概要
『デビルメイクライ』シリーズで登場したガンスミス(銃職人)。
見た目が30代後半であるが、実年齢は40代半ばの中年女性である。
ダンテの愛銃『エボニー&アイボリー』の生みの親であり、ゲーム本編では既に故人であるが、DMC3の前日譚にあたる小説版『1』にて生前の彼女が登場している。
かつては“45口径の芸術家”と謳われたほどの、銃の世界ではその名を知らぬ者はいないとさえ言われたガンスミスであったが、後述の理由でその腕を封印し、雑居ビルの裏側に構えた小さな店でもっぱら闇社会に生きる者達が持ち込む銃の修理と調整を手掛けていた。
なお、店の看板は「.45 ART WARKS」と誤字をしているが、愛着からあえて間違ったまま使用している。
作中では当時トニー・レッドグレイブと名乗っていた便利屋のダンテが常連客となっており、銃の耐久力を超えた連射スタイルで銃を壊しては何度も店に訪れる彼の無茶ぶりに呆れていた。
しかし、一方では不器用ながらもダンテを息子のように可愛がっていた。
その後、ダンテの無茶な連射にも耐えられるようコルト・ガバメントを極度に大型化・強化カスタムした2丁拳銃であるエボニー&アイボリーを製作したが、ちょうどダンテを追っていた魔帝ムンドゥスからの刺客である試作型黒騎士ギルバによって致命傷を負う。異変を察して駆けつけたダンテに瀕死の状態であることを気づかせないままエボニー&アイボリーの部品を託し、彼が2丁の銃を組み上げたのを見届けると、その腕の中で静かに息を引き取った。
のちの『デビルメイクライ5』で彼女の義理の孫娘にあたるニコが登場しており、バージルの息子ネロの相棒となっている。
小説版『5』では息子のロック・ゴールドスタインと彼の異母妹(ニコの母親)が登場している。
経歴
若い頃からガンスミスをやっており、資産家のロイ・マーティンと結婚して息子ロックをもうけた。
ある日、幼かったロックが好奇心で作業場に忍び込んで誤って銃を暴発させて負傷してしまい、夫からは責任を追及されて一気に夫婦仲が悪くなった末に離婚。なお、元々ニールを慕っていたロックは離婚が決まった後に自分を責めていた。
親権を夫に取られ、ロックとは離れ離れになって表舞台から引退。以後、最期まで息子と再会する事なく生涯を過ごした。
関連タグ
デビルメイクライ ダンテ(デビルメイクライ) バージル(デビルメイクライ) ニコ(デビルメイクライ) ロック・ゴールドスタイン