグレイブ市中心部が壊滅、その標的であった双子の生家も炎に包まれた。ダンテはエヴァがクローゼットに匿ったため無事だったが、バージルは近所の公園(ゲーム本編mission7「共闘」に出てきた木馬のところ)に居たためたった一人で悪魔の襲撃を受けることとなってしまう。
エヴァはダンテをクローゼットに匿った後にバージルを探しに行き、その途中で悪魔に襲われたためバージルを守るにはいたらず帰らぬ人となる。このためバージルはエヴァが助けに向かっていた事実は伝わらず、後に生き残ったダンテを目の当たりにした際に「母はダンテだけを守り、自分を助けてくれなかった、愛してくれていなかった」と思い込んでしまう。
母の愛を信じられず、何も守れず、何者にも守られず、自分一人の力で生きていかなければならなかった彼は「力が無ければ何も守れない。自分自身さえも」と力に傾倒し、自分の正しさを証明するためにも、ダンテの価値観や人間としての心を否定するようになってしまったのである。
それが過ちだったと気付いたのは力すらも失ったVになってからであり、彼が取り戻した心や人間性は復活後のバージルにも受け継がれている。さらに上述の通りユリゼンが得た魔力もそのまま継ぎ、真魔人の力も使えるので、心も魔力もダンテと対等となったと言える。
そのためダンテとの関係もやや軟化しており、最終的には命を懸けた殺し合いではなく勝ちを競う兄弟喧嘩に落ち着いた。
ダンテ「おおーっとダンテ選手、一点リード!」
バージル「数え直せ! 同点だ」
こんな感じのノリでボコられる悪魔達の心境やいかに。
戦闘スタイル
基本的には固有モーション持つの敵キャラだが、『3』のミッション19共闘パート(要2Pコン)と『3SE』に始めとするアッパーバージョンではプレイヤーキャラとして操作が可能。テクニカルなダンテに比べ、パワータイプといったところ。どの作品でもエアハイク(2段ジャンプ)が使えないので回避能力が低い(ワープ技で代用可能)。力に物を言わせてやられる前にやる必要がある。
ダンテ同様魔具とスタイルアクションを駆使して戦う。カスタマイズ性は無いが、3種類の近距離武器を同時に扱える。デビルトリガーも最初から発動可能。
ボスとして登場する場合はダンテ同等以上の素早さがあり、硬直以外の状態で攻撃すると逆にガードされ、魔人化による体力回復ができ、難易度が上がると普段の納刀硬直もキャンセルされるなど、シリーズ通して隙の無い強敵として君臨する。
DMC5SE
『5SE』でもプレイヤーキャラとして使用できる(『5』はDLC)、シリーズ初のプレイヤー版専用テーマソングも用意されている。今作は衣装のベースカラーが青みのかかった黒に変化しているが、条件を満たすことで青いEXカラーを選択可能になる。
ボス版は閻魔刀装備+ボス専用ワープと突進技に対して、プレイヤー版はこれまでと同じく3種類の近距離武器を使用する。しかしフォースエッジは既に魔剣スパーダになった為か、こっちは魔力で形成されたミラージュエッジに変更された。
真魔人化は勿論あるが、通常デビルトリガーはDmCD版バージルを彷彿させるドッペルゲンガー分身、ベオウルフとミラージュエッジの真魔人専用技、閻魔刀で切腹してVを召喚する全体攻撃が追加されている。
バージルストーリーはいつもの通りの「プレイヤーキャラが改変されたストーリーモード」だが、ラスボスは別カラーのバージルではなくダンテになる。(バージル編ブラッディパレスのラスボスは同キャラ戦でプレイヤーが選択しなかったカラーのバージル)
魔具
- 閻魔刀〈ヤマト〉
スパーダの形見である愛刀。「闇を切り裂き食らいつくす」「人と魔を分かつ」といった様々な言われており、主に逃走や魔と関わる物を切り離す手段として使う。
特殊能力を持たないダンテのリベリオンとは正反対に、空間を切り裂く斬撃「次元斬」を繰り出すことができる。コンボ後の納刀モーションが弱点、しかしプレイヤー版は敵の近くで最後まで納刀動作を行うとDTゲージ回復かつスタイリッシュポイント貰える。
光の力を司る籠手と具足。閻魔刀で瞬殺したベオウルフの力を奪ったもの、3シリーズボス版二戦目前半のみ使用する。ダンテ同様パワー系武器なので隙が多い。
3SEでは足技がほとんどだったが4SEでパンチ技も追加された。5では強力な真魔人専用技まで使用できるため、高難易度とブラッディパレスは勝利の鍵にもなれる。
- フォースエッジ(ミラージュエッジ)
魔剣スパーダの力が封じられた状態。真の力は解放されていないため魔人化には閻魔刀を用いる。3のボス版は最終形態限定であるため非常に凶悪、当時は敵専用範囲技だった絶刀も使用できる、プレイヤー版はスピード系武器として調整された。
3SEでの基本コンボは閻魔刀との二刀流だったが、4SEではフォースエッジのみの基本コンボが追加されている。
5は前述通りミラージュエッジが代替の武器として登場。
幻影剣
バージルが魔力で作り出した浅葱色(1,3)、群青色(4SE)の剣。形はフォースエッジを模している。
銃撃ではないため"ボタンを押せばいつでも射出できる"という利点があり、コンボの最中に射出し続けてダメージを増加させることができる。
複数の幻影剣を使用するフォーメーションがいくつかある(発動にはDTゲージを消費する)。
- 円陣幻影剣
自分の周囲を取り囲むように幻影剣を配置・周回させ身を守る。近付く敵に継続的にダメージを与えるが、一本ずつに耐久力が設定されているため何度か接触すると消滅する。
停止させて周囲に一気に射出することもできる。
- 急襲幻影剣
自分の左右に幻影剣を複数本待機させ、ロックオンした敵に一斉に射出する。
- 烈風幻影剣
敵を取り囲むように幻影剣を配置し、ロックオンした敵に一斉に突き刺す。打ち上げ力が非常に高く、たいていの雑魚は宙に浮く。
- 五月雨幻影剣
前方に幻影剣を雨のように降らせ、ヒットした相手の行動を数秒間、もしくは次の攻撃が当たるまで封じる。恐ろしいことにボスですらヒット後の停止からは逃れられないので、その隙に高威力の技を叩き込んで体力を大幅に削ることができる。
スタイル
- ダークスレイヤー
力を求め闇に堕ちたバージルの生き様を表したスタイル。
トリックアクション(瞬間移動)によって機動力の低さをある程度カバーできる。3SEではスタイルの成長に合わせて技が強化できるようになっていく。
コンセントレイション
『4SE』で新たに追加されたシステム。バージルの集中の段階をレベルで表しており、それによって技の威力やリーチなどが変わる。レベルは1~3まであり戦闘中のアクションによって増減する。現在のレベルは体力ゲージ上の紫色のゲージとバージルが纏うオーラで確認できる。
最高のレベル3では他の4キャラを凌駕する攻撃力を発揮できるようになり、特に閻魔刀の魔人化時にのみ使える「次元斬・絶」という技は威力・範囲共に超強力。
関係人物
ネロ・アンジェロ
『DMC1』に登場するキャラ。正体は死に別れたはずのダンテの兄であったバージルの改造されてしまった姿。詳細はネロ・アンジェロの記事へ
ギルバ(『DMC1』小説版)
『DMC1』小説版に登場するキャラ。
ダンテのものとよく似たアミュレットを持つ。
登場名は「ギルバ」だが所持武器である刀の柄には「GILVER」とあり、並べ替えると「VERGIL」となる。小説発表時はバージルが正体であるとされていたが、DMC5発表に伴う設定整理によってその正体は魔帝がスパーダの血統を相手にするために作り出した悪魔「黒騎士」シリーズの試作体であるとなった。上記の小道具や作中の立ち振舞は、正体がバージルであるとダンテに思わせるための小細工と思われる。「黒騎士」はダンテだけでなくバージル相手にも差し向けられており、その尽くが返り討ちにされている。その結果を受けてより強い「黒騎士」を求めた事が後のネロ・アンジェロへと繋がっていく。本人ではないため銃火器(熊撃ち用の改造ショットガン)を使用し、悪魔を使役している。
なお、作中ではエボニー&アイボリーの生みの親であった人物を殺害しており、ダンテの同業者らやたまり場の主人を悪魔化させている。
DmCDバージル
DmCデビルメイクライに登場する同姓同名のキャラ。本家『デビルメイクライ』のバージルとは別世界の別人物。
ジ・オーダーという組織のリーダーを務め、冷静な考えで組織を動かしている。
登場当初は弟であるダンテに好意的かつ弟思いな一面を見せるが、終盤には結局兄弟仲は決裂しダンテに敗北。バージルダウンフォールはそのラスト戦、決裂した後の話になる。
関連イラスト
関連タグ
デビルメイクライシリーズ DmCデビルメイクライ バージルダウンフォール
武器・技
関連人物
スパーダ エヴァ ダンテ ネロ・アンジェロ ネロ アーカム V ユリゼン
創作関連
MARVELvsCAPCOM3 プロジェクトクロスゾーン2(ダンテとの兄弟ペアユニットとして登場。)
金子一馬(関連イラスト右側の魔人化のデザインを担当)
バアル スパーダの弟子。双子の悪魔兄弟の兄繋がり。
殺生丸 銀髪、当初は冷酷な性格、父親が偉大な妖怪(悪魔)、父親の形見の剣を使う、仲の悪い弟がいる、覚醒すると腕が生えてくる。
など、何かと共通点がある。